ピーチ、初の中距離国際線となる関空〜バンコク線開設!

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年末〜週6往復で新規就航!

ANAグループのLCCである「ピーチ」が、2022年12月27日から関空〜バンコク(スワンナプーム)線を、新規で開設するコトを発表しました。

既に、バンコク路線は那覇〜バンコク線が就航しているので、これで2路線目と言うコトになります(但し、コロナ禍の影響を受けて、運休中)。
また、ピーチとしては初となる中距離路線の国際線になり、所要時間は約6時間半となり、同社では最長路線と言うコトになる。

運航スケジュールは、日本発が水曜以外、バンコク発が木曜以外の週6往復。
航空券は既に2022年10月6日16︰00から販売を開始しています。

MM91 関空19︰30→バンコク00︰10(翌日着)|月・火・木〜日曜運航
MM92 バンコク01︰10→関空08︰55|月〜水・金〜日曜運航

使用機材は、1クラス218席を擁するエアバスA321LR。

A321LRは、既存のA320ceo(1クラス180席)やA320neo(1クラス188席)よりも胴体を約6.9メートル伸ばし、さらに航続距離を延長した機材。
燃料タンクが追加されているので、航続距離は、既存のA320neoよりも1,100キロほど長い、約7,400キロを誇る機材。

シートピッチはフルサービスキャリアの国内線機材と同様の30〜32インチを誇り、従来の28インチよりも広くなっている他、各座席には充電用USB端子も備えている機材になります。

A321LRを生かしたバンコク線!

「ピーチ」としては、コロナ禍を挟んで約3年ぶりとなる国際線の新路線で、初めてとなる中距離路線への進出(最後の国際線新路線は、2019年11月の福岡〜台北線かな?)。

個人的には、ようやく〜!と言う感じがしてしまいます。

日本〜バンコク線は、LCC・フルサービス型のキャリアも入り乱れている状態ですが、日本のLCCとしては既に、成田〜バンコクにJAL系の「ZIPAIR Tokyo」が就航。
今回の「ピーチ」は、それに続くモノで、関空〜バンコク線では初となる日系LCCの参入と言うコトになります。

A321LRが導入されたコトで、中距離国際線への道が開かれるコトになった訳ですが、さすがに導入予定がひとまず3機だったので、今後の展開は弱含みと言えるのかな…と。

もう少しA321LRが増えれば、路線網を増やせるのでしょうけれどもね。
機材が増えていくのかどうかは、バンコク線の人気次第なのかも知れないですね。

「ジェットスター・ジャパン」も同様にA321LRを導入しましたが、こちらはひとまず国内幹線に投入する計画でいて、国際線の中距離路線への進出は、当面、先になりそうなので、「ピーチ」の進出に期待するか、「ZIPAIR Tokyo」のさらなる拡大を望むしか術がないのですけれどもね。

LCCが起爆剤になるか

燃油サーチャージが、過去に例を見ないほど高騰している状態。
さらに為替レートも海外へと旅するには最悪のレートで、バーツに対しても円はかなり安くなっている状態。

それを考えると、やはりLCCを利用して少しでも航空券代を抑えたいと言う層は、潜在的には多いかと思われますが、そうした流れを知名度は日系LCCの中でピカイチである「ピーチ」が作れるかどうか。

そもそも若い人の中には、“海外旅行へ、いざ!”と言う習慣が、このコロナ禍の3年弱ですっかり失われていますからね。

その流れを作る上でも、LCCの路線網は重要な要素のように思えますが、正直、日系LCCの国際線網は、貧弱なまま。

国内2大LCCの「ピーチ」と「ジェットスター・ジャパン」を合わせても大した路線網にならない状態。
国内最大の規模を誇る「ピーチ」ですら、国際線は、韓国・中国・台湾・香港とタイに就航しているだけと言う状態。
「スプリング」は中国路線専門だし、「ZIPAIR Tokyo」はコロナ禍でも矢継ぎ早に長距離路線を含め新路線を開設していますが、まだ機材数が少ないので、路線網は手厚くナイですしね。

LCCには、フルサービス型のキャリアでは、なかなか収支が取れない路線にも、どんどん攻め入って欲しいのですが。

ただLCC各社もコロナ禍で大きな打撃を受けた状態。
まずは国内線をしっかりと立て直し、国際線にも…と言う感じになるのかなぁ(特に「ジェットスター・ジャパン」は)…

そう言った意味でも、このタイミングで関空〜バンコク線を開設してきた「ピーチ」には、海外旅行への起爆剤としても、頑張って攻めて欲しいですね。

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