まずドゥシャンベで話が出ていたウズベキスタンの独立記念日で国境が閉まるかも…と言う噂は、何事もなくてすんなり切り抜けられました。
が、目指すサマルカンドの街が全面的に交通規制が掛けられているとのコトで、車が一切、市内に入れないと聞いたのが国境を越えてすぐ。
もちろん、そんな情報をあらかじめ分かっていれば、ウズベキスタンに入らなかったのに、既にウズベキスタン入りしているので戻るに戻れない(ボクはタジキスタンのVISAを念のため、ダブルで取得していたので、戻ろうと思えば戻れましたが、一緒に国境を越えて来たiさんはシングルビザなのでもう戻れない)。国境で立ち往生な状態。
ウズベキスタンで列車に乗る
さて…どうしよう。
と悩んでも仕方がないので、ひとまず国境から程近いデナウの町へと移動。
車はちょっと高そうなホテルの前で降ろして貰う。
この町で1泊するか、それとももう少し先に進んで州都でもあるテルメズまで行くか迷ったのだけれど、そのホテルの人が、テルメズ行きの列車が15時台にあると話してくれたので、ひとまず駅へ向かい、このままココにいても仕方がナイので、テルメズまでの切符購入。
余程、困っていたとみられたか、切符売り場横の売店の人がちょっと英語を話せて、手伝ってくれた挙句、水をくれたり…(この人が、州都だから宿もやすいのから高いのまで選べると言ってくれたのも移動の決め手でした)。
因みに、駅、こんなの。
ってか、ウズベキスタンは多分、駅舎での写真撮影NGだと思うけれど、何故か、何も言われなかった。
ポリスの目の前で撮ったんだけれど。
そして、久しぶりに列車旅へ。
4両編成の列車。
ってか、さすがにこの3時間足らずの区間で列車に乗っている外国人旅人も、そう多くはないと思う。そもそもテルメズで泊まる人も多くないと思うし。
でも、こんな田舎の列車だけれども、1車両に1人ずつ、ちゃんとスタッフが付いていて(列車自体は自由席でしたが)、既に満員の列車だったのですが、座れるように…と係員用の部屋に座らせてくれました(いや、強引に座らされたと言う方が正しいかも)。
お陰で、テルメズまで爆睡(笑)。
いや、ちゃんとスタッフの相手とかは一緒のiさんがやってくれていたのを確認してからの爆睡ですけれどね(全然、フォローになっていないか…)。
3時間ぐらいでほぼ定時運行。5,000ソム。闇両替のレートが1ドル=6,200~6,350ソムだったので、1ドルしない計算になります。ま、この区間を乗る人もそうはいないから不必要な情報かも知れませんけれどね。
それにしても中央アジアの人って、ホントに良い人が多いし、見て見ぬふりをせずに助けてくれる。
この旅はホントに助けて貰いっぱなしなんだけれども、どうしても日本にいるとそう言うイメージのエリアにならないのが不思議に思えてしまうぐらい。
テルメズに到着したのが19時過ぎ。
辛うじて日没直前と言う感じ。
宿情報はほとんどなかったのだけれども、ロンプラに辛うじて掲載されている宿の中で、僕らが泊まれそうな宿が1軒しかなかったのですぐにそちらへ直行したら、これまた8階建てぐらいの建物でびっくりしたけれど、値段は高くなく、速攻でチェックイン。
ひとまず宿が確保出来たけれど、翌日、サマルカンドに行ける保証は何もないままで、何がどうなるかも分からないままに、ウズベキスタン最初の日が終わった。
ウズベキスタンの移動は、その先にタジキスタンを控えていていて、申請している最中のトランジットビザとタジキスタンOutの航空券の関係から、終わりが決まっているってのがあって、まごまごとしている場合じゃないので、1日のロスだけでも大きいのに、もし明日もサマルカンドに行けなかったら、どうしよう。もう予備日を設けていないし、タジキスタンのビザは入国から出国までが5日間しか貰えないトランジットビザなのに…
でも、考えてもどうにもならないコト。
そう考えると、不思議なぐらいに爆睡してしまいましたけれどもね。
それにしても…
どうして列車旅って眠くなるんでしょうね。
日本人ほど、列車内で眠る民族はいないと思うのですが(治安的にも通勤列車とかで寝ている民族もそうナイと思う)。
でも、列車旅で寝るって、幸せなんですよね。
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