世界の観光都市トップ100が発表。東京は13位に
ユーロモニターインターナショナルが、ロンドンでこのほど開催されていた旅行業界世界最大級のイベントである「ワールド・トラベル・マーケット・ロンドン(WTM)」で“2017年版世界の観光都市トップ100”を発表しました。
結果的に見ると、1位は8年連続で香港になり、相対的に中国人旅行客の増加も相まって、アジアの都市がランクインしています。
ひとまずトップ10から順にみてみるコトにします。
順位 | 都市名 | 2016年観光客数 | 2017年観光客数 (見込み) |
---|---|---|---|
1位 | 香港 | 26,552.7 | 25,695.8 |
2位 | バンコク | 21,251.7 | 23,270.6 |
3位 | ロンドン | 19,190.3 | 19,842.8 |
4位 | シンガポール | 16,604.0 | 17,618.9 |
5位 | マカオ | 15,391.9 | 16,299.1 |
6位 | ドバイ | 14,900.0 | 16,565.4 |
7位 | パリ | 14,392.0 | 14,263.0 |
8位 | ニューヨーク | 12,650.0 | 13,100.0 |
9位 | 深圳 | 12,571.0 | 12,962.0 |
10位 | クアラルンプール | 12,290.4 | 12,843.5 |
となっていて、以下、プーケット・ローマ・東京・台北・イスタンブール・ソウル・広州・プラハ・メッカ・マイアミの順に20位まで続いています。
ってか、深圳が8位に入って来るのがビックリしましたが、国内旅行者を対象とした数値じゃないハズなんですが…ね。香港人が国内に分類されるのか、されないのか…が正確な所は不明ですが…
まぁ、何にせよ、香港が8年連続でトップに輝いていると言うのは、スゴイ快挙なのは間違いありませんね。
あの狭い香港でトップをずっとキープ出来るんだから、そりゃ、安宿なんて狭くもなるし、値段も高くなるって話ですよ。
さて、トップ10以外を見てみると、日本人にも都市の名前が知られていそうな所で言えば(100位以内は大体、知られているとは思いますが)、バルセロナは23位、上海は25位、ラスベガスが26位で、ハワイのホノルルは76位まで順位を下げないと出て来ていませんでした。
やっぱりハワイ信仰が強いのは、日本人だけなのかな…と。
まぁ、ヨーロッパからわざわざホノルルに行く人も、そんなに多くはなさそうですし、まだまだアジア人の旅行者も増えて行く前段階と言う所なのでしょうかね。
東京の他の日本の都市で見てみると、大阪が33位、京都が72位、千葉が91位。
千葉が91位に入って来るのは、成田空港とディズニーランド・幕張メッセが大きいのかな…とは。逆に、他に何処か外国の方が多くで行く様な場所があるんだろうか…とは思いますが、京都と大阪の順位がかなり離れているのも、新鮮に見えますね。
延べ人数で旅行者が最も増えると見込まれているのが、インドのデリーで、2016年に比べると280万人も増加する見込みだとか。ランキングの方も9つランクを上げて、21位に入って来ていますが、インドと言えば、個人的には、“ツアーよりもバックパッカー”のイメージが強い国なんですが、22位に続くムンバイを含めて、そろそろインドが旅行者を集めて来ていると言う証拠なんですかね(他にもインドは35位にアグラ・45位にチェンナイ・48位にジャイプール・89位にコルカタがランクインしていました)。
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やはり全体的に旅行者数は伸びているので、混み合う前に行っておけって感じに見えてしまう自分がいます。
マチュピチュもアンコールワットも、ボクが訪れた時は、ホントにのんびり~と言う感じだったのに、今や観光客が増加の一途ですからね。
旅が、出来る時に、旅に出る。
旅に、出たい時に、旅に出る。
やっぱり、それに尽きますね、ホント。
それにしても、こう言う統計って、出入国で見るのであれば簡単なんだろうが、どうやって統計を取っているんだろう。
宿泊で見ると日帰り観光客が数字には上がってこなくなるし、そもそもゲストハウスなどから正確な数値が取れるとも思わないし(ゲストハウスぐらいだと統計から漏れても大した差にはならないのかも知れないけれど)。
特に、ヨーロッパはシェンゲン協定内になってくると、ホントに統計が取りにくいと思うんだけれどなぁ…
ところでこのトップ100。
どれだけの場所に行ったコトがあるか見てみました。
その結果…
100位の中で26ヶ所しか入ってませんでした。
半分ぐらいは入っているかなぁ…なんて思っていたのですがね。
全然、甘かったです。
しかも26ヶ所の中には、日本の東京・大阪・京都・千葉を含んでいる訳で、実質は22ヶ所…
全然、訪れてねぇ…
これだけ旅しているのに、一体、何処を旅してるんだって言いたくなる数字です。
いや、世間の一般的なモノから、どれだけ道を外れているのかって話なのかも知れないけれど(笑)。
【LINK】
・ユーロモニターインターナショナル (今回の統計はフリーでダウンロード可能です)
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