キャセイ、赤字が倍増!【2017年上半期決算】

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赤字が止まらず、倍増に!

香港のキャセイパシフィック航空グループの2017年1~6月期決算が発表されましたが、それによると、純利益が20億5,100万香港ドル(約291億2,420万円)の大きな赤字での計上になりました。
前年同期は、3億5,300万香港ドルの黒字で、2016年の下期に9億2,800万香港ドルの赤字に転落していたのですが、収益の急速な悪化が進んでいて、上半期の決算では止血出来なかった様子が伺えます。

売上高的には伸びており、458億5,800万香港ドルで前年同期比で見ても、0.4%増になっている状況ではあるが、貨物事業が牽引する結果になり、旅客事業は前年同期比3.9%減の321億500万香港ドル。
ロードファクター(座席利用率)は0.2%上昇の84.7%。
但し、提供座席数を1.1%増やしているコトもあって、旅客利用距離当たりの収入は、5.2%減と大きく減らし、51.5香港セントと言う結果に。

キャセイ側は、競争激化の他に、ヘッジによる影響を含めた燃油費の上昇、香港ドル高による外貨建て収入への影響、機材整備費の増加をマイナス要因として挙げているが、前の下期は燃油市況が下落する中で、ヘッジによる損失が出ていたので、未だにその影響が大きいのかな…と言う感じがしなくもないです。

WikimediaImages / Pixabay

特に、キャセイは純粋な国内線を持っておらず、強固な地盤がナイのに加え、比較的、大きな機材が多いので、燃油が経営に与える影響が他の航空会社よりも大きいと言うのもありそうですね。

実際、ヘッジによる影響を除いても、燃油費は前年同期よりも3割以上増えており、この上期における営業コスト全体の30%を超えて来ているので、ホントにココさえ改善出来れば…と言う感じなのかも。

ただ、キャセイとしては経営改善を進めており、5月には香港本社の再編を発表し、過去例を見ない規模の人員削減に取り組み始めている。

また、路線網で見ても、キャセイが運航していた香港~クアラルンプール線を子会社のキャセイドラゴンへと週4往復分を移管。
日本路線も、羽田線はキャセイドラゴンを撤退させ、キャセイ本体のみに絞り込むほか、福岡線でも台北経由便を運休させ、キャセイドラゴン運航便に絞り込むなど、グループでの最適化が進められている。

こうした再編がいつ実を結ぶのかは分からないが、キャセイと言えば、中国国際航空と株式を持ち合っており、統合のうわさが出ては消えて行くのだが、今回も、そう言ったアナウンスは現在の所、起きていない。

マルコポーロクラブの改変も一因なのでは?

それにしても…だ。

赤字額がいきなり増え過ぎじゃない?と、つい思ってしまいます。

やっぱり航空産業って、装置産業であるのに加え、現地の治安情勢や燃油などに大きく左右される産業だな…とつくづく思う訳ですが、キャセイの場合、上位の顧客であるマルコポーロクラブの会員に向けたサービスを改変した影響もあったのでは…?と、思ったりも。

この4月から改変になっているのですが、長距離路線でのファースト・ビジネスクラスの利用者の優遇が進んだ半面、エコノミークラス利用者に対しては、かなり思い切った大ナタを振るった感じの改変で、香港~ニューヨークに3往復した所で、マルコポーロクラブのシルバー会員にはなれなくなり、あくまでも目的を富裕層に絞った結果、ライトなキャセイファンが逃げざるを得なくなった感は否めないです。

少し高くても、“やっぱりキャセイ”を利用する。

そうした層が減っている可能性は否めなくて、そうした層が減ったが故に、旅客利用距離当たりの収入が落ちたのでは…なんて、素人目線だと思ってしまいますが、どうなんでしょうね。

それにしても、昨日のエア・ベルリンの破産申請に続き、ワンワールド加盟航空会社の経営の話題になりましたが、こうしたの一喜一憂するべきではナイと思いますが、マレーシア航空などもピリッとしない状況が続いているので、“ワンワールド系、大丈夫!?”とつぶやきたくもなるなぁ…

sharonang / Pixabay

そして、香港も好きだし、そもそもキャセイはかなり好きな航空会社(と言っても、もうかなりの期間、御無沙汰している航空会社でもありますが)なだけに、もう少し元気になって貰いたいモノだな…と言うのが正直な所ではありますけれどもね。

ってか、座席利用率が80%を超えて来ているのにも関わらず、大きな赤字ってのは、やっぱり経営陣に問題があったのでは…と言わざるを得ない感じなんだけれどもなぁ…






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