夜のサクラダファミリア~壮大な物語のかたち~

とりあえずサクラダファミリアに行ってみた。

サクラダファミリア。

別に夜中に来ても、中に入れる訳でもナイ。

でも、ライトアップはされているし、そもそも宿から何とか徒歩圏内の立地。
折角、中心部に宿を取ったのだから、何か1ヶ所ぐらいは見ておかなくちゃ…みたいな気持ちになって、行ってみました。
ってか、バルセロナには戻ってくる予定だけれども、そもそも戻って来た時に時間があるのかどうかは(つまりは宿泊するかどうか)、まだ未定だから、もしかしたら見ない可能性もあったしね。

スペインに来ている。
バルセロナに来ているのに、サクラダファミリアすら見ない…なんて言うのは、一応、ナシかなぁ…と言う気持ちにもなったので。

そう言えば、往路のキャセイの機内からも、サクラダファミリア、見えました(実は↓の写真の中にも画素数が悪くてほとんど分からないんだけれども、一応、写っていたりします)。

それだけ大きいと言えばいいのか、バルセロナに高い建物がナイと言えばいいのか、空港が市街地に近いと言えばいいのか分からないけれども、確かに着陸する寸前に右側にはっきりと。
なので、バルセロナに東南方面から飛行機でinする場合は、右窓側がおススメです(笑)。

ってか、サクラダファミリアと聞いて、個人的にはそこまで惹かれない自分がいたり。

 

だって…

作っている途中なんでしょ…と言う感じで。

 

作っている最中を見に行く観光地なんて、世界広しと言えども、ココぐらいなモノだと思うんだけれども、それがどうも惹かれない。

やっぱり完成した形が見たいと言えばいいのか、それとも作っている途中を作者は見て欲しかったのだろうか…と言う気持ちなのか。

何だかコトバにしにくいけれども。

でも、やっぱり実際に肉眼で見えて来ると、そんなのどうでも良くなってくるんだけれどもね。

煌々と照らされたサクラダファミリア

あら、やっぱりデカい。

ちょうど正面側からじゃなくて、裏側からのアプローチになったのだけれども、その大きさはやっぱり機内から見えるだけのコトはある。

でも、めちゃめちゃデカいかと問われたら、ちょうど想像していたぐらいの大きさって感じではあるけれども。

照明で煌々と照らされたサクラダファミリア。

辺り一帯だけがめっちゃ明るく輝いている感じ。

正面のファサードを見学するけれども、やっぱりガイドがいないってのもあって、良く分からない部分がある。

やっぱり天才のするコトは、凡人には理解出来ない…と言うコトか。

ついでに向かいの池越しに眺めてみる。

きっと昼間は観光客で溢れているのであろうスポット。

でも、夜はそこまででもナイ。

ポチポチと人がいるぐらいで、騒がしくもなく、それでいて人気がない訳でもないから、ちょうどイイ感じ。

ゆっくりベンチに腰掛けて、ゆっくり鑑賞出来るのは、有り難い所なんだけれども、もう気持ち、池が後ろにあって大きければ、サクラダファミリア全体がしっかりと池に写り込むのになぁ…なんて思ってしまう。

まぁ、もっと広角のレンズを持っていれば、池とサクラダファミリアがばっちりと映るんだろうけれど。

まぁ、仕方がナイ。

でも、広角バッチリ夜景バッチリ、でも携帯性バッチリってカメラがあったら、ぜひ買いたいモノだけれどもね。

ってか、そもそも池に何かを反射させてそれを美しいと思うのは、日本人特有なのかも知れないけれど。

それにしても…

どう設計したら、こんな建築になったのだろう。

その頭の構造を知りたいモノだ。

だって、未だに未完成なんだよ。
ってか、いつから作っているのに未完成なんだよ…と突っ込みたくなるほどのレベル。

死後、どうなるか分からないモノを造る。

ロマンと言えば、ロマンなんでしょうけれども。

そこには幾つもの物語があって、その物語が、ココにはギュギュっと詰まっている。
今、見えているのは、その壮大な物語が1つ1つ凝縮された姿。

そして、きっと完成するまでには、まだまだ多くの物語が1つ1つ、積み重なって行くんだろう。

もしかしたら、そんな物語をボクらは見に来ているのかも知れない。

ふと、そう思ったバルセロナの夜だった。






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