「ひのとり」の投入はあったけれど、もう何年も通勤型に新車両の投入がナイ状態の近鉄。
この状態、いつまで続けるんだろう?
仮に今は問題が無くても、保有車両の経年バランスが、今後、著しく悪くなるような気がするし、メンテナンスコストもかかるような気がするんだけれどもな…
近鉄全線が3日間3,000円で乗り放題!
JRグループを除く日本の私鉄の中では、最長の路線網を持っている大手私鉄の近鉄。
その近鉄全線が連続する3日間で乗り降り自由になるお得なきっぷの「近鉄全線3日間フリーきっぷ」が、去年に引き続き、今年も販売するコトが発表になりました。
コレ、かなりお得度の高いきっぷなのですが、まずは概要から。
発売期間|2021年10月4日~2022年3月28日
*購入は乗車開始日1ヶ月前~前日まで
*ネット販売の場合は、乗車開始日5日前12:00まで
*2022年3月29日乗車開始分まで販売
利用期間|2021年10月8日~2022年3月31日までの連続する3日間
発売金額|大人3,000円・こども1,500円
発売箇所|
・近鉄主要駅窓口
・近鉄定期券/特急券自動販売機
・インターネット通販(送料は各自が負担)
・近畿日本ツーリストグループ主要店舗/営業所
*近ツリグループでの購入時は、利用前に主要駅窓口での引き換えが必要
利用可能路線|近鉄全線(生駒ケーブル・西信貴ケーブルを含む)の普通列車
特記事項|2021年10月8日~2022年3月26日乗車開始分までの「近鉄週末フリーパス」は発売休止
土日を含む連続する3日間とかではなく、平日だけでもOKなので、利用しやすいきっぷと言えますね。
3日間も…と言う人には、「近鉄1dayおでかけきっぷ」が同時に販売になっていますが、こちらは、「大阪・奈良・京都版」(大人1,000円)と「愛知・三重版」(大人1,500円)とエリアが分かれているのが特徴です。
特急料金をプラスして特急利用も可能!
それにしても、日本最長の路線長を誇る近鉄に、3日間3,000円で乗り放題と言うのは、かなり太っ腹。
大阪近郊ならば大和八木ぐらいまでを往復するだけで元が取れてしまいますからね。
JR九州の「みんなの九州きっぷ」もお得感満載でしたが、コチラも負けてないって感じなぐらいにお得。
しかも、太っ腹なのは、別途に特急料金を支払えば特急に乗車が可能と言う点。
なんばから近鉄名古屋まで、乗車券は「近鉄全線3日間フリーきっぷ」で、別途に特急料金を支払って特急で移動と言うのもOK。
特急乗車の場合、別途に乗車券も必要じゃないと言うのは、嬉しいですね。
と言うか、近鉄は特急網が充実しているコトもあって、特急をうまく使うのもアリですからね。
そう考えると、かなり幅が広がるきっぷと言えるかと。
まぁ、特急を加味して利用すると、あっと言う間にきっぷ代金よりも特急料金の方が多かった…と言う展開にはなりそうですが。
関連施設の特典も充実しているので、見逃せない
また乗り放題対象外の葛城山ロープウェイですが、こちらは50%割引で利用が可能。
近鉄グループの対象施設・店舗でも特典がぞろり…と。
対象施設の特典って、あまり使い勝手が良くないコトも多いですが、さすがにグループ各社を抱える近鉄なので、幅広く網羅されている感じで、あべのハルカスなどに入っているラーメン屋やカフェで100円引きだったり、ワンドリンクサービスだったり…と、気軽に使えそうな特典も多いのが特徴でしょうか。
もちろん、観光施設での割引もあって、志摩スペイン村なんて、1DAYパスが30%割引だったり、御在所ロープウェイも往復2,450円が1,700円とかなりの割引率。
こうした特典を含めて1日1,000円ですからね。
もうお得度は、かなりのモノと言う感じで、別に乗り鉄だけでなく、観光利用だけでなく、地元在住の方がふらりと使うと言うのもアリな気がしますね(さすがに近距離利用しかしない人は別ですが)。
ってか、近鉄もグループの近ツリが債務超過に陥る状態にまで追い込まれているし、観光施設がグループに多いので、大手私鉄でもかなりコロナ禍の影響を受けているグループの1つ。
緊急事態宣言が明けて、さすがにスグに利用が急増する感じじゃないのかも知れないけれど、少しでも盛り返して行きたいと言う表れでしょうかね。
「ひのとり」と「アーバンライナー」で名阪往復とか、しに行きたいなぁ…
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