兼六園に行ってみた。
金沢城を石川門から出て、すぐ横に隣接している「兼六園」へ。
掘割みたいになっている百万石通りを渡るだけで、観光スポット同士が隣接しているのは、やっぱり便利です。
1676年にその形が出来たと言う庭園で、江戸時代を通して、拡張や整備が繰り返され、今の様な形になったのだとか。
既に金沢城側で入場券を買っていたので、半券をもぎって貰って、早速、園内に入ると、とりあえず、大勢の観光客の姿が目に入って来ます。
でも、すし詰めと言うほどのレベルでもなく、程良く人がいると言う感じ。
もうちょっと時期がずれていたら、紅葉シーズンだったと思うので、より人が多かったのかも知れないけれど。
金沢城にいた観光客は、どちらかと言うと、外国人の方が多かった感じがしたけれど、こちらはツアー出来ている日本人観光客も大勢いる感じ。
ただ団体ツアー向けのガイドさんが、小さな携帯用の拡声器を使って、音をバラまきながら案内をしているのは、個人的には幻滅する感じ。
本来ならば、イヤホンタイプのモノを用意するべきなのでは…?
ちょっとそう思ってしまいました。
まぁ、さすがにそれだとお金も掛かるので、なかなかスグには対応出来ないのかも知れないけれど、せめて地声でやって欲しいなぁ…と思うのだけれども、ツアー客の人数も大勢になると、地声だと厳しいと言う判断で、拡声器なのだろう。
でも…
正直、雰囲気を壊しかねない様に思う。
心斎橋とかの街中じゃないんだよ、ココ。
2~3組とパラパラとこうしたツアー客がいただけだったから、とりあえずはOKでしたが、もし、同じ様に拡声器を持ったツアー客が、わんさかといたら、「うるさいなぁ…」とボヤいちゃいそうだし、ホントに幻滅しちゃいそうだな…と。
兼六園と言えば、この松の木
さて、「兼六園」と言えば、とりあえず有名なのは、雪吊りをされた松の木。
11月1日に毎年、雪吊りの作業を行うみたいで、冬の訪れを告げる風物詩なんだと思う。
雪吊りと言うのは、他でも行われている話なのですが、どうして「兼六園」のモノが有名なのだろう…と言う感じには思いますけれど。
思ったよりも枝ぶりが見事な松の木。
雪景色の中に潜む松の木も、きっと見事なんだろうなぁ…と、つい思いを馳せてみます。
が、やっぱりそれが“キレイ”だな…と思うのは、人が少ないからなのでしょうね。
「兼六園」は、実は早朝も、解放されていたりするので(しかも無料)、もし人の少ない園内を見るならば、この早朝開放を狙うべきでしょうね。
日本庭園の「美」は、語れない
さて、園内は思いの他広く、「根上松」であったり曲水に掛かる橋であったり、しっかり手入れもなされていました。
広い庭園内だけに、これだけしっかりと手入れを続けると言うのは、かなり大変だろうなぁ…と、ボクの様な素人でも、つい思うレベル。
とは言っても、別に庭園の素晴らしさや様式美を語れる訳じゃないんですけれどもね。
“あぁ、何となく風流だな…”
そう思うぐらいで。
いや、そもそも何を以て“風流”なのかと聞かれても、さっぱりです。
もう“何となく”と言うレベルでしかない。
外国人観光客が多くいる中で、日本人として、それでいいのだろうか。
ふと、そう思うし、外国人観光客は、こうした庭園を眺めて、どう思うのだろう。
もっとこじんまりとした庭園とかならば、まだ何かしら思うコトがあるかも知れないけれど、松の木とかを見て、何を思うのでしょうね。
コトバに表せないモノ、“風流”。
確かにそうなんだけれども、ボクの場合、そう言って逃げているだけだったりします。
だって日本語でも言い表しにくいのに、英語などの外国語でそれを伝えるなんて、ホント、難しい。
“風流”。
一体、何なんでしょうね、この感覚。
そんな気持ちになりながら、「兼六園」を後に。
個人的には、しっかりと楽しめたから、良しと思ってはいますけれど。
それにしても…
入場料、安いな。
日本の観光地って、コストパフォーマンス、良すぎだろう。
この価格で、これだけの手入れが出来るのだから、驚きです。
開園日:年中無休(時雨亭を除く)
開園時間:
3月1日~10月15日 07:00~18:00
10月16日~2月末日 08:00~17:00
*いずれも退園時間
入園料:
大人(18歳以上):320円
子供(6~18歳未満):100円
*各種クレジットカード・電子マネー利用可能
早朝開園:
3月1日~3月31日 05:00~06:45
4月1日~8月31日 04:00~06:45
9月1日~10月15日 05:00~06:45
10月16日~10月31日 05:00~07:45
11月1日~2月末日 06:00~07:45
上記時間は、入園無料。
入場口は蓮池門口・随身坂口の2ヶ所のみ
有料開園時間の15分前までに退園が必要
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