ドイツ鉄道、8月にスタアラ加盟へ!
「スターアライアンス」が、2022年8月1日から初のインターモーダルパートナーメンバーとして「ドイツ鉄道」が加盟するコトを発表しました。
今までにはなかった動きですが、どう言うコトなのか…
今後は、加盟航空会社25社は、予約システムを通じてICE(インターシティエクスプレス)を、1つの予約に含めるコトが可能になる(ルフトハンザ・ドイツ航空は先行して“ルフトハンザ プラス レール”として実施済み)。
つまりは、東京からフランクフルトを経由して鉄道でドイツ各地へ…と言うコトが、1つの予約で可能になると言うコトになります。
インターモーダル…
あまり聞かない言葉ですが…
輸送単位の物品を組み替えることなく、鉄道車両、トラック、船舶、航空機などの異なった輸送機関を複数組み合わせて運ぶ輸送形態
今回、スターアライアンスが、新たにインターモーダルパートナーと言う枠を作り、ドイツ鉄道を迎えると言うコトになる訳ですが、今後もさらに鉄道輸送などのパートナーシップを拡大する意向を持っている模様ですが、正式加盟後は、列車の移動でも各エアラインのマイレージプログラムでマイルを獲得するコトができるほか、「ドイツ鉄道」のラウンジであるDB Loungeをビジネスクラス・ファーストクラス搭乗者ならば利用できるコトになります。
日本の鉄道会社の加盟はあるのか?
「ドイツ鉄道」と言えば、鉄道業界では世界的にも有力な鉄道会社。
元々、ルフトハンザ・ドイツ航空との提携もあったので、そこまで驚きもないのですが、航空アライアンスが鉄道業界と手を組んだか…と言う感じ。
この動きが、他にも繋がっていくのかどうか…
可能性がありそうなのは、やっぱり欧州の鉄道業界なのでしょうね。
日本はどうなのか。
あり得なくもないでしょうが、組む利点はあまりナイのかな?と言う感じ。
欧州国内は航空会社の国内線のシェアが高い国ってあまりナイかと思いますが(島を除いて)、日本はまだまだ航空会社の方がシェアが高い区間も多いですしね。
JRも分割されているので、1社では日本全国を網羅している訳じゃないですしね。
ただ仮にJRがアライアンスに入るとしたら、どこになるんだろう?
JALとANA、それぞれワンワールドとスターアライアンスに加盟しているから、悩みどころでしょうね。
JRの中では東海は、唯一、空港への路線を持っていないので、組み合わせとしてはどうなの?と言う感じもする。
仮にJR東日本がどこかのアライアンスに入るとしても、羽田への路線が未開通なのも痛い所ですが、成田空港アクセスは、他の交通機関に遅れを取っているので、可能性としてはあり得るのかな…とも。
対北海道で見ると、航空機のシェアが高い状況ですから奪いたいでしょうしね。
ただそうなると航空会社としてはどこまでメリットがあるのかな?と言う気がしますけれど。
仮にスカイチームならば、既存の国内大手航空会社とのバッティングもないですし、国内線をナイのを解決できるんですけれどもね。
でも新幹線に乗ってマイルも貯められるようになる…
そうなったら、一気にそのアライアンスが強くなりますね、国内で。
続く鉄道会社はあるのか…
日本では鉄道業界のアライアンス加盟は、ややハードルが高そうだけれども、他に続く可能性があるのは、どこでしょうね。
ある程度、鉄道業界のシェア・競争力があり、オンラインで繋げられる会社。
可能性がありそうなのは、フランス・イタリア・スペイン・ユーロスターでしょうかね。
中国とかも高速鉄道だけ…とかならあり得なくもないのかな。
アジアなら韓国も可能性がありそう。仁川も鉄道、入って来ていますしね。
ただどの国もスタアラの本拠地じゃない…
他のアライアンスが、鉄道業界にまで手を出すのかどうか次第…と言う感じもしますね。
ただこれからこうした異業種のアライアンス加盟があるのであれば、バスももちろん可能性があるし、“移動”だけでなくホテルとかの加盟とかも考えられなくはないのかな…なんて思ったりもしますね。
写真元|DB wird erster intermodaler Partner der Star Alliance
コメントを残す