いつ出来る?未完の世界遺産・サグラダ・ファミリアへ

現在の完成予定は2026年

着工が1882月3月18日。

でも、未だに未完成のサグラダ・ファミリア。

ガウディの作品の1つであるけれども、彼が生存中に建設されたのは、地下聖堂と生誕のファサードぐらい。

しかも、ガウディは詳細な設計図を残してもおらず、大型の模型や実験道具で構造を考えたと言うが、その構想を基にした資料はスペイン内戦でほぼ消失しており、最早、ガウディの建築と言えるのかどうかすら謎なのだけれども、それでも世界遺産に登録され、ガウディ没後100周年に当たる2026年の完工を目指して、建設が続けられていると言う教会。

気の遠くなる様なお話。

いや、これでもかなり早くなった。
技術の進歩は凄いモノで、元々はボクが生きている間なんかには出来ないだろう~なんて言われていたぐらいだったのが、あと10年ぐらいで完成する予定なんだから。

でも、バルセロナのシンボルでもあるこのサグラダ・ファミリアが2006年までは行政に建設の届け出をしておらず、違法建築状態だったと言うから驚きである(結局の所、サグラダ・ファミリア特別法が制定されて、今は合法化されている)。

いや、完成までの日数と言い、何ともスペインらしいんだけれどもね。

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早速、塔に登ってみる

グエル公園から地下鉄に乗ってサグラダ・ファミリアの最寄り駅に降り立つと、もう、目指すサグラダ・ファミリアは目の前。

地下から上がって来て、いきなりデーンッと教会がそびえていて驚く。

夕方はこんな感じで、逆光。

正面には生誕のファサード(成果には裏側になるらしいけれど)。

周りから少し見ていたら、ネット予約をしていた時間になったので(ネットでの予約方法はこちらから)、スグに入場をして、オーディオガイドを借り、エレベーターに乗り込む(入場→塔への入場まで15分しかないので、オーディオガイドに列が出来ていたら、別に後回しでも良いかと思います)。

エレベーターはホントに小さくて、5,6人が乗り込めばもう満員と言うシロモノだけれど、塔の上側まで登ると、スグにもう1本の塔へと渡れる屋外の連絡通路に行ける様になっていました。

屋外だから、そこからはバルセロナの街が一望出来る訳ですが、それよりも塔の外観が目の前にあると言うコトの方が、何だか楽しい。

「塔」「デザイン」「バルセロナの街並み」そして、「工事のクレーン」。
リンクし合わないモノ同志が重なり合って、今しか見れない光景になっているのが、それはそれで面白い。

やっぱり“バカと煙は高い所が好き”と昔の人が話した通り、おバカさんみたいです、ボク。

全く知識を得ずに訪れたけれども、塔の周りは、五穀豊穣を願う様なモニュメントばかり。

小麦だとか葡萄だとか、全然、教会らしくない。

外から見ると、正面のファサードばかり目が行ってしまって、全然、そんな風には見えないんだけれど、重厚感と言うよりも、ポップ。

今の世の中に照らし合わせても、そう思えるんだから、ガウディが設計した時代にしたら、受け入れられないぐらいにポップなんじゃない…と思えるぐらい。

でも、18本建てられる予定の塔も、未だに10本が未完成。

 

いや、ホントに出来るんかい、コレ…

行きはエレベーターで楽々移動でしたが、塔からの戻りは螺旋階段をぐるぐると。

目が回りますわ、コレ。
でも、何か所かですが外に出れるスペースがあったりするのも、楽しい所。

でも、まさか塔の内部が空洞になっているとは思っていなかったなぁ…

「生誕のファサード」と「受難のファサード」

塔から降りた後は、オーディオガイドのスイッチを入れて、生誕のファサードから順に巡って見るコトに。

因みに、オーディオガイドのイヤホンは安っぽくて耳に馴染みにくいので、フツーに自分のイヤホンを持ち込む方がベターの様に思います(通常のイヤホンジャック型なので)。

「生誕のファサード」は、その名前の通り、キリストの誕生から初めての説教を行うまでを彫刻によって表現されたモノ。

単なるファサードで、あまりキリスト教になじみがナイと素通りしてしまいがちなんだけれども、オーディオガイドがあるだけで、その意味がしっかりと分かるので、そこまで高くないので、初めての人は借りておいて損はしないかと。日本語で説明があるだけで、グッと深みが増しますしね。

逆に「受難のファサード」は最後の晩餐から、キリストの磔刑・昇天までを描いたモノ。

全然、トーンが違っていて、正直な所、戸惑うぐらい。
ホントに同じ教会!?と言うぐらい。

ロンギヌスの槍とか、もうエヴァンゲリオンにしか見えなくなって来ている自分がいますけれども…

ってか、その前まで訪れていたグエル公園と手掛けた人が一緒と言うのも、ちょっと信じられない自分がいますけれどもね。

でも、サグラダ・ファミリアの中は、もっと驚きの空間でした。

つづく…


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