ホイアン旧市街 (4) 思ったよりも楽しめた博物館

いつからだろう。
こんなに旅をまったりとする様になったのは。

ん?
最初から?

そうかも知れないけれど、歳を重ねるごとに、輪を掛けて、まったりとした旅を好むようになって来た様な気がするんだけれど、それは旅程が短くても変わらないんだなぁ…ってコトに、最近、気が付きました。

旅先の博物館に行かない理由

普段は、あまり海外では博物館だとか、美術館には足を運ばないタイプ。
それはそれなりの理由しかなくて、

  1. 表記が英語なので、詳しく分からない
  2. そもそもの歴史背景を理解していない
  3. 文化的背景も良く理解していないかも…

これが、一目見て分かる“大きさ”とかだったら、博物館に行っても、“おおっ!!”となるのですが、大体の博物館は、そう言う訳ではないし、美術品も、それがどう言う意味があって、どれだけ素晴らしいのか、結局的に、“何となく美術館にあるんだから、凄いんだろう…”みたいな、そんな感じになる。

きっと同じ工芸品や絵画が、街中で売られていたとしても、気が付かなくて、“美術館にあるんだから、凄いんだろう…”と言う本質を見抜けないから。

ま、要するに自分の知識が圧倒的に欠けているからに他ならないのですけれどもね。

そして、それは勿論、海外だけに留まらなくて、日本だって同じなんだろうけれど、日本の場合、まだ少なくとも、歴史背景や文化的な背景は分かるから、感情も移入しやすいので理解もしやすいし、そもそも表記が読めるから、何となくついて行けたりするのですが…

さて、ここホイアンの旧市街には、繁栄を極めた際の商人の家などがそのままに残されていて、それが今は、博物館になっていたりします。

旧市街の入口で購入した共通券は、これらの博物館で利用出来るので、何となく、気になった所にぶらりと入ってみるコトにしました。
やっぱ、買ったモノは、使わないともったいないからね。

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日本?いや、中国??

外観的には、何処となく、中国の様な、それでいて、日本の古い家屋の様な…
やっぱり“木の文化”なんだなぁ…と思うと、何処かホッとしてしまう自分がいますし、“木の文化”だからこそ、残されているコトの凄さを感じてしまいますが、きっと欧米の方がココを訪れても、“木の文化”だからこその保存の難しさだとかは、感じにくいかと。

冒頭で挙げていた“文化的背景…”って言うのは、そう言う話も含んだ話なんですが、やっぱり“木の文化”だと、その辺りは、案外、国が変わってもすんなりと入って来てしまうモノがあったりしますね、不思議なコトに。

中はうっすらと暗い独特の雰囲気に、色んな家具や調度品が、品良く並べられています。

その姿は、当時の様子さながら。

全然広さはないので、1つ1つ、ゆっくり見ても、結構、あっさりと見学が終わってしまう感じですが、ゆっくり見ると、細かな所が目につきます。

“あ、これは中国っぽい”
“この辺りは日本っぽいなぁ”

みたいな感じで。

そして、装飾が非常に細かい所も目に入って来ます。

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いや…
細かすぎだろう…とも。
1つ1つ、丁寧に作り上げてきたモノ。

どれだけの時間が掛かっているんだろう…
そして、どれだけのお金を費やしたんだろう…

あ、下世話ですね。
お金を思うのは。

それにしても、この細かさは、東南アジア~東アジアならではのモノなのかも知れないけれど、この細かさは、あまり文化的な背景とかが分かっていなくても、楽しめるモノ。

単純に何も考えなくても、楽しめますね。

あ、建物も、結構おもしろくて、日本建築の影が見受けられる様な部分もあったりして、それもそれなりにおもしろいし、洪水に悩まされた時の写真の展示とかもあったりして、狭いながらも楽しめた感じが…

やっぱ、苦手だから…で行かないで済ましちゃ、ダメってことですかね。

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