気が付けば6月。
あと2ヶ月以内にはオリンピック(やるのかどうかは知らんけれど)。
ってか、夏!ですね。
まぁ、例年、夏に旅行に出るタイプじゃないので、夏だからと言って盛り上がる訳じゃないのですが、国際線の運航再開の話題がボチボチと出て来ましたね。
ヨーロッパ~日本線、続々運航再開へ!
日本でもようやくワクチン接種が高齢者などに対してスタートして、少しずつ、ポストコロナへの足音が聞こえて来たのかな…と言う感じがしますが(別にワクチンを打ったからと言って、感染しない訳じゃないけれども)、その点で先行する欧米。
既にEUは、ワクチン接種済みの域外からの観光客に対しての制限を緩和・撤廃させて行く流れにありますし、旅行業界の再生に向けた動きが加速している状態ではありますが、航空路線も少しずつ運航再開や増便に向けて動き始めた感じ。
日本路線ももちろん、その再開に向けて動きが出て来ています。
まずは一番、運航再開の発表が顕著なのがヨーロッパ。
日本線だけをピックアップしてみても、とりあえず、これだけが既に発表済み。
航空会社 | 路線 | 運航開始予定日 | メモ |
アリタリア航空 | 羽田~ローマ | 7月9日~ | 週5往復|新規就航 |
ルフトハンザドイツ航空 | 関空~ミュンヘン | 8月5日~ | 週3往復|運航再開 |
羽田~ミュンヘン | 8月1日~ | 週3往復|運航再開 | |
中部~フランクフルト | 7月3日~*1 | 週3往復|運航再開 | |
羽田~フランクフルト | 7月1日~ | 1日1往復|増便 | |
エールフランス | 羽田~パリ | 6月20日~ 7月5日~ | 週3往復|運航再開 週5往復|増便 |
スカンジナビア航空 | 羽田~コペンハーゲン | 7月10日~ | 週2往復|新規就航 |
羽田の国際線発着枠拡大が2020年春に予定されていましたが、ちょうどコロナの感染拡大が直撃して、かなりの路線で新規の就航が中断している状態が続いていましたが、ここに来て、アリタリア-イタリア航空とスカンジナビア航空の就航開始が発表になりました。
アリタリアのローマ線は、いきなり週5往復での就航。
ルフトハンザも羽田~フランクフルト線は1日1往復になりますし、羽田の国際線も、元の姿に戻り始めた…と言う感じがしますね。
*1:ルフトハンザドイツ航空の中部~フランクフルト線の運航再開は、夏季スケジュール中は延期になりました(2021/06/16追記)
再開への動きが鈍いアジア・北米路線
ヨーロッパ線は、運航再開の動きが出ていますが、それに対して、あまり動きがないのが、他の地域と日本を結ぶ路線。
アジアへの路線は、こんな感じでボチボチと運航再開の話題が出て来ています。
具体的には、こんな感じ。
航空会社 | 路線 | 運航再開予定日 | メモ |
JAL | 成田~マニラ | 9月~ | 1日1往復|増便 |
フィリピン航空 | 中部~マニラ | 6月19日~ | 週4往復|増便 |
福岡~マニラ | 6月14日~ | 週4往復|増便 | |
タイ国際航空 | 中部~バンコク | 7月1日~ | 週2往復|運航再開 |
ヨーロッパ線と異なり、首都圏路線の動きが乏しい感じですが、セントレアからはマニラ・バンコク線が増便・運航再開になり、マニラは福岡線も増便が発表に。
コロナ禍の真っ只中で経営破綻になり、現在、経営再建中のタイ国際航空ですが、中部線が復活。
と言うコトは、この路線は、今後も生き残ると言うコトなのかな…?
現状、アジア圏で感染の再拡大に陥っている国や地域が多いと言うのが、運航再開に影響しているのでしょうから、仕方がないのでしょうが、そろそろ感染が落ち着いている香港とかも増便などの動きがあると、行きやすくなるんですけれどもね。
逆に、運航再開や増便のニュースがまだあまり出て来ていないのが北米路線。
航空会社 | 路線 | 運航再開予定日 | メモ |
JAL | 成田~シアトル | 7月~ | 週4往復|増便 |
成田~ロサンゼルス | 9月~ | 1日1往復|増便 | |
ZIPAIR | 成田~ロサンゼルス | 7月21日~ | 週1往復|運航再開 |
今の所、こんな感じでしょうか。
ANAも北米線は、関空~サンフランシスコ・シカゴで現地発の臨時便を運航する他、ホノルル線のA380での運航など、動きはあるのですが、JALの動きが目立ちますね。
国際線のLCCは動きなし…
まだまだ本調子での運航と言う訳じゃないでしょうし、ひとまず夏の旅行需要を生み出したいと言う感じなのかな…と言うのが、正直なところではありますが、コロナ禍に向けて今年の夏、ヨーロッパは動き始めたんだなぁ…と、改めて思う。
それが功を奏するのかは、現時点では不明だし、その国や地域に合わせた動きであるべきだとは思うけれど。
ヨーロッパはLCC網も充実しているので、運航再開の局面に入って来たら、一気に価格面でもセールを打ってきそうだし、バカンスシーズンもあるので、こうした動きになれば、かなりの勢いで旅行熱が戻って来そうな感じはしますね。
まぁ、東アジア・東南アジアの感染拡大が落ち着かないと、日本発着の国際線LCCは身動きが取れなさそうだし、そうなると価格面での訴求は難しいし、そもそも日本帰着時の隔離措置が解除されない限り、まだまだ海外旅行が一般的な動きにはならないでしょうね。
日本で旅行熱が高まるのは、とりあえず今年の夏ではないのかな…と言う気はしますけれど、それでもヨーロッパの動きを見ていると、そう遠くないタイミングと言う気がして来たりするのは、ボクだけなんでしょうかね。
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