ムルガブを朝7時30分出発。
ってか、今日の日程を考えても早すぎだろう…と思っていたら(今日はムルガブからブルンクルまでしか行かない予定。ムルガブから我々の最終目的地であるホローグまで1日で行ける距離ではあります。因みに、Google Mapではブルンクルまでの距離測定が出来ないので、上の地図表記は結構、目安で実際は、赤丸の左上の湖近くにあります)、市内ですぐに車が止まる。
“どうせ知り合いがいたか何かだろう”と思っていたら、どうも車の調子が宜しくはないらしく、車を乗り換えて欲しいとのコト。
そう言えば、オシュを出る時に読んでいたブログにもそんな記事が書いてあったっけ~と、ケータイにダウンロードしておいた記事を読むと…
全く同じ車でした!!!!(笑)
後ろの右側のパワーウィンドーの故障状態も鹿児島の車検証も(車の左側にあるので、行かれる方は要チェックかも)!!!
でも、変わった車がトヨタのランクル。
しかも、状態が良さげなランクル。
我々的にはラッキーだったかも。
ただ折角ここまで乗っけて貰っていたので、ドライバーも変わるのは、ちょっと残念だったけれど、たどり着けない訳にもいかないので(ってか、どうして車が交換になったのに元のドライバーがドヤ顔やねんっ!!!)。
快晴の中の風景
車は変わって走り始める。
至って、快調。
そして…
パミール高原への旅が始まって以来の快晴。
そして最大のハイライトにもなる区間へと車はグングンと標高を稼ぎながら、走って行く。
もう空と雲と山と雪と川と1本の道しか、視界に入らない。
ムショーに窓を全開にして、身を乗り出して、叫びたくなる衝動。
でも、きっとこの景色にコトバはいらなくて、そして、写真でも動画でも収まりきらなくて。
何もない。
でも、何もない世界が確かにココにはある。
そう言う世界。
そんな世界は、幾つも見て来たハズ。
何もない世界と言うのは、色々と見て来たハズ。
でも、空と雲がグンッと近付いた世界と言うのは、また格別な美しさがある。
空・雲・道・山・雪、ただそれだけしかない世界。
つい何かポーズを決めたくなるような、そんな世界。
そして、空気の澄んでいるコト。
相変わらずの何も汚されていない、生まれたての空気の様な、そんな空気。
味がしないのに、空気が美味しいって、変わった話なんだけれども。
このまま、ずっと車が走ってくれればいいのに。
この世界の中を。
そのまま空に向かって走って、雲にまでたどり着けばいいのに…
そう思うけれども、時間だけは残酷に過ぎ去って、今日の宿泊地であるブルンクルへと到着した。
それにしても、天気が良いだけで、こんなに見えて来る風景が違うだなんて…と言う3日目の移動でした。
天気ばかりは旅人にはどうしようもないコトなんですが…
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