旅に出ても、どんどん同じ年代の人が少なくなってくる。
まるで、旅をすると言うコトが、若者の特権かの様にすら思えて来るけれども、実際は、歳を重ねても旅をしたい人はいるだろう。
ただ、旅に出られる環境じゃなくなるだけで。
家族に仕事と守るモノも、歳を重ねていく毎に増えて行くだろう。
だから、旅から離れざるを得なくなっていくだけで。
守るモノがある人は強い。
でも、守るモノがない人も強い。
守るべきモノを1回、リセットして、また旅に出ます(元々、家庭がある訳ではないから、そこまで守るべきモノもないんだけれど)。
トラディショナルな衣服“キモノ”
まずは関西へ。
今回は、関空発便を選んでみたので、ついでに京都になんて立ち寄ってみる。
とは言っても、昔、住んでいた街でもあるし、関東に引っ越して来てからも、たびたび訪れているので、そこまで行きたい場所もない。
しかも、未だに実家は関西だし。
ひとまず河原町に出てみたけれど…
ノープラン(笑)。
とぼとぼと歩いて円山公園に出てみた。
そうすると、ムショーに清水寺に行きたくなるから不思議。
公園を抜けて、二年坂を上り、三年坂を進む。
それにしても、京都の暑さ。
盆地特有の熱がこもる暑さの中、坂や階段を上ると、それだけでぶわっと汗が出て来る。
そして…
いつの間に、こんなにレンタル着物屋が増えたのだろう。
そして、それを着ている人の多さ。
その多くは外国の方なんだろうけれど、それにしても…だ。
でも、アジアの人ばかりなのね。
欧米の旅人は、着物の文化には興味を持っている人も多いと思うのだけれど、レンタル着物で歩いている人は全然見なかった。
何でだろう…
逆に、欧米の方が着物を着ていると、そのギャップと言うか、頑張っている感に萌えるのだけれど(?)。
そして、アジアの人が着物を着ると、一見すると“何処の人だろう…”なんて思ってしまう。
浅草とかではあまりレンタル着物って言うのは見ないけれど、コレって京都限定なのかな…
その国のトラディショナルな衣服のレンタルって、やっている国は案外あるんだと思うけれど、ここまで外国の旅人が来ている国も珍しい気はするので、やっぱり着物文化って、みなさん、興味を持たれているんだねって思う。
久しぶりの清水の舞台
さて、清水寺。
何度となく来たコトがあるんだけれども、暑い日に訪れたくなるお寺の1つ。
と言うのも…
高台にあるから、風があるんだよね、ココ。
それだけです。
さすがに3~4度来ていると、清水の舞台を見ても、そこまで深い感動はナイです(勿論、皆無じゃないけれど)。
でも、舞台から少し風にあたりながら見る京都市内の姿って、京都の中でも好きな風景の1つだったりします。日本の街中の観光地って、タワー系を除くとあまり見晴らしのいい場所がナイので、そう言う意味でも清水寺は面白い。
そして、今更気が付いたんだけれど、清水寺の拝観料って400円なのね。
おおざっぱで悪いけれど、4US$な訳です。
物価の高い日本で。
昨今、観光地の入場料って、うなぎ上りで値上がりしていたりする。
“観光地=儲かる”
“絶大な観光地=外国人が来る=儲かる”
の縮図なのでしょう。外国人料金を設定している観光地だと、ホントに高くて、目が点になる位。遺産や遺跡の保全にはお金がかかるのは事実だろうけれど、正直な所、足元を見られているな、と感じるコトも多い。
それが4US$。
安くて大歓迎です。
まぁ、1つの場所は安くても、京都は共通券とかがあまりないので、幾つもお寺を巡ると、結果的に高くはなるんですけれどもね。
でも、耳を澄ませると、韓国の人、中国の人、スペイン語圏の人、英語圏の人、タイの人…と、色んなコトバが聞こえてくる。
日本にいるんだけれども、何だか外国にいるかのように思える程。
ある意味、旅の良い予行演習になったな…みたいな。
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