歩いた先のご褒美

現在地はタジキスタンのドゥシャンベにいます。
変わらずのVISA待ちの日々。
特にするコトもないし、のんびり~と、この先の旅程について考えたり…な時間を過ごしています。

もう少し、オサレなカフェがあったら、良いのになぁ(しかも、宿から近い所に)…


アルシンアラシャンには4~5軒の宿(キャンプサイト)がある。

順に見てみるけれど、何となく、奥に橋が架かっていてその先にある宿に行ってみたくなった。
そう、単に橋を渡りたかっただけ(笑)。

橋を渡った所にある唯一の宿は、見掛けも素朴。
でも6人ドミトリーは案外キレイ。
値段的には500ソム(夕食:250ソム・温泉入浴料:200ソム)とのコト。

比較的早めに到着出来たみたいで、建物の中のドミトリーも、昔ながらのユルタ(モンゴルのゲルみたいなモノで大きなテントと想像してくれればいいかと)でも選べるよ~と(同じ値段とのコト)。

まぁ、1人旅だったので、フツーに建物内部のドミトリーへ。
この辺りが、寂しい所ではありますが、仕方がないですかね。
さすがに1人しかいないのに、広々としたユルタを使う気にもならなくて。

ホントに、薪をくべて使うストーブがぽつんとあるだけの簡素なドミに荷物を置いて、早速、村を散策。

とは言っても、何もないんだけれど。

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川があって、その川の流れで水車が回って自家発電をしていたり、馬がのんびりと草を食べていたり、羊がぬべ~っと歩いていたりするだけ。

ただそれだけ。

他に何かがある訳じゃなくて、あるのは圧倒的なのどかさ。

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川の上流を見るとその先には雪が残っている山があって、悠然とした姿を見せてくれていて、きっとこの川はその雪山からの雪解け水。ってか、8月なんですけれどもね…雪って。

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夜は、思っている以上に寒いのかもなぁ…と思ったのは、少しずつ、山の陰になって日陰が出て来たから。日なたはホントに暖かいのだけれども、1歩、日陰に入った途端に、ガクンッと体感温度が下がる。

でも…

晴れ間が持って良かった。

次第に、上流からのトレッキングを終えた人達も集まり始める。

さすがにシーズンなだけのコトはあって、寒村と言う感じよりも賑わいを見せている。

アルシンアラシャンの温泉

そして温泉へ。

ぶっちゃけて言うと、全然期待していなかった。
海外の温泉って水着着用でぬるかったりするから。

いや、別に全裸になりたい訳でもないけれど。
露出したい訳じゃないし。

んで、いざ入ってみると、これが、またステキな程に適温。

1グループに付き40分ずつと時間が定められた温泉だったけれど(宿によって違うとは思う)、30分ぐらいはずっと入っていられる様な適温さ。

しかもグループ毎なので、1人占め出来るってのも、何とも言い難い素晴らしさ。

湯量も豊富すぎる程に豊富で、まさに掛け流し状態。

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あ、来て良かった。

歩いて来たご褒美がこんな温泉だったなんて、もう何にも言えなくなる。

因みに温泉は、各宿毎にある模様で手前の宿には無料の露天風呂を自身で掘ったと言う宿もあるみたい(逆に言うと、今の宿は温泉があるのでシャワーがない)。

ゆっくりと山陰に太陽が落ちて行き、次第に暗がりが広がる。
当たり前のそれだけのコトが、何だか抱きしめたくなる位に愛おしい時間だった。

 

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