ジャーマンウィングス、フランス南東部で墜落

航空産業が発達し、LCCの伸張が著しい昨今、飛行機と言うのが、以前よりも身近になって来たのは、事実だろう。
値段もグッと下がったし、そもそもの選択肢が増えて来た。
それは日本だけでなく、海外の方が、その動きが顕著に見られる訳だけれども、ようやく日本にもLCCが芽吹いて来て、飛行機の旅がグッと近づいてきた感がある。
ふらっと海外に出掛けたくなる様な、そんな値段が、ちらほらと日本でも見られる様になってきて、それは嬉しい限りなのだが、実はこの所、航空事故と言うのは増えていて、また墜落事故が発生した…

ジャーマンウィングス、仏南東部で墜落事故

ジャーマンウィングスが運航するバルセロナ(スペイン)からデュッセルドルフ(ドイツ)へと向かう4U 9525便が、現地時間の3月24日午前、フランスの南東部に墜落した。

使用機材はエアバスのA320型機で、乗客142人と乗員6人の計148人が乗っていたとされている。
4U9525便は、定刻より遅れるコト26分の午前10時1分(現地時間)にバルセロナを出発したが、その約30分後、高度38,000フィート付近に達した所で、何らかのトラブルで高度が下がり始め、墜落したと見られている。
墜落したのは、ニースから北西へおよそ100キロばかりのアルプス山脈だとされる。

ジャーマンウィングスは、日本にいるとなかなか話題を聞かない会社ではあるが、ドイツのルフトハンザグループのLCC。

元々は、ルフトハンザの地域航空網であるユーロウィングスの一部門としてスタートした会社で、フランクフルト国際空港とミュンヘン国際空港発着便を除くルフトハンザ運行路線がジャーマンウィングスへと移管した矢先の出来事。

事故の原因究明が待たれるが、現状、何が理由で高度が下がり始めたのかは、不明ではあるが、どうもこの所、航空事故が多発している感じがするのは、気のせいだろうか。

2014年からの航空事故

ひとまず2014と2015年の主だった航空事故を拾ってみる。

  1. 2014年3月8日:マレーシア航空370便(使用機材B777-200ER)
  2. 2014年7月17日:マレーシア航空17便【撃墜】(使用機材B777-200ER)
  3. 2014年7月23日:トランスアジア航空222便(使用機材ATR72-500)
  4. 2014年7月24日:アルジェリア航空5017便(使用機材MD-83)
  5. 2014年12月28日:インドネシアエアアジア8501便(使用機材A320)
  6. 2015年2月4日:トランスアジア航空235便(使用機材ATR72-600)
  7. 2015年3月5日:デルタ航空1086便着陸失敗(使用機材MD-88)

ザッと挙げても、これだけピックアップするコトが出来るのだが、この確率と言うのは、異常な程のハイペースだと言わざるを得ない。

LCCとの価格競争も厳しくなる中ではあるが、安全を軽視しているとは言わない。
航空業界で最も重要なのは、安全なのは、間違いがないし、それは各社共通の認識だと思っている。

もちろん、以前と比べて、航空産業が発展し、分母自体が増えていると言うのもあるのだろうから、一概に過去と比べるのもどうかとは思うが、そもそも安全や事故と言うのは、1件でもあってはならないモノ。

だけれども、現実にはこうして事故が起きている。

どうしたら事故が防げるのかは分からない。
事故が起きた機体を見てみると、それぞれ違う機材を利用している感じがあるので、機材の根本に問題があったとは考えにくいけれども、少なくとも、原因究明に時間が掛かり過ぎているのも、問題の様な気がしてならない。

また原因究明の部分においては、特段、新しい技術が盛り込まれている気がしない。

今の技術の進歩を考えれば、ブラックボックスの早期発見なんてコトは、出来そうなモノなのに…

ともかく、こうして事故が増え始めているのは、気掛かりでしかないし、今回、事故に合われた方々のご冥福を祈るばかり。

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