小さい旅と言うか、日帰り旅行って、あっさりしていて、嫌いじゃない。
いやどうせなら長い旅に出たいとは思うんだけれども、日頃のコトもすっかり忘れて気分をリフレッシュするには、別に旅の長さとか、場所とかは、拘らなくていい様な気がする。
最近、特にそう思える様になって来たのは、日頃のモヤモヤが積もっているからなのか、それとも冬だから寒さに負けて出不精になっているからなのか…
どちらにせよ、やっぱり気分の入れ換えは必要だね、日常生活を円滑に進めようと思うのであれば。
長瀞とガレの優しい味
帰りもやっぱりロープウェイの待ち列がずらり。
ってか、グッと気温が下がり、ヒューッと風が吹き込んで来る様になった。
もうそろそろ太陽が山の陰に隠れる時間。すっかり山の向こうに太陽が行ってしまったら、もっと気温が下がるんだろうなぁ…と言うのが、体感として分かる。
さっさと寒くなる前に、下山したいなぁ…と、強く思っていたら、思ったよりも待ち時間が少なくて済んだので、まだ陽がある内に、下山するコトが出来た。
こうなると…
ちょっと小腹が空いたのが、気になる感じに。
でもがっつり食べる気にもならないので、何かフラッと食べられればいいなぁ…と。
長瀞で食べると言えば、アユか、天然氷の阿佐美冷蔵参道店なんだろうけれど、さすがにこの寒さでかき氷は…と思ってしまう。
でも、店内を見たら、大きなかき氷を頬張っている家族がいたりしてましたけれどもね。
恐るべし、阿佐見冷蔵のチカラである。
そして、その食べている家族を見て、つい“冬のかき氷もアリかな…”なんて思ってしまう自分がいたコトにも、びっくりしますけれどもね。
でも、やっぱりかき氷は夏に食べたいモノです。
天然氷の阿佐美冷蔵のかき氷なら、尚更。
そんな訳で、阿佐美冷蔵を脇目にふらふらと駅まで戻り、さらには石畳の方まで行ってみると、徐々にお店が閉まりかけていて、もう駅に戻ろうかなぁ…と思った瞬間に、目に入って来たのが、
この看板。
あら…
石畳近辺のお店にしては、洒落ている(因みに、長瀞の場合、駅~宝登山側の方に、洒落たお店が固まっている気がします)。
しかも…
ガレットなので、小腹が減っている今の自分の身には、どんぴしゃり。
すぐにメニューを見て、味噌豚のガレドッグを注文してみる。
“ご旅行ですか~?”
“みたいなモノですね~”
“秩父は何回か来られているのですか?”
“そうですね、近いので。大体、長瀞で1時間圏内なので、家から電車で”
“そのくらいがちょうどいい場所ですよね~”
なんて、軽い話をしながらも、鉄板に油を引いて、生地を一気に焼き上げる。
同時にソーセージも焼いて、軽く肉汁がジュワッと出たら、すぐに生地に丸め込む。
ホント、あっという間に完成。
当たり前だけれども、出来たてほやほやでぬくもりジワリ。
早速、食べながら歩いてみる。
思ったよりも、生地がモチモチしているし、厚みがある感じ。
そして中に挟まれたソーセージが軽く味噌の味が付いていて、それでいて柔らかくて、すんなりと食べこめてしまう感じ。
欲を言えば、もうちょっとボリュームが欲しい所ではあるけれども、ちょうど小腹が…と言う時とか、これから石畳へ…と言う時には、ちょうどいいのかも知れない。
逆に、駅前にお店があれば、神社までの参道を歩く際とか、石畳に出るにしても、他のお店を見ながら、食べ歩けるのに…と言う感じも。
シンプルだからこそ、優しい味わいがじわりで満足してしまう。
食べ終わった頃には、駅に戻っていて、すんなり電車が来ていたので、何も考えずに飛び乗ったら、車内がとっても暖かくて…
あぁ、身体は冷えていたんだなぁ…と、実感。
たった数時間のプチトリップだったけれども、太陽の優しさ・蝋梅の柔らかさに包まれて、何だか思った以上に満足出来たのは、幸いだったなぁ…
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