立地は悪くないけど、メイン通りじゃない
湯畑からも程近いのですが、「しゃくなげ通り」が特段、メイン通りでもナイからなのか、中心部からの距離の割に入る人はそう多くないかと思う場所なのが、この「翁乃湯」。
ただ入口の前にベンチがあったりしますし、パッと見て、キレイな感じもしますし、雰囲気的にも入りやすい「共同浴場」だとは思います。
早速、中に入ってみるコトにします。
そこまで広くはないけれど、狭くもない脱衣所。
入った時は、先客がいたので、中の写真は撮れなかったですが。
先客は地元の方で、ちょうどボクが脱衣所から浴場に入った瞬間に、上がって行ったと言う感じだったので、全然、お話は出来ず。
掛け湯をして、湯船へ。
湯畑源泉のお湯。
湯温自体、観光客にとっても入りやすい温度だった様に思います。
激熱でもなく、ほんのりとお湯に浸かれると言う感じで。
逆に、ちょっと長湯をしたい人には、ちょうどいいのかも…と言うぐらいの温度でした。
草津の温泉と言えば、やっぱり熱い温度を期待される方も多いでしょうが、熱いのが苦手な方にもおススメ出来る「共同浴場」だとも思います。
夕方前に訪れたのですが、湯船に入っているタイミングで、2組ばかり、観光客の方も来ていました。
別に2組とも、「熱い~」と言う反応をしていなかったので、やっぱり熱くないのだと。
マナーって、何?
気になったのは、その観光客の内の1人。
車を「共同浴場」の前に路上駐車して、利用されていました。
「共同浴場」は、基本的に駐車場がない場所ばかり。
仮に「共同浴場」の前の道が、路上駐車禁止の道路でなくても、「共同浴場」周りの道は、やっぱり生活道路な訳ですし、そもそも道幅も狭い場所が多いので、車での利用は避けた方が迷惑にはならないのでは…と、つい思ってしまいました。
都心と異なって、確かに車が多く走っている訳でもないけれどもね。
路上駐車禁止じゃない場合、結局の所、“もらい湯”の精神って何?と言う抽象的な話にはなってしまうのですが、「共同浴場」を、これからも観光客が入り続けられるためには、やっぱり地元の方に迷惑を掛けないと言うのが、大原則でしょうから。
お詣りもしやすい共同浴場
さて、「翁乃湯」を背にして、右に進んで行くと、光泉寺の境内に入れます。
湯畑から階段が伸びているお寺ですが、雪の日などは、階段を上らずに、翁乃湯もしくはバスターミナル方面から入ると、階段なしで境内に入れますので、便利かと。
そこまで広い境内じゃないけれども、絵馬が温泉マークだったりして、“草津らしいお寺”でもあります。
開基されて800年以上の歴史を持つ古刹。
温泉街を高台から見守る感じで、建てられています。
仁王像・遅咲き如来…と、案外、見れる場所は富なので、ゆっくり回るのも良いかと(とは言っても、そこまで広い訳じゃないから、時間も掛かりませんけれど)。
★★★「共同浴場」利用時の注意★★★
草津温泉には、現在、19カ所の「共同浴場」があります。
過去には観光客も利用が出来ましたが、「大声を出す」「備品を持って帰る」などの入浴マナーの悪さが目立ち、観光協会の公式WEBサイトに記載があるのは、「白旗の湯」「千代の湯」「地蔵の湯」の3ヶ所のみになってしまいました。
「共同浴場」自体、町で管理しているのではなく、地元の方々が管理しているモノなのですが、元々、草津温泉には、「もらい湯」と言う文化があり、マナーを守って「もらい湯」の精神を持って、地元の方々への最大限の配慮を忘れずに利用すれば、入浴自体は可能と言えるかと。
マナーとしては、以下の通りかと。
・浴場内での清掃/整理/整頓を心掛ける
・浴場内での飲酒/飲食などはしない
・自分のゴミは持ち帰る
・大声で話すなどは止める
・タオルは持参し、浴槽にはつけない
など、当たり前のコトに加えて、
・他に入浴客がいたら、挨拶をする
・湯の温度を下げたい時は、他の入浴客の許可を得て、次の方の為に下げ過ぎない/水を出しっぱなしにしない
・浴室から出る際は、脱衣所を濡らさないように体を軽く拭く
・開館時間は守る
・ほとんどの場所で駐車場がないので、車での利用は避ける
などは守って、地元の方に迷惑が掛からないように利用するように、心掛けましょう。
「翁乃湯」
住所:群馬県吾妻郡草津町草津468-4
営業時間:07:30~09:00(清掃時間なので、入浴不可)
アクセス:
湯畑から西の河原通りを歩き、試食を推して来る饅頭屋手前の左に入る細い坂道を上がった突き当り。
細い坂道を通り過ぎても、その先の左折出来るしゃくなげ通りを左に折り返すようにして曲がると「ホテルみゆき別館」の先の左側に見えて来る。歩いて5~10分程度(このルートの方が分かりやすいです)。
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