エッサウィラを食べる (2)

ラマダン入りしたモロッコ。
さすがにしんどいなぁ…なんて思ってしまうのは、宗教的なバックグラウンドがなかったり信仰心がないからなんでしょうね。
気軽にカフェとか行けないのが面倒だし、迂闊に昼間、外に出れない…

はて…

何をしてるんだろう、俺。
昼間に外に出れないのに。

魚祭りだ、エッサウィラ

漁村の町・エッサウィラ。

この町の特徴は、漁港の方に屋台が出て、そこでご飯も食べられると言うコトだったりします。

今、海から取れたばかりの魚。
それをそのまま焼いてくれたり、生で食べられるモノはそのまま食べたり…

お昼がてら、旧市街を抜けて漁港へ。

別に到着したばかりの船はなかったのですが、それでも活気溢れる漁港。

人が絶えず行き交っている。

どんな魚が売っているんだろう。
どんな魚が取れるんだろう。

タコが取れるのは知っているのですが…と思いつつ、ぶらぶらと歩いてみましたが…

そもそも日本でも魚を見て、“あ、これ○○だ~”なんて、ほぼ分らないタイプなので、全然、何が売っているのか、分らずじまい。

さすがにウニは分りましたが、ちょっと小振りのウニが1個5DH。

100円しない感じ。

値切ったらもうちょっと安くなると思うのですが、そもそものウニの魔力に負けてしまい、すっかり値切りそびれました。

半分に割ったウニにレモンを入れて食べるだけ。

醤油、持ってくれば良かった…

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ホントにレモンだけのシンプルな小振りのウニ。
でも、ホクホクのご飯に乗せたくなる。

まぁ…
この発想自体が日本人らしいのですが、漁港とか魚とかを見ると、普段、日本で別に魚を好んで食べている訳でもないのに、ムショーにココロが踊るのは、日本人だからなのでしょうかね。

さらに魚も丸々がっつりと手で貪ります。
適度に塩味を効かせて、特段、お腹が空いていなくても、何だかすんなり。

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ミントティーとモロカンサラダ付きで50DH(ちょっとボラれたかも。多分、30くらいで食べられるかもなぁ)。
でも、これもまた、醤油、持ってくれば良かった…と、つい。

それにしても、他のモロッコ人を見ていると、かなり豪快に食べている。
1匹だけで調理して貰っているのが、そもそも自分だけ。

でも、程良く脂も乗っているし、大満足。

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そもそも、こんな風に焼いていて、それなりに匂いを巻き散らかしておいて、食べないで帰るなんて、無理。

それにしても、エッサウィラ。

町の大きさもそこまで大きくなく、ちょうどいい手頃感。

小さすぎず、大きすぎず、活気がありすぎず、客引きが多い訳でもなく。

全てがちょうど好みのあんばい。

もし、長い旅をしていたら、ココは間違いなくハマってしまいそうな、そんな町の雰囲気が満載。

 

これは…

ヤバい。

 

別に長い旅でもないけれども、それで惹き寄せられるチカラがある。

 

これは…

サッサとマラケシュに抜けなければ…と、ホントに思った。
それだけ居心地が良い町。

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