ワンワールドやスターアライアンス・スカイチームと言う3大アライアンスの功績は幾つも挙げられると思う。
マイルが貯めやすくなったコトもそうだし、乗り継ぎの至便性が向上したと言うのも大きな功績だと思うのだけれども、“世界一周”と言う旅程を、身近にしたと言うのも1つの功績なんだと思う。
それは日本人だけなのかも知れないけれど、世界一周航空券を持って旅をしている人が、ホントに多くなって、世界一周がより身近になった感がある。
プレミアムエコノミークラスの世界一周運賃発表!!
その3大アライアンスの中で、最も大きなアライアンスなのが、スターアライアンスなのだけれども、このたび、プレミアムエコノミークラスを利用した世界一周運賃が発表になっています。
現状の世界一周運賃と同様な形で、総旅行距離が、
- Star1/29,000マイル
- Star2/34,000マイル
- Star3/39,000マイル
の3タイプが用意されており、スターアライアンスに加盟している航空会社の中で、11社が提供するプレミアムエコノミークラスの他、11社以外の加盟航空会社のエコノミークラスが利用出来ると言う代物である。総旅行距離は3タイプが用意されたが、それぞれ、最低途中降機数は3で、最高途中降機数は15での設定になっている。
これまで、エコノミー・ビジネス・ファーストクラスの3区分だけだったのが、さらに1つ増えた感じだけれども、実際にエコノミークラスの世界一周運賃と比べてみる。
まずは29,000マイル以内のStar1。
エコノミークラスのみだと、351,800円。
これがプレミアムエコノミークラスになると、542,900円になる。
続いて、34,000マイル以内のStar2。
こちらだとエコノミークラスは414,400円
プレミアムエコノミークラスになると、619,800円に。
そして、39,000マイル以内のStar3になると…
エコノミークラスが484,800円。
プレミアムエコノミークラスになると、720,300円になる。
*この他に手数料やサーチャージが必要になります。
プレミアムエコノミー世界一周運賃が使えるのは11社!!
世界一周運賃のルールは、案外、複雑なのですが、今回のプレミアムエコノミークラスの世界一周運賃で、最大の注意点としては、スターアライアンスに加盟する全ての航空会社で利用出来るのではなく、次の11社に限られると言う点になるのではないだろうか。
その11社と言うのが、
- エア・カナダ
- 中国国際航空
- ニュージーランド航空
- ANA
- エバー航空
- ルフトハンザ・ドイツ航空
- LOTポーランド航空
- スカンジナビア航空
- シンガポール航空
- タイ国際航空
- トルコ航空
とのコト。
この他の加盟航空会社を利用する場合は、エコノミークラスでの利用になってしまいます。
逆に、これら11社の利用でも、プレミアムエコノミークラスの設定がない場合も、同じくになってしまいます。
プレミアムエコノミークラス世界一周運賃のまとめ
それにしても、思ったよりも、運賃に差がある様な気がしますね…とは思いましたが、ビジネスクラスとエコノミークラスのちょうど中間の様な値段になってはいます。
ただ、それでいて11社でしかプレミアムエコノミークラスを利用出来ない訳ですから、それを考えると、やっぱり高いのかなぁ…なんて、つい思ってしまいます。
しかも、北米はエア・カナダが入っていますが、ユナイテッド航空が入っていないですし、そもそもプレミアムエコノミーって、その存在自体がない航空会社もありますからね(ユナイテッド航空にはエコノミープラスと言うクラスで存在しています)。
それを考えると、もう少し、安さがないと妥当感がナイかなぁ…とも。
あと、世界一周運賃で、長時間の搭乗と言うのは、太平洋と大西洋を横断する時や、アフリカを縦断する際など、案外、限られている気がするのも気になります。
そんなに長時間の搭乗がないのであれば、別に…と言う気がしなくもないですし。
まぁ、旅程次第と言う感じではあるかも知れませんが、選択肢が増えたと言う点は、素直に喜びたい所ですが…
世界一周、いつ、行けるんだろう…とも。
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