ジェッソールで刻んでみた
クルナのバスターミナルから、ジェッソールへと移動。
別に、クルナからだとインドのコルカタまでは1日で移動が可能な圏内なのですが、何となく刻んでみました(因みに、クルナ~ジェッソール間は、2時間ぐらいで着くのかな…と思ったら、3時間でした。距離的には大した距離じゃないんですけれどもね)。
宿にチェックインして、さて、バングラデシュ最後の食事は、何にしようかな…と。
ネットでジェッソールの外食情報をチェックするけれども、そもそもジェッソールの情報なんて、そんなに数がある訳じゃなくて、とりあえず目星だけつけて、中心部へ。
んで、入ったお店が駅から中心部とを結ぶ道路に位置するお店の「Cafe Mariot」。
バングラの飲食店はなぜ路面店が少ないの?
1階がHondaのお店で、その3階。
ってか、バングラデシュってどうしてレストランの路面店と言うのが少ないんでしょうね。
路面店でありながら、ちょっとシャレた観光客が入りそうなお店。
それが皆無。
路面店であるのは、安食堂ぐらいなモノで。
首都ダッカですら、ちょっとシャレたお店で、外から中が覗けるお店が基本的になかったように思うから、“外から見えない”と言うのも、1つのステータスなのでしょうか。
そんなフラッと入りやすいシャレたお店がほとんどなかったバングラデシュですが、このお店も、その中の1つと言う感じ。
ってか、路面に大した看板も出ていないから、ココにレストランがあると知っていない限り、入るコトもなさそうなお店でした。
“ホントに上に行けば、お店があるのかな?”
そんな感じで、建物の裏手にある階段を3階まで上がってみると…
確かにバングラデシュの地方都市にしては、ちょっとシャレたお店が広がっていました。
“あ、いいかも”
直感です。
でも、旅に出て1番大切なのは、自分の直感だとも思っていたりはしますし、結構、自分の直感って、アテにしています。
食い入るようにメニューを眺めていると、魚メニューが。
“ねぇ、Fishヌードルって、何が入ってる?”
と聞いてみたら、一応、英語で、
“イカとかのミックスだよ”
と返って来ました。
イカ+ヌードル。
つまりチョウメンの具がイカなのかな?と。
まぁ、ビーチ屋台の焼きそばみたいなイメージでいいかな?と。
そこまで惹かれる感じじゃなかった。
でも、気持ちは魚。
そして、魚は魚でも、カレーとか辛いソースが掛かっていない魚。
ヌードルならば、安パイだろう…と、ついオーダーしてしまいました。
バングラデシュ、最後の晩餐なのに、イカヌードルなの?と、自分でも思ったりはしましたけれど。
全然、美味だった蟹ヌードル
そして、出て来たのが、コレ。
いや、確かにイカも入っていましたけれど、ホントにちょこっと。
メインは、蟹やん。
嬉しい誤算でした。
そして、味自体も美味しく。
何ならバングラデシュで食べた料理の中でも、トップクラスだった感じも。
いや、バングラデシュ。
ご飯は不味くないんです。
個人的には、かなり好きな部類。
でも、選択肢が乏しいんです。
味のレパートリーが乏しい。
それに尽きるんです。
もうちょっと外国人の旅行者が、箸休めじゃないけれども、胃を休められる日があったら、もっと好きな感じだったと思う。
それは単に、自分自身が歳を取って、カレー万歳!な毎日がしんどくなっただけなのかも知れないけれど。
今のバングラデシュの経済水準では、“食”“味”の選択と言うのは、まだまだ…なんだろう。
でも、それも少しずつ変わっていくのだと思う。
それが良い話なのかどうかは分からないけれども、経済自体は絶好調で伸びているのも確かなので。
バングラデシュ。
最後の晩餐を美味しく頂けたので、何だかホントに満足。
やっぱり、食事って大事。
歳を重ねるごとに、そう思う様になった。
まだ若い時は、とりあえず、食べられれば良かった。
とりあえず、お腹が満たされれば良かった。
別にグルメを気取る訳じゃない。
だけれども、食事って旅の大切な要素なんだよなぁ…と、思いながら、ちょっとイイ感じで、バングラ最後の夜を過ごせました。
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