ヒヴァ‐中央アジア最後の町‐

ヒヴァの全長2,250メートルの内側の城壁に囲まれたイチャン・カラ。
それ全体が遺跡の様な感じになっている場所。

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有料(因みにドル払いだとやたらと高いレートが設定されていましたので、ソム払いの方がお得。公定レートでの設定だったのかも)だが、イチャン・カラ内のほとんどの建築物に入れる共通券があるので、便利な上に、この共通券が1日券ではなく、自己申告した日付分、有効(多分、4日までは可能っぽい)なので、時間に余裕があるとゆっくりと回れるのが嬉しい(とは言っても、イチャン・カラ内部は普通に回れば、1日で見れると思いますが)。

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中に入って、すぐに、昔訪れたイランのアルゲ・バムを思い出した。

あまり過去の旅と今の旅を比較をするのは好きじゃないけれど。
でも、距離的にもそんなに離れていないのだから(トルクメニスタンを挟んだ向こう側がもうイラン)、思い出しても無理はないのかも知れないけれど、あちらは廃墟然とした遺跡だった(因みに訪れたのは、バムが地震の被害にあう前)けれど、こちらは今も人の営みがある場所。

そこには明らかな差があったけれど、でも一気にタイムスリップする様な、町全体が遺跡の様なそんな場所。

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それにしても…

暑い。
暑すぎて、観光の為に外に出ては日陰に入る→結局、宿に戻る…
の繰り返しになってしまう。

でも、それが出来るのも、入場券の有効日数が長く設定出来たから。

だけれども、この暑さはサマルカンドにはなかった暑さ。
グッと移動して、気候が完全に変わったコトを、肌で認識する。

日暮れにまたイチャン・カラへ出向いた。
夕陽がうっすらと土壁を照らしていく。
それに比例して影が伸びて行く。
建物の彫が少しずつ深くなって行く。
どんどんと町が濃淡になって行く。

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旅に出ると、夕焼けは色々な場所で見ている。
日本にいると、なかなか見れる時間も場所もないけれど、時間に余裕のある旅の時間だからこそ出来る旅の時間だと思う。

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今回の旅は、山がちの場所が多かったから、夕陽を見るのも久しぶりだけれど、そんな夕焼けが見れる時間がある旅がイイ。

結局、タジキスタンのVISAはメールで来なかった。

もう少し待ってみても良かったけれど、メールを送っても反応がないので、待ってもVISAが手に入る確証はなくて、それならば当初のフライト(アシガバード→モスクワ→アブダビ→バンコク)をキャンセルして、新たにフライトを予約するコトにしました。

もう面倒なので、ヒヴァの空の玄関になるウルゲンチから(ヒヴァから40kmぐらい)ヒュイッと飛んじゃいます。

そう決まると、必然的にヒヴァが中央アジア最後の町に。
あっと言う間の結末になってしまったので、感傷に浸るコトもなかったけれど。

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