ANA FESTA、伊丹撤退!
「ANA」グループ傘下で、空港内の売店や飲食店を展開している「ANA FESTA社」が、2023年5月31日を以て、伊丹空港で運営している全店舗の閉店を発表しました(以後、会社を指す場合→ANA FESTA社・空港売店を指す場合→ANA FESTA)。
具体的に閉店になる店舗は、以下の通り。
- ANA FESTA|伊丹ゲートギフト店・伊丹ゲートコンビニ店
- じゃらんマルシェ
- アンリ・シャルパンティエ‐兵庫エディション‐
- まねき
- 浪芳庵
- 豊岡靴 伊丹空港ゲート店
以上の7店舗。
店舗によっては、運営がANA FESTA社から他社に代わって営業が続けられる可能性もあるのに加え、跡地には新たな店舗も入る見込みがあるとのコトで、利用者としては大きな影響はなさそうな見込みだが、空港売店のANA FESTAに関しては閉店が決定的。
ANA FESTA社の発表文面によると、
当社が運営する伊丹空港店舗は2023年5月31日(水)をもって閉店する運びとなりました。
開業以来、ご愛顧いただきましたことを心より御礼申し上げます。
とある。
これを文面通りに読むと、ANA FESTAだけの撤退ではなく、ANA FESTA社として伊丹空港からの撤退と言うコトなのっだと思うのですが、上記で挙げたお店以外にも
- VITO 伊丹空港ゲート店
- スターバックスコーヒー 大阪空港国内線ターミナル南ゲートエリア店
- むぎとオリーブ 伊丹空港ゲート店
- 道頓堀今井 伊丹空港ゲート店
の4店舗(どれも飲食・カフェ店舗)を運営している。
これらも閉店か運営元が変わると言うコトになるのだと。
VITOなんかは現在も休業中とのアナウンスなので、さすがに運営元が変わっての継続と言うのは厳しそうな気もしますが、現時点で閉店のアナウンスはナシです。
既にANA FESTA社としては、関空からも撤退済みなので、伊丹空港から撤退するとなると関西エリアから拠点がなくなると言うコトにもなります。
理由はビジネス需要が戻らないため?
伊丹空港と言えば、国内でも基幹空港の1つですが、そこから撤退。
撤退の理由としては、安定的な収益が見通せないとのコト。
確かに航空需要は戻りつつある。
親会社のANAも2023年3月期の決算は黒字に転換した訳ですしね。
ただビジネス需要は、まだ戻って来ていないと言うコトなのでしょう。
コロナ禍で、テレワーク・オンライン会議が一般的に普及したのに加え、出張費の削減も進められている。
伊丹空港はビジネス需要が大きな空港でもあるので、ココが戻り切らない or 戻る見通しが遅いとなると、収益的に厳しいのでしょう。
キレイに変わりすぎ!でもより便利になった伊丹空港!
2020年8月に約50年ぶりとなる大幅リニューアルを完了させ、グランドオープンした伊丹空港ですが、リニューアルの特徴の1つとして、保安検査場通過後に国内線ターミナルとしては日本初となるウォークスルー型の商業エリアを設けたのですが、ANA FESTAの店舗は、その入口と出口の目立つ場所に存在するなど、目玉店舗の1つ。
それが撤退…
しかも国内航空業界最大手のANAグループの店舗なのですがね。
逆に言えば、目立つ場所であったが故に、家賃なども高かったと言えるのかも知れませんね。
空港側も、家賃交渉については、かなりシビアでしょうし。
閉店が決定的だったから、顔認証キャンペーンなども対象外だったんですね。
優待・マイルが…
確かに伊丹レベルの空港ならば、他にテナントが入るでしょう。
そうすれば、利用者としては影響が少ないのは事実。
ただ、ANAカード保有者5%オフであったり、ANA株主優待10%オフだとはかは利用できなくなりますし、さらに言えば、ANAのマイルが貯められなくなると言うのは、ちょっと残念には思えますね。
国内でのお土産なので、そこまでがっつりと買い込む人はいないのでしょうが…
それにしても伊丹空港。
看板であったリニューアルのスポットで、大きな撤退。
伊丹空港は、市街地に近いと言うコトもあって、非空港利用者でも楽しめる場所だったりするので、制限区域内はそこそこに、制限区域外をもっと充実させた方が良かったのかも知れませんね。
国際線も飛んでいないから、特に乗り換え需要が多い訳でもないから、制限区域内で時間をつぶすと言う人も少ないでしょうしね。
ただ次にできる店舗には期待して、他ではあまり買えないモノとかが増えると良いなぁ…とは。
りくろーおじさんとか、JAL側にしかないので、ANA側にもできないかなぁ…
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