西武運賃改定!ただし、小児は1乗車50円に!

バリアフリー料金制度による加算は廃止

「西武鉄道」が申請を行なっていた運賃の改定が認可され、2026年3月から実施されるコトが発表になりました(詳細の実施日については未発表)。

改定率は、普通運賃が11.9%・通勤定期が10.0%の値上げ。
通学定期については据え置きで、合計10.7%の値上げ。

但し、鉄道駅バリアフリー料金制度による加算運賃は、今回の運賃改定に合わせて廃止。

4kmまでの初乗りは、ICカードの場合、157円が169円に(バリアフリー料金を含む金額)。

通勤定期は、割引率が35.8%だったのが、37.2%に。
通学定期は、割引率が81.4%だったのが、83.4%に。

改定後の運賃(ICカード利用時)は、こんな感じに。

キロ程現行運賃改定後運賃キロ程現行運賃改定後運賃
1~4157円169円41~44481円557円
5~8188円207円45~48513円592円
9~12220円245円49~52544円627円
13~16252円284円53~56576円657円
17~20282円323円57~60618円683円
21~24314円362円61~64649円709円
25~28356円402円65~68692円735円
29~32387円442円69~72722円758円
33~36419円483円73~76764円781円
37~40450円521円77~81796円800円

改定の理由については、バリアフリーの加速化が求められており、2030年代半ばまでに主要区間である池袋~小手指間ならびに西武新宿~新所沢間の各駅にホームドアを整備するコト。

また連続立体交差事業も、新宿線東村山駅付近・中井~野方間、井荻~西武柳沢間の3区間で進めているなどで費用が嵩むと言うコトなど、設備投資が拡大しており、減価償却費は2023年度の180億円に対して、2026年度で219億円、2028年度には253億円に増加する見込み。

そして電気動力費も2021年度に比べ、2024年度は約50%の値上がりになっているコト。

人件費も人材を確保するために待遇改善が必要であり、引き上げが必要なコト。

これらが挙げられており、運賃改定をしない場合の収支率は87.0%と大幅に悪化する見込みであり、改定に踏み切るコトに。

投資を怠ってきたツケなだけ?

もっともらしいコトが理由には挙げられている。

ただ「西武鉄道」の場合、これまでが投資してこなかったが故に、ここに来て、反動が出ているだけなのでは?と言う感じがしなくもない。

大動脈の池袋線・新宿線で高架・地下化している区間はほとんどなく、目立つのは池袋線の桜台~石神井公園間ぐらい(と言うか、ホント、それぐらいしかない)。

さらにホームドアについても、ほとんどの駅で未整備。

車両面については、随分と新しくなっていて黄色車体を本線格で見る機会は随分と減った感はあるけれども、今まで投資してこなかったツケが回って来ているだけと言う感じがしなくもない。

まぁ、その分、運賃は比較的、低廉だったとも思うけれど。

せめて池袋線と新宿線が交わる中核駅の所沢駅ぐらいは、高架にするべきだったようにも思うけれど、駅ビル開発に舵を切ったが故に、今後、高架化するのも無理になっているし(高架化は自治体の予算の都合が大きいとは言えるが)。

巨大グループ。
鉄道の利益がそちらに回っていた。
で、グループ解体によって小売部門が兄弟会社を含めて、ほぼ手を離れた。
自社グループでのエキナカ・駅ビル開発に着手して、鉄道そのものへの投資が後回しになった。

そして今に至る。

そんな感じがしなくもない。

小児IC運賃は1乗車50円に!

ただ値上げしているだけでは、沿線の魅力向上にも繋がらないと言うコトで、2026年3月から小児均一運賃の導入も発表になりました。

全区間で、小児IC運賃を1乗車50円。
小児通学定期が1ヶ月500円(3ヶ月・6ヶ月の設定もアリ)。

さらに小児ICカード限定で、1ヶ月1,000円で西武線が乗り放題になる小児全線フリー定期券を導入するとのコトで、子供連れの家庭への沿線アピールを狙う感じ。

小児運賃の割引は他社でも導入されているが、短期間での判断ができないモノなので、長い目で見る必要があるが、どこまで沿線の魅力向上に繋がるのだろう…?と言う気はする。

まぁ、数値ができる話でもないが、小児運賃が安いから沿線に移住しようと言う人も、そう多くはいない気はするけれど、結構、破格な運賃体系になるので、どうなんだろう。

少なくともアピールにはなりそうだけれど。

Sponsored Link



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください