パミール高原でトレッキング??
パミール高原のツアーも3日目。
この日はムルガブに連泊して、近くの山へとトレッキングと言う日程。
ムルガブに連泊する人もそう多くはなさそうなのですが、一応、トレッキング出来るルートがあるらしい。
ん?
山なんて登るのお好きでしたっけ?と言う質問が沸々と湧き出ますが、そこは完全にスルーして下さい。
宿の近くで国立公園の入場料(15ソムニ)を支払って、車で登り口に。
見るからに雪が山頂に残っている沢が登り口。
どうも今日も雨模様らしく、本来ならば、登り口から登り、山の反対側に車で迎えに来てもらう予定だったのですが、そこまでしっかりとした装備もないので、我々は諦めるコトを即決。
ドライバーと協議して、1時間くらい、沢沿いに歩いて車に戻り、その後、本来は歩いて降りてくる予定だった反対側に車で向かおう…と言う流れに。
雪解け水がめちゃんこキレイな小川沿いに歩いて行く。
少しずつ登っているのが分かるんだけれども、さすがに標高も高いし、普段からの不摂生もあって、少し登る毎に、肩で息をする感じ。
でも…
ひんやりとした澄んだ空気。
空気に味があるとしたら、この場所で吸い込んだ空気ほど美味しいモノはなかった。
まだ誰にも汚されていなく、まだ誰にも手が付いていない空気。
まさにそんな空気。
便利な世の中を作る代わりにこの美味しい空気を次々と失っていく我々。
どちらが良いかなんて言う話は出来ない。
自分だって、日々の生活は便利な方が良いに決まっているから。
でも、色々と考えてしまうのは事実で、何処かでこの自然に寄り添わなければならないんじゃないか…と。
それにしても…
空が近い。
雲が近い。
雪が近い。
改めて、標高の高さを感じるなぁ…
寒さもそうだけれど。
ムルガブの町に戻って、市場なんかをふらふら。
とは言っても、そんな広い市場じゃないからあっという間に終わるんだけれど(ってか昨日も来ているし)。
なかなか車をチャーターして旅をする時って、何処かの町に連泊をする機会があまりないけれども、いざ連泊すると、また町の見え方が変わって行く。
こうした連泊もたまにはいいな…と。
因みに…なんですが、キルギスとタジキスタンの間には時差が1時間ある。
でも、このパミール高原エリアは、“ムルガブタイム”“パミールタイム”と称して、キルギスと同じ時間帯を使ったりします。
なので、明日の車の出発時間を聞く際は、“ムルガブタイム?”“ドゥシャンベタイム?”とその都度、確認していました。
ってか、タジキスタン、そんなに広い国土を誇る国な訳じゃないんですけれどもねぇ…
何か、不便に思うのは、気のせいでしょうか。
コメントを残す