フアランポーン駅から長距離列車が消滅!
2023年1月19日、タイ国鉄の長距離列車(特急・急行・快速)についてはバンコク側の発着駅が、これまでのフアランポーン(クルンテープ)駅から、バンスー中央(クルンテープ・アピワット中央)駅発着に変更になりました。
北本線14本・東北本線18本・南本線20本の上下合計52本がバンスー中央駅発着に切り替わりました。
但し、今までバンコク側の起終点となっていたフアランポーン駅も廃止になると言う訳ではなく、普通・観光列車については今後もこれまで通り、フアランポーン駅発着と言うコトになります。
フアランポーン駅を今後も利用する列車は、
- 東本線…22本
チャチュンサオ・カビンブリー駅行きなど - 北本線…16本
ロッブリー駅行きなど - 東北本線…6本
ケンコーイ駅行きなど - 南本線…4本
フアヒン・スパンブリー駅行き
またこの他に14本の観光列車がフアランポーン駅発着として残る模様で、1日上下合計62本の陣容と言うコトになります。
*具体的には列車番号1〜100番代の列車が、バンスー中央駅発着に移行する形になります
また同時にドンムアン空港の最寄り駅としても知られているドンムアン駅は、普通列車を含む全ての列車が、高架駅発着へと切り替わりました。
既にレッドラインが走っている高架駅ですが、レッドラインのプラットフォームは4階なのに対して、それ以外の列車は3階からの発着に。
ただバンスー駅は、フアランポーン駅発着の普通列車に関しては、これまで通り地上駅側のホーム発着となるので、注意が必要ですね。
現状のバンスーは、やや不便か?
いよいよバンスー中央駅からの発着に切り替わった訳ですが、旅行者的には市内中心部までの乗り入れと言う感じじゃなくなったのは、少し不便な気はしますね。
バンスー中央駅もBTSと結ばれていれば、まだ比較的利用しやすかったのですが、そう言う訳ではなく、バンコクメトロのブルーラインに街中への移動手段を頼る形になりますしね。
まぁ、将来的にはライトレッドラインとエアポート・リンクが繋がったりする計画ではありますけれどね。
ただやっぱりフアランポーン駅は、長距離列車の起点となる駅だっただけに、旅行者としても利用したコトがある方も多かったかと。
めちゃめちゃカッコいいという感じじゃないのかも知れないけれど、長距離列車の起点・終着駅として独特の雰囲気を持っていた駅なだけに、味気のないバンスー中央駅からに切り替わってしまうのは、ちょっと残念な感じも。
まぁ、タイ国鉄としては、都市部の踏切による渋滞緩和や高速化による公共交通網の整備は至上命題ですからね。
毎日利用する訳じゃない旅人が、望むべき話じゃないでしょうね、やっぱり(時々、パヤタイ近辺で踏切に引っかかると、低速通過なので、やっぱりイラッとしますしね…)。
なお、一応、不便さを解消するためにか、フアランポーン〜バンスー中央駅間に、新たにシャトルバスの運転が開始されました。
期間限定での運転なのか、それとも恒常的に運転が継続されるのかは不明ですが…
偶然、最終日に乗車!
ってか、タイムリーなコトに、この記事を書いているワタクシ。
現在地・タイ。
twitter上では明らかにしていますが、ブログではまだ書いてませんけれどね。
で、これまた偶然なのですが、19日にフアランポーン駅に到着する夜行列車に乗ってバンコクに入ってました。
もうタイムリーすぎてびっくり。
全然、知らなかったのですが、どうりでテレビカメラがいっぱい入っていた訳ですね。
まぁ、これに関する旅行記については、また別の日にでも書きたいなぁ…とは思いますが。
日本も上野駅がかなり衰退してしまいましたが、フアランポーン駅も同様になるのかな…
それとも立地自体は、バンコク市内中心部に行くには便利なので、再展開されるようになるのかどうか…
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