1バーツ=5円台の時代へ…
タイの通貨「バーツ」が、日本円に対して上昇し、1バーツ=5円台の大台にいよいよ到達しました。
これはアジア通貨危機直前に当たる1999年7月以来の水準で、年末年始を控え、タイに行かれる人も増えそうなタイミングで、日本在住者としてはツラい為替レートに。

バンコク市内で、比較的、レートが良い両替所でも、0.19台。
つまり1万円札を両替しても、2,000バーツにすらならないと言う水準。
「バーツ」だけでなく、他の通貨に対しても、弱くなってきている日本円ではありますが、ここまでレートが悪くなると、もうアジアの物価ですらも割高に感じる人の方が多くなりそうですね。
バーツ高に向かう原因はどこにあるのか?
日銀は政策金利を0.75%程度まで引き上げることを決定して、円安是正に向かって舵を切った。
それでもドル円相場は、追加の利上げに慎重な内容と捉えられ、円安に向かった。
タイはバーツ高を懸念して利下げに動いた。
さらにカンボジアとの国境ではほぼ戦時状態と言っても良いレベルの状態にある。
それでもバーツ・円は、1バーツ5円台を突破することになった。
確かにタイは東南アジアの中では厚い外貨準備高を保有していて、東南アジアではシンガポールとタイが突出して多く、有事の際でもデフォルトの懸念は低い。
ただ現状、タイはそんなに景気が良くなく、内需が弱含み。
でもバーツが強くなると、その分、輸入が減る傾向にあり貿易黒字は維持されやすく、さらにバーツ高であっても観光収益は底堅い状態。
別にタイ経済への期待感でのバーツ高ではない気はする。
日本円が弱い。
そして相対的にバーツ。
そんな感じだろうか…
オーバーツーリズム・物価高対策としての為替
それにしても…
ちょっと円安は行き過ぎている感じはする。
日本は確かに産業としては輸出型だし、企業としてはそちらの方が嬉しいのかも知れないけれど、物価高が叫ばれていますが、要因の1つとして為替レートがあると思う。
またオーバーツーリズムの対策としても、円高に持って行くと言うのは、必須。
でも、そうした為替対策の声がほとんど聞こえてこないのも、不思議ではある。
もちろん、日本も日本円もこれから強くなる要素は、あまりない。
ただ今の為替レートの水準は、実体経済の水準からは離れすぎている気もするんだけれどなぁ…
ってか、この為替レートでは、ホントにどこにも行けなくなる気がするんだけれど。







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