プライオリティパスを持って、空港ラウンジを使おう (2)

プライオリティパスのメリットなんかを自分なりにたらたらと前回は書いたりしましたが、続きです。
前回、“正直なところ、年間399ドルをこのメリットに費やす程、海外に行く訳がありません”。と書きました。
さらに続けて、“もっと安くこのプライオリティパスを持てるとしたら、話は変わって来る訳です”とも。

空港ラウンジは、確かに、それなりに魅力はあるかと思う。

ただ高い。

そこでどうにか出来ないか…と言う話になりますが、基本的には、コレ一択になるのでは…と。

それが楽天のプレミアムカードを持つと言うコト。



感覚的に言えば、日本に在住の方で、プライオリティパスを持っている人の99%くらいが、この方法なんじゃないだろうか…とすら思えてしまいますが。

楽天のプレミアムカードを持つコトが、どうしてプライオリティパスに繋がるのか…

それは…

楽天のプレミアムカードの特典として、無料で、プライオリティカードを付けられるからに他なりません。

しかも、付けられるプライオリティパスが、年間US$399のプレステージ会員。

楽天プレミアムカードの年会費が10,800円なので、プライオリティパスを持とうとするのであれば、寧ろ、楽天プレミアムカードを持った方が安上がりと言う、おかしな展開になっていますが、ともかく10,800円でプレステージ会員の資格が持てると言うコトになります。

donterase / Pixabay

donterase / Pixabay

とは言っても、年会費が低額に抑えられているクレジットカードが増えている中で、幾らゴールドカードと言っても10,800円の年会費は気になる所。
順にスペックを見てみるコトにします。

楽天プレミアムカードの基本情報 

年会費:10,800円
家族会員:5,400円
国際ブランド:VISA/Master/JCB
還元率:100円に付き1%の楽天スーパーポイントを付与(*1)
付帯電子マネー:楽天Edy

*1.付与率は基本は1%ですが、非常に多彩なキャンペーンを行っている

普通の楽天カードは年会費が掛からないので、それが一番のウリな訳ですが、プレミアムカードは、年会費が10,800円掛かります。
最近、年会費の安いゴールドカードが増えている中ではありますが、それらに比べるとさすがに少し値段が張ります。

その他の機能面を見てみます。

【楽天プレミアムカードの旅行保険】

国内旅行傷害保険■
傷害死亡保険金:5,000万円
傷害後遺障害保険金;最高5,000万円
傷害入院保険金:日額5,000円
傷害通院保険金:日額3,000円

海外旅行傷害保険■
死亡保険金:最高5,000万円
後遺傷害保険金:最高5,000万円
傷害治療保険金:最高300万円
疾病治療保険金:最高300万円
賠償責任保険金:最高3,000万円
携行品損害保険金:最高年間50万円
救援者費用保険金:最高200万円

と言う感じ。
特筆出来るのは自動付帯分と利用付帯分に分かれる補償内容があると言う点。

詳しく書くと、以下の様になります。

後遺障害→自動付帯4,000万円・利用付帯1,000万円
傷害治療→自動付帯
疾病治療→自動付帯
賠償責任→自動付帯
携行品損害→自動付帯30万円・利用付帯20万円
救援者費用→自動付帯

になっています。

個人的に気になるのは、傷害治療と疾病治療に加えて、携行品損害ですかね。
それを見ると、一般的なゴールドカードレベルなので、特筆される所もないかも知れませんが、悪くもないかと。

ただ、ここで気にしたいのは、楽天プレミアムカードの海外旅行保険には、家族特約がないと言う点でしょうか。
あと、ロストバゲージに対する保険と、航空便遅延保険も付帯していないです。
因みに、普通の楽天カードの場合は、自動付帯ではなく、利用付帯になるので注意ですね(利用付帯は、ツアーの旅行代金や、旅行に出発する時の公共交通機関をカードで支払った場合にのみ付帯されます)。

家族特約がナイと言うのに加えて書くと、このプレミアムカードに付けられるプライオリティパスには、家族会員は付けられないと言うのもポイントかも知れませんね。

そして何気に気になるポイントがもう1つ。

楽天プレミアムカードの海外キャッシング利用は、強制的にリボ払いになると言う所。

かつては海外旅行のお供と言えば、T/Cでしたが、最早、T/Cは死語に近い。
そこで便利なのが、クレジットカードのキャッシング機能な訳ですが、これが強制的にリボ払いになると言う訳で、余分な金利が付いてしまいます。
勿論、リボ払いのコースを上限まで引き上げておけばほとんど回避は出来るんですけれどもね。

さて…
それを踏まえて、1万円の楽天プレミアムカードを手にして、プライオリティパスを手にするだけの価値があるのか…と言うポイントになります。

(次回に続く)


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