“2018年夏のおススメの旅先”も最終回の第3弾。
3つ目、何処を挙げようかとても迷ったのですが、キューバにしました。
いや、かなり迷ったんですよね、この3カ国目だけ。
キューバ。
ってか、ずっとこの国、“今が行き時!”と言われ続けている様な気がしなくもないですが、懲りずに2018年夏のおススメに挙げます!
革命第1世代が政権トップから退いた2018年のキューバ
そもそも、ですが、ここ数年来、キューバが“今が行き時!”と言われ続けているのは、単に政治と国際状況によるモノだったりします。
フィデル・カストロ元議長がお亡くなりになって、その後、アメリカとの関係が改善。
そして、2018年4月には、フィデル・カストロ元議長の弟であり、キューバ革命の第1人者であったラウル・カストロ氏が議長職を退きました。
ラウル・カストロ前議長。
キューバ革命第1世代であり、立役者の1人。
その人がいよいよ引退した訳で、後任のディアスカネル議長はキューバ革命の後の1960年生まれ。
世代交代が一気に進んだと言うコトになります。
後任のディアスカネル議長は、ラウル・カストロ前議長からの路線を継続する体制と言われているので、今回のラウル氏が引退したコトで、何かが一気に変わると言うコトはナイと思われている。
それでも第1世代がトップを退いたと言う出来事は大きい。参照:ラウル氏、議長引退でカストロ兄弟体制終焉!
キューバだって、変わる。
それは当たり前。
でも、旅人がキューバに求めているのは、エゴだけれども、“変わらないキューバ”。
クラシックカーが走り、社会主義を前提とした国家体制(正しくは共和制国家ですが)。
いつ変わってもおかしくないと言うのが、正しい所なのだろう。
[amazonjs asin=”4065096383″ locale=”JP” title=”TRANSIT(トランジット)39号今こそ、キューバ 眠れるカリブの楽園で (講談社 Mook(J))”]あるモノがなくて、ナイものがあるキューバ
キューバの見どころ。
それはやっぱり日本で当たり前にあるモノがナイと言うコト。
マクドナルドもスターバックスも、もちろん、ない。
1970年代にアメリカや旧ソ連製の車が、今も大切に修繕されては町を現役で走っている。
そんな国、もうココ以外では地球の何処を探しても、見当たらない。
他の国だって、ホントはそうなんだけれども、このキューバの唯一さと言うのは、ずば抜けている様にしか思えなかったりします。
さらに、コロニアルな街並み。
いや、それは単に、修繕が行き届いていないだけとも見えるけれど、それでも、それが似合うと思えてしまうのが、キューバ。
参照:ハバナの旧市街ってヤツ
ビーチも豊かなキューバ
コロニアルなキューバ。
日本にいると、どうしてもそう言うキューバのイメージが強くなって来ますが、実は自然も豊かなキューバ。
何と言っても、「海がきれい」。
カリブ海らしい突き抜ける様な空と白い砂浜と、透き通る様なコバルトブルーの海の色。
バラデロに代表される様な、ちょっとリッチなリゾート地があったりもしますし、島国なので、結構、色々な街にビーチがあったり。
天気も年がら年中、温暖な気候なので、ハリケーンが発生しない限り、泳ぐコトが出来ると言うのも、嬉しい限りです。
安くて、高いキューバの物価
物価的には、“安くて高い”のがキューバの特徴。
と言うのも、キューバは2種類の紙幣制度を持っている国。
1つは、キューバ国民が利用している「CUP(ペソ・クバーノ(人民ペソ))」。
そしてもう1つが外国人向けの「CUC(兌換ペソ)」。
1CUC=1US$で、1CUC=25CUP。
慣れるまでこれがややこしいのですが、CUCを使いこなせるようになると、一気に激安国家になるのがキューバの特徴だったりします。
ただ個人的には、キューバの人は、色々と制約があって、CUPを利用するのに、我々何も制約のナイ観光客が訪れて、CUPを使って安いから喜ぶ…と言う図式は、軽い抵抗があったりはしますけれどもね。
それにやっぱりCUPを使うお店は、それなりのクオリティにもなりますが。
ただ、CUPの紙幣の3CUP札には、チェ・ゲバラが描かれていたりして、それをゲットしてお土産にしたりはしていましたけれど。参照:キューバの2つの貨幣
キューバへのアクセスは不便じゃない
“キューバ”と聞くと、ちょっと行きにくいイメージがあるかも知れませんが、実は、そこまで不便じゃないと言うのも、特徴でしょうか。
便利なのは、メキシコかカナダ経由。
スカイスキャナーで東京~ハバナで調べてみると(2018年8月1日出発→8月31日帰国)、
・アエロメヒコ:207,756円
・エアカナダ:252,140円
さすがに、良いお値段になって来ますね。
ただこれをサンフランシスコ発着にすると…
・ユナイテッド航空:43,850円
・デルタ航空:44,929円
ロサンゼルス発着にすると…
・アエロメヒコ:42,496円
・ユナイテッド航空:52,550円
ぐらいになるので、アメリカ西海岸まで、他に安い航空券を探して(大体、10万円ぐらい)、別刷りで発券した方が、ちょっと安くなる計算になりそうです。
旅人が求めているのは、変わらないキューバ。
でも、変わらない国なんてない。
だからこそ、今、キューバ。
コメントを残す