またまた大阪へ。
2週連続で大阪へ。 “旅”と言うよりも、“私用”なのですが。
前回はVIPライナーの夜行バスを利用しましたが、今回は、朝8時前には千里地区に到着しておきたかったので、ダイヤ重視。 しかも、前日は夜まで仕事だし、何となく定時で上がれそうもなかったのですが、最初は、“まぁ、大阪なら何とかなるだろう~”みたいなノリ。
が、朝8時と言うのがかなりネック。
そもそも新幹線も飛行機も朝8時には到着出来ないんですよね。
夜行バスも早く出発する便であれば、問題がないのですが…
と言うコトで見付けたのが、JRバス。
格安高速バスではなく、普通の夜行の高速バス。
定期便だと、それでも間に合わなかったのですが、臨時運行便だと、何故か後から出ても、先に到着出来ると言うダイヤで、何とか千里地区の桃山台に7:15到着予定。出発も23:30なので、これならば仕事が伸びても乗車出来る!!と言うコトで、すぐに予約してみた。
最近、格安高速バスも2極化が進んでいて、2列シートとかまでも出ていて、全然、“格安”ではなくなってきている。
正味な所、普通の夜行バスと、格安のツアーバスの差が分かりにくくなっているのですが、JRバスが運行していると言うコトもあって、乗り場は東京駅の八重洲口から乗車出来る。 東京駅のバス乗り場と言えば、鍛冶橋の駐車場と言うイメージがすっかり身に付いてしまったので、ちょっと意外な感じすらあるのですが、東京駅って、夜は近くにお店も少ないので、案外、不便だったりするなぁ…と思ってしまうのは、自分だけでしょうか。
でも、行ってみて驚いた。
高速バスがやたらと頻発。
しかもどのバスもそこそこの乗車率。
幾ら春休みに入っているとは言え、びっくりです。
[amazonjs asin=”4330587157″ locale=”JP” title=”高速バス進化の軌跡: 1億人輸送機関に成長した50年の歴史と今 (交通新聞社新書)”]グランドリーム号、いざ。
さて、今回乗車するのは、グランドリーム号。
JRバスとしては最上級ランクではないのですが、かなりランクが高いシートのバス。
スペックを見てみると、シート幅は46.5cm、リクライニングは135度。
背もたれを倒すと、連動してフットレストが持ち上がるタイプのシートだそうです。
これが凄いのかどうかすら…
あまり理解出来ていないですけれども、きっと別記で書いてあると言うコトは、何だかスゴイんでしょう(笑)。
さすがにJRバスとしての最上級ランクであるプレミアムシートと比べると、スペックは落ちますが、あちらは2列シートなので、3列でこのスペックなのは、そこそこなのかと思うので、やっぱり乗る前はワクワクしてしまいます。
ただ良く読むと4列シートの車両と、スペック自体は変わらないんですけれどもね。
東京駅23:30。
5分前に乗り場に入ってきたバス。 始発と言うのもあるし、そもそも満席ではないので、5分もあれば全員が乗車完了で、ほぼ定刻の出発。
色々とアナウンスがあって、
* 消灯が24時
* この先は関東地区では止まらない(つまりは新規の乗客がいない)
* JRバス西日本との共同運行便である
* 足柄と三ケ日のSAに停車する
* SAでは人数の点呼をしないので注意して欲しい
* 三ケ日で西日本の乗務員とチェンジする
* 西日本に入ってからもSAには停車する
と言う旨がアナウンスされました。
え?
SAでの休憩後、人数の点呼、取らないの??
まず最初に思ったのは、そこだった。 もし乗り損ねたら…なんて、つい考えてしまいました。
さて、肝心のバス自体は…
可でもなく、不可でもなく…と言う感じ。
確かに135度のリクライニングに加え、フットレストなどが持ち上がる形で、思った以上にリクライニング感はあるのですが、そもそも前後のシートピッチに難があって、前の人が全開で倒していると、休憩にすら立ち上がりにくい。 幸い、前の席に誰もいなかったから良かったですが、もう1列、縦が少なくないと、ちょっとキツイかなぁ…と言うのが正直な所。
JR的には意欲作なんでしょうが、点呼を取ってくれなかったり、西日本エリアに入ってからの休憩などのアナウンスが省かれていたり、何かが追い付いていない感じがしてならない。
VIPライナーと比べると、痒い所に手が届かない感じと言えば、良いのかも知れませんね(乗務員の人が悪いと言う話ではなくて)。
シートポケットに土山SAで最近、休憩時間以内に戻ってこない人が増えていて、バスがそのまま発車してしまうケースが絶えないので(人数の点呼を取らないので)、注意して欲しいと言うアナウンスの紙が入っていました。 読むと、土山SAは上下線で1つの建物を共有しているので、分かりにくさがあるみたい。
…って、それならば、そのSA、使うなよ…と言いたくもなる。
勿論、乗務員の交代などの都合もあって、そのSAを利用するのでしょうが、それならばせめて土山SAくらいは人数の点呼をすれば良いのに…とも思うし、そこだけは休憩時間を長めに設定すれば良いのに…と思ってしまいます。
乗客本位と言うよりも、会社本位と言う感じがつい隠れている様な、そんな気分になる。
バス自体は快適でしたから、そう言う細かい所が何とも残念だったのですが…
やっぱり…
ほとんど寝てましたね。
気が付けば、その土山SA。 足柄も三ケ日も気が付きませんでした。
さらに土山も雨が降っていたので、外には降りるモノの、徘徊する感じではなく…
でも基本が15分休憩と言うのは、正直、キツイ。
そもそも夜行バスがいっぱい停まっている中での到着。 そこからトイレに向かって… タバコを吸って… もうそれだけで15分ギリギリ。 初めて利用するSAだと位置関係も分かりにくいので、余計ですし、女性だと特にお手洗いは時間が掛かるので、15分だと正直、ビミョーなのでは…と思ってしまいます。
ソフト面のサービス自体がまだまだなのかも…と、つい。
そんなコトを思っていたら、気が付けば、桃山台。 ホント、バスでもあっという間だな、大阪。
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