ステキすぎるサグラダ・ファミリア
、いよいよ教会内部をじっくりと…と思ったのだけれども、中に入ってスグに言葉が出てこなくなった。
西側にあるステンドグラス。
そこに太陽の光が差し込んで、もう美しい姿しかなかった。
神々しいと言う教会があるとしたら、まさに今、ココの瞬間のサグラダ・ファミリアなのだと思う。
一面が赤く染まって、柔らかな光となって教会内部を照らす。
まるでインスタで何かしらのフィルターを掛けたみたい。
でも、ただ光が差し込んでいるだけ。
ただステンドグラスがキレイなだけ。
でも、それだけで充分な程で、他に何もいらないぐらい。
大きくて高いステンドグラスが、それだけで舞台装置に早変わりする。
ホントに西側一面が真紅に染まりあがっていた。
バルセロナ出身のガラス職人であるジュアン・ビラ・イ・グラウのこのステンドグラス。
包み込むような神々しさ。
自然を身体の中に入れ込むような、そんな気持ちになる。
別に信仰心をしっかりと持っている自分でもナイけれど、厳かな、そんな気持ちにすらなる。
側廊のヴォールトには、寒色・暖色のステンドグラスの光が当たっていて、何だか虹の様な、そんな雰囲気すら漂っていて、陰影を含んでいるコトもあって、また独特の輝きがあるし、逆に東側は青色のステンドグラスがメイン。
午前中に訪れたならば、きっとこの青色の光が、教会内を包み込むのは間違いがなく、今回は時間が無いけれども、また訪れなくちゃなぁ…と。
「森の中の教会」はココロの中の森
そして、見上げると「神秘の森」と称される無数の柱。
中央身廊の高さは45メートルにも達すると言うから、ホントに高い。
その高さを生かして、ココにもふんだんに光が降り注いでいました。
華やかさ・厳か・それでいて優しく包み込まれる。
それでいて、その大きさに圧倒される。
他の教会の様なギンギラとした華やかさとは、全然、違ったカタチ。
でも、全てが美しく見える。
“整った美しさ”とでも言えばいいのだろうか。
カタチも残された空間も余白も、全てにおいて無駄がナイ。
それは、緻密に計算されたモノなんだけれども、それが差し込む太陽の光加減によって、“計算高さ”を消しているかのようにも思えるから不思議。
人が造った建築。
ぶっちゃけ、そんなに期待もしていなかった。
幾ら有名な場所と言っても。
所詮は、作り掛けな訳だし、祈りの場所な訳だし。
それがこんなに美しく感じられるだなんて、やっぱり“ガウディって凄い”としか言い表せない。
説話を元に緻密に計算された建築。
そこに不変的な自然を随所に取り入れている。
でも、それでいて、何処か官能的ですらある様にも思える。
不思議すぎる程に不思議。
見れば見る程、見入ってしまう。
こんなに、“何時間でもいられるな”と思えた教会は、ホントに初めてかも知れない。
でも、それがまた今も工事が続けられていて、まだ変わりゆく“生きている伝説”と言うのも、また惹かれる所なんだろうなぁ…
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