LCCのウィズエアー・アブダビ、運航終了を発表!

運航終了の理由は3点

「ウィズエアー・アブダビ」が、2025年9月1日を以って運航を終了するコトを発表しました。

エアバスA321型機でヨーロッパ・中東・エジプト・中央アジアなど29の都市を結んでおり、7月にもエジプトのアシュート線の運航を開始したばかりでしたが、運航終了の理由として挙げているのは、以下の3つ。

  • 暑く厳しい環境のためにエンジンの劣化が早く、運航効率が低下していた
  • インド・パキスタンへの路線開設を認可されず、成長の可能性が制限されている
  • 最近の政治情勢の緊張と空域の閉鎖により、収益見通しがさらに悪化していた

と言うモノ。

国営のアブダビ開発ホールディングスと「ウィズエアー」による合弁事業で、開発ホールディングスが51%を出資しウィズエアー側は残りの49%を出資してスタートしたLCC。

15年間で保有機数が100機にまで増える可能性もあるとしており、「ウィズエアー」もヨーロッパ~アブダビ間の路線を積極的に開設していましたが、最初の路線開設から約5年間で幕を閉じると言う結果に。

選択と集中

元々、アブダビ自体、目的地としてはやや規模が小さく、航空需要のメインは、経由地もしくはアブダビでの就労を目的とする人の輸送の2点になる。

LCCは基本的にはPoint To Pointが基本なので、2国間(もしくは2拠点間)輸送に特化している形なので、そもそも前者の需要はなかなか取れない。

さらに後者の就労者をターゲットに…となると、メインはインド・パキスタン・バングラデシュになるかと思うが、路線開設が認可されないとなると、さすがに苦しいと言うコトなのだろう。

「ウィズエアー・アブダビ」ができる少しだけ前に、エティハド航空とエアアラビアとの合弁である「エアアラビア・アブダビ」が就航していて、こちらはインド・パキスタン・バングラデシュへ・スリランカへの路線があるのとは対照的な感じ。

インド・パキスタン・バングラデシュへの路線開設が認められず、苦戦する状況下が長く続きそうならば、選択と集中を行なった方が、ベターだと判断したのでしょうね。

ただそもそも親会社の「ウィズエアー」も、コロナ禍以前は順調で、「ライアンエア」に対抗できるLCCと言われていましたが、ここ最近はやや低迷中。

いや、収益自他はかなり高いし利益も堅調。
搭乗率もかなり高い。

ただ株価が冴えない。

「ウィズエアー」としては、好転する気配が見えないアブダビ事業に引きずられるのではなく、ここでしっかりとエリアの選択と集中を行なって、株価を含め、勢いを取り戻したいと言うコトなのでしょう。

急成長したが、この先は…?

「ウィズエアー」の子会社としては、今までもブルガリアとウクライナの子会社を整理した経歴があるので、別に初めての話ではない。

これでハンガリーが拠点の本家とマルタ・UKの3社体制になる。

はたして今後、どう言う展開を見せてくるのか。

でもホント、急成長したよなぁ…と思う。

今や就航する空港数も200カ所。
機材数も230機を超える。

この会社がなくなると、やはりヨーロッパ域内で「ライアンエアー」に対抗できるような会社がなくなる可能性が高いので、ひとまず伸びては欲しいですけれどもね(別にライアンエアーが嫌いとかではなく、1社独占より2社競合の方が好ましいと言う話です)。

個人的には、長距離路線にも投入できるエアバスA321XLRの機材数が増えるのを期待しちゃいますけれどね。

この機材が増えると、路線網の構築の幅が広がるとは思うので。

Sponsored Link



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください