切符がなかなか取れない
アスタナからアルマティまでは列車で移動。
この列車が7~8月のハイシーズンだからなのか、なかなか切符が取れず。
この区間、人気があるみたいだけれど、そりゃ、日本で言えば、東京と大阪を結んでいる様なモノだから、人気があるのは分らなくもない。
7月31日に電話で確認。
8月1日に事務所に行って確認したが、共に4日分のチケットしかなく、それも結構、埋まりがちとのコトだったので、仕方なく待つ羽目に。
まぁ、バスで移動しても良かったんだけれどもね。
何か、“カザフスタンでの列車旅”ってのに惹かれただけで。
因みに、列車のチケット自体はわざわざ駅に行かなくてもアスタナの新市街の代理店でも購入が可能です。
それも案外便利。ただ代理店の人は全く英語が通じなかったけれど(でも、画面を見せて貰ったり、身振り手振りで全然会話は成り立っていた感じです)。
選んだ列車は11時45分発と言うモノ。
他にも何本か走っているみたいだけれども、これが一番、昼下がりでちょうどよく、6,000テンゲ強と言う値段も手頃だった(もっと高いチケットもあって、ちょうど倍ぐらいする)。
カザフスタンの列車旅、スタート
安いチケットだから、古い車両なのかなぁ…なんて駅に行って車両を探したのですが、キレイな車両。
各車両ごとに車掌がいて、切符を見せて乗り込む感じ。
2段ベッドの上段だったけれども、新しい車両なのか、中もキレイな4人コンパートメントスタイル。
どうせ遅れるだろう~なんて思っていたけれども、普通に定時出発。
走り始めても、乗り心地良好なのは、揺れが全然ないと言うコト。
2段ベッドの上段で寝転びながら本を読んでいても、全然、苦にならない様な状態(下の写真はまさにその状態で撮った1枚だったりします(足が写ってしまっていて申し訳ない)。
因みに、コンパートメントには枕・シーツ・毛布(すべて無料)が備え付けで置いてあるし、扉が全身を映す鏡になっていたり、廊下には充電プラグがあったり、各車両にトイレとお湯が落とせる機器があったり…と、新しい車両だからなのか、案外、至れり尽くせりな感じ。
途中、2時間に1回位は駅に停車するような列車だったけれども、1回の停車で大体、10分弱、駅に止まっているので、その間に、買い物や喫煙が出来るのも有り難い所。
快適すぎる位に快適。
しかも、同じコンパートメントの人が家族連れだったのですが、そんなに絡んでも来なくて、ちょうど良い絡み方だったりするのも、またイイ感じ。
ご飯の時とかはしっかりと絡んでくれて、誘ってくれて。
でも、こちらが本を読んだりしている時は、ちゃんとスルーしてくれるので、居心地倍増。
まぁ、これは運にもよるし、好き嫌いもあるだろうけれど。
快適列車でアルマティ到着
そんな感じで列車はひた走り、知らぬ間に夜になり、そして朝になり、気が付いたら、アルマティと言う状態。
そもそもアルマティに7時前に到着する列車だったのですが、遅れて8時位に着ければイイかなぁ~なんて思っていた。
そこからちょっと朝飯かカフェして、昼前位にチェックイン~みたいな。
が、ちゃんと6時台にアルマティの第Ⅱ駅(アルマティは、アルマティⅠとアルマティⅡ駅がありますが、Ⅱの方が市街中心部に近い駅になります)に到着。
この定時感覚にそもそも驚き。
てっきり遅れる想定だったから、尚更です。
なかなかやるな~と感心してしまう。
そもそも鉄道がしっかりと運行されている国はそう多くないのに、それがほぼ定時で運行されているだなんて、ね。
やっぱりカザフスタンって、何気にしっかりとしているんだなぁ…と言う印象に拍車を掛けた鉄道旅に。
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