金沢滞在2日目。
と言うか、実質的に観光出来る日は、この日のみなんですけれどもね(しかも夕方以降は予定があるので、観光に費やせるのは、反日のみと言うスケジュール)。
どこに行こうかな…と迷ったけれども、ベタに行こうかな…と。
金沢城、そして兼六園コース。
どちらも宿からも近いし、夕方以降の予定にも遠くないし。
と言うコトで、まずは金沢城へ。
加賀百万石総本山・金沢城公園へ
加賀百万石の総本山である金沢城。
でも、あまり観光スポットとしてのお城としては、そこまで話題がある訳じゃない様にも思う。
それもそのハズで、本丸がナイんですよね、ココ。
つまりは天守閣がナイ。
復元の物でも天守がナイ。
それで行く必要、あるんだろうか…と思いつつ、城内エリアへ。
まず手前にある新丸エリア。
特に何もなく、広場が広がっているだけ。
広い芝生。
ついゴロンとしたくなるけれども。
河北門から三の丸エリアに。
道はそこまで広くはないけれど、門は広い。
ってか、久しぶりにお城なんかに来たけれど、お城の門って、こんなに横に広かったっけ?と(扉の部分は、さすがにそこまで広くはないけれど)。
さらに進んで二の丸エリアへと入って来ました。
新丸はそこまで人がいなくて、まばらな感じでしたが、さすがに二の丸まで来ると、観光客がチラホラと見えて来ました。
話し声からすると、日本人よりも外国人観光客の方が多い感じ(タイミング次第でしょうが)。
地方においても、金沢クラスにもなると、訪日外国人観光客と言うのは、盛り上がっていそうですね。
復元された金沢城の長屋と櫓
さて、ここは「五十間長屋」「橋爪門続櫓」「菱櫓」が復元されています。
有料です。
320円(6~18歳未満までは100円)。
兼六園とのセット券ならば、500円。
各種交通系ICカードでも購入可能。
バスはICaのみで他の交通系ICカードが使えないのに、ココは全国の主だった交通系ICカードが利用可能と言うのが、面白い所ですが、キャッシュレスに対応しているのは、有り難い所。
ちょっとだけ迷いましたが、入場料もそう高くなかったので、中に入ってみるコトに。
かなり真新しい感じで、明るいデス。
1881年(明治14年)に焼失しているのを、2001年(平成13年)に復元したモノ。
15年以上過ぎている訳ですが、その割にはキレイです。
中は、復元過程の工程などが拝見出来る他、櫓に登れるようになっていました。
かなり急な階段。
しかも廊下や階段がつるつるなので、滑りやすい。
絶対、今までに誰か、転げ落ちたコトがあるのでは?と思うレベルな訳ですが、別に櫓の上に登っても、見晴らしが良い訳じゃない。
まぁ、展望台じゃなくて、“櫓”ですからね。
見晴らしが良かったら、それだけで外から簡単に狙われてしまいますし。
で、やっぱり思うコト。
中に入る意味、あったかな…
いや、別に不満がある訳じゃなくて、何となくではある。
復元されたモノ。
それが悪い訳でもないと思う。
首里城だって、大阪城だって、所詮は、復元モノな訳だし。
ただ…
あくまでもメインじゃないんだよね、お城の。
天守・本丸を早々に失った金沢城。
でも、なぜ「櫓」を復元したんだろう…
なぜ、「二の丸御殿」とかの復元じゃなかったのだろう…
金銭的な話なのだろうか。
それとも、再建に対しての機運が盛り上がっていないと言うコトなのか…
復元が悪い訳でも、本丸がないのも、別に観光する本筋には関係のない話なんですけれどもね。
過去と現代の融合
そんなコトを思いつつ、鶴の丸の方に降りて来たら、ガラス張りのキレイな休憩所が。
中からお城の建物が一望出来るスポット。
明るくて、なかなかいい感じのスポットでした。
お昼とかも頂けるみたいだし、休憩所としてベンチで休むのもアリだし。
今風のガラス張りの建物。
でも、どこか風景に溶け込むようなデザイン。
なかなか秀逸だな…と。
そう言えば、金沢は「金沢21世紀美術館」に代表される様に、古都としての顔の他にも、現代建築もなかなかチカラが入っている都市の1つなので、そうした影響もあるのかな…と思ったり。
“古き良き”だけじゃなく、今とも融合している。
金沢城は、そんな場所の様にも思える場所でした。
開園日:年中無休
開園時間:
3月1日~10月15日 07:00~18:00
10月16日~2月末日 08:00~17:00
*いずれも退園時間
入園料:無料(以下を除く)
菱櫓・五十間長屋・橋爪橋続櫓・橋爪門
09:00~16:30(最終入館16:30)
大人(18歳以上)320円
子供(6~18歳未満)100円
*クレジットカード・各種ICカード対応
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