当日券でインドの夜行列車に乗ってみた(2)

ひたすらホームが決まるまで、待つ

とりあえず、切符は購入出来たので、とりあえず時間が来るまで待ちます。

別にベンチとかが多く用意されている訳じゃないけれども、現地の人はホームなどの空いているスペースに横になっているので、こちらも気が楽です。

インドの鉄道の面倒な所は、発着番線(つまり出発するホーム)が、ギリギリまで分からない所。

いや、一応、アナウンスは流れています。
が、コルカタぐらいの大きな駅になると、いろんな列車のアナウンスが流れているので、慣れないと聞き取りにくいです。

なので、電光掲示板が頼り。
ガン見しましたが、大体、30~1時間前までの出発便のホームが掲示されるようになっています(あくまでも予定ですけれど)。
ずーっと注目してみていたら、20時頃になって、20番線と言う表記が出ました(因みに、インドの鉄道の時刻表や列車の編成が調べられるこちらのサイトだと、18番線からの出発予定になっていました)。

スグにダッシュ!

とりあえず、編成の予定がこちら。

これだと自由席が先頭になるのか、後方になるのかが分からない。
なので、とりあえず先頭にちょっと近い当たりで、列車を待ってみます。

席取り合戦、スタート!

20:55の列車ですが、20:15ぐらいに列車が入って来ました。

すると何人か近くにいた人たちが一斉に走り始めました。
家族連れなんかも、先頭から後方へと移動し始めます。

まだ列車が止まってもいないのに、扉にしがみつく人も。

これは…
自由席が後方っぽいな。

勝手に判断して、後方ブロックへ。

この辺りは、勘です。
誰かに聞いていたら、とりあえず、出遅れちゃいますから。

いや、みんな、結構、必死です。
それ以上に、ボクも必死ですけれど。

列車が完全に止まって、既に席取りが行われている車両に、雪崩れ込みます。

片側に1人掛けの向かい合わせのシート。
逆側に数人掛けのシートが向かい合わせになっています。

1人掛けの方は、もう既に陣取られてしまって埋まっちゃったっぽかったので、数人掛けのシートでまだ空いていたブロックを確保!

とりあえず、窓側キープ!

そして、「プリ―?」「ジェネラル?」「アンリザベーション?」と、複数の人にどんどん聞いて行きます。

ホントならば、行き先ぐらいは、列車の外に掲げてある行き先表示板で確認すればいいのですが、何故か、この列車の行き先表示板、全部、英語表記じゃなかったので。

でも、これポイントです。

インドではとりあえず、複数の人にどんどん聞いていきましょう。
1人だけに聞いて満足すると、結構、テキトーぶっこかれるコトがあるので。

でも、ひとまず“プリ―”行きの“自由席”で、間違いがなさそうです。

おっ!

何とか席、確保出来た!

当日券でも、何とかなるモンやね。

列車が入って来る前までは不安いっぱいだったのに、席が確保出来ると、一気に楽観(笑)。

盗難防止は、くれぐれも精一杯の努力を!

ただこのジェネラル。
怖いのは、何と言っても盗難です。

とりあえず、バックパックは予め、鍵を掛けておくのは当然ですし、貴重品はホントに身体から離さずに。
バックパック自体は、荷棚の窓側に上げて、列車とチェーンで結び付けておきました。
自分の真上じゃなくて、向かい側の荷棚にしておくと、とりあえず目が届きます。

財布やケータイは窓側の方の誰もいない側のズボンのポケットに移して、スマホは一切、出さない…と、出来る限りの対策はしてみます。

出来れば、一緒のボックスの人たちが、小さな子供がいる家族連れとかだったら、ちょっと良かったのですが(勝手なイメージでしかありませんけれど)、とりあえず、一緒になったのは、何かの団体さん。

まぁ、個人客が大勢よりは、マシかな…と。

まさか席が確保出来るなんて思ってもいなかった。
いや、ワンチャンあるかな?とは思っていましたけれども、窓側席が確保出来るなんて、絶対に無理だとしか思っていなかったので、ちょっと拍子抜けしましたが、無事、定刻通りにコルカタを出発。

窓側を選んだのは、少しでも盗難予防ですが、隙間風が容赦なく入って来ます。

うん。

寒い。

精一杯、服を重ね着しておきます。

荷棚にも人が乗っていて、横になっている人がいますが、ボクのバックパックは動かさずにおいてくれました(端っこに最初に荷物を置いておいて良かった…)。

が、バックパックが枕代わりにされている様な(一応、布を敷いてくれているので、良しとしましたけれど)。

町から町へ。

夜行列車がプリ―に向けて、順調に走ります。

そして、プリ―には定刻から30分ぐらいの遅れだけで到着出来ました。

いや…
寒かった。

でも、無事、荷物の盗難もなく、プリ―です。

正直…

疲れた。
移動しただけなんだけれどもね、鉄道で。

とりあえず、勝因は…

自由席の多い列車を選ぶ!

これに尽きるかと思いますね。
普通、6両も自由席がある列車なんて、ナイとは思いますが(大体、1両とか2両ぐらいしかないので)。

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