迷宮都市・フェズの旧市街を歩く

先日、宿泊と出張現場を2本立て続けにこなしたら、何だかまだ旅をしている気になったワタクシ。
さて、そろそろ次の旅の準備を本格的に取り掛からないと手遅れになりそうな予感。

いや、もう随分と出遅れているか…
と言うコトで、現在地:日本。ブログ上はまだまだモロッコですが、ゆっくり更新していきます。

迷宮都市・フェズ

フェズに移動して来た。

マラケシュからずっと一緒だったメンバーともここでお別れになるのだけれども、また何処かでひっそりと会えそうな、そんな気持ちになるから不思議。

まぁ、旅での出会いは必ずそう遠くない時期に別れがあるので、その辺りはみんな、さっぱりなんだけれど。

ってか、朝3時半とかにフェズの町に到着されても困る(笑)。
こう言う時、1人じゃなくて話し相手がいて良かった…と、つくづく実感する。

さて、フェズと言えば、“迷路のような街”とも言われている位に、メディナの中が分りにくい街として知られているので、早速、訪れてみる。

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が…

そこまで分りにくくない気がします。

個人的な感想ですけれどもね。

いや、確かに分りやすくはないのですが、基本、フェズのメディナは、メインの通りは2本だけ(とは言っても、メインと言っても大きな通りでもないのですけれど)なので、その2本のどちらかに戻れればどうにかなるのと、そもそも門であったり広場だったり、ある程度の場所ならば、近くまで行けば観光客向けに看板による案内があるので、軌道修正が掛けられる気がするのですが…

フェズの旧市街の雰囲気

旧市街がちゃんと残されている街の多いモロッコ。
それでも、一口に“旧市街”と言っても、フェズの旧市街は、マラケシュとはまた違った感じだし、エッサウィラとは全然違う感じ。

狭い路地。
それは、何処の旧市街でも共通項目なんだけれども、フェズの狭さは、今までの訪れた街の旧市街を越える狭さ。そこにひしめく様に人が集うので、めっちゃくちゃ歩きにくいのは間違いがないし、なかなか思ったように進めなくなる。

そして、それに加えての高低差。
これがフェズならではの様な気がします。

観光客もいっぱい来るのに、マラケシュとはまた違った感じの雰囲気なのは、この高低差なのかも。

正直、旧市街をさ迷ってしまうと、この高低差が地味に膝にキマス。
不摂生極まりないおじさま旅人には、やや辛いのに、マラケシュの様なちょっと雰囲気の良さげなカフェが少ないのも、フェズの特徴なのかも。その分、気軽に入れる様な庶民的なお店は多いのですが。

マラケシュの方が観光客向きな感じがするので、本来は庶民的な色濃いフェズの方が個人的に好きになるのですが、正直言って、そろそろ食傷気味になっていたのは事実。

逆にマラケシュで、スペインなどからジブラルタル海峡を渡って来てフェズに入り、マラケシュに向かった人が、“そろそろお腹いっぱい”と話していたのが、今になって分かる。

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マラケシュもフェズもエッサウィラも、それぞれの旧市街の色があるし、匂いがあるし、雰囲気がある。

それは“案外、違う”ではなくて、“全然、違う”と言う気がするのに、どうして食傷気味になってしまうのやら。

ただ、それは遺跡とかを見ていても同じだったりします。
前に訪れた場所と、どうしても比べてしまう自分がいるのは、仕方がない事実。

本来、比べるモノじゃないとしても分っていても、比べなくて済む程に、自分は出来た旅人でもないので。

だからこそ、余計に脇道、脇道へと歩きたくなるのかも。
そこに今まで訪れた街にはない“何か”がある様な気がするので。

 

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