燃油サーチャージは春まで据え置き!
JALが2023年2月発券分以降の国際線燃油特別付加運賃(燃油サーチャージ)を発表しましたが、2022年12月~2023年1月までと同額の維持と言うコトになりました。
ホントに激高。
ようやく前回の改定でやや落ち着きましたが、連続での下落と言うコトにはならず、依然として高止まり…と言うコトに。
ひとまずサーチャージ額は、こんな感じ。
区間(日本発) | サーチャージ額 |
韓国・極東ロシア | 5,900円 |
東アジア(韓国・モンゴル以外) | 11,400円 |
グアム・パラオ・フィリピン・ベトナム・モンゴル・イルクーツク | 17,800円 |
タイ・マレーシア・シンガポール・ブルネイ・ノヴォシビルスク | 24,700円 |
ハワイ・インドネシア・インド・スリランカ | 30,500円 |
北米・ヨーロッパ*・中東・オセアニア | 47,000円 |
*ヨーロッパ内での乗継便に、ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)/フィンエアー(AY)・イベリア航空(IB)が運航するJALコードシェア便利用の場合は、区間ごとにビジネスクラスは40USD・エコノミークラス32USDが必要
燃油サーチャージは、シンガポールケロシンの市況価格2ヶ月間の平均を、同じ期間の為替レートの平均を円換算して出した金額を基に決定すると言う形になっていますが、今回は変更なし。
まぁ…
ここまで金額が跳ね上がっていると、もう変更がなくてもあっても、あまり変わらないのかも知れないですけれどもね、感覚的には。
それにしても高すぎて…
もうどこにも行けそうな気がしないです、フルサービスキャリアの有償利用では。
今回の発表分は、2023年2・3月分なので、春先まで現状と同額と言うコトに。
つまりはゴールデンウィークも既に予約済みの方と間際予約派の方以外は、この金額の燃油サーチャージと言うコトになりますね。
高止まりするサーチャージ対策は…?
LCCを活用する
高騰する燃油サーチャージ対策としては、幾度となく書いていますが、まずは別途に燃油サーチャージが不要な航空会社が多いLCCを活用すると言うのが、1つ。
最近、近隣諸国からはLCCも便数・路線ともに運航再開や新路線の開設が出てきていますので、うまく利用したい感じ。
韓国・台湾・香港…と日本からも距離的に近い東アジア圏の路線も戻りつつあるし、東南アジアへのLCCもズラリと戻ってきていますからね。
ただ“LCC”と言っても、高値圏になっている感じはあります。
元々、燃油サーチャージを別途に徴収していないと、その分は運賃に反映されるコトになるのと、ポストコロナの動きで需要が増えている状態なので、以前のようにセールも頻発に行っていない感じがするし、なんだかんだと総額になると、そこそこの金額にまでなっちゃう気が。
まぁ、それでも燃油サーチャージ額を含めたフルサービス型キャリアと比べると、雲泥の差がありますけれどね。
特典航空券を活用する
他の対策としては、やはりマイルの活用でしょうか。
JAL/ANAの場合、国際線特典航空券で利用すると、燃油サーチャージが必要にはなります。
ただ特典航空券による利用の場合、燃油サーチャージが不要な航空会社も存在しています。
JALと提携関係にある航空会社で見てみると、アメリカン航空・ハワイアン航空・マレーシア航空・カタール航空と言った航空会社は、特典航空券での利用の場合は、サーチャージが不要になっています。
なら、やっぱりこれを利用するのは、アリですよね。
ただその代わりのデメリットとしては、必要マイル数が多くなる可能性が出てくるという点でしょうか。
マイル。
特にJALとANAでマイルを貯めている方は、有効期限があるという方も多いと思うので、この際、一気に使ってしまうと言うのは、アリかな…と。
コロナ禍でマイルで海外に行けていない人は、マイルも貯まりつつあるでしょうし、そろそろ有効期限も頭の片隅に入れておかないといけませんしね。
一応、ANAもJALもマイルの有効期限の延長措置が取られていましたが、JALの場合は、eJALポイントでの延長でしたから、残っているマイルはやっぱりこう言ったタイミングで使ってしまうというのは、アリじゃなかろうか…と。
いつまで高止まりが続くのか…
それにしても…
いつまでこの高止まりが続くのか。
正直、ここまで高くなるならば、もう運賃+サーチャージの総額で提示してくれないと…とすら。
だって運賃以上のサーチャージが必要になるケースだってある訳ですからね。
ってか、そもそも“運賃ってなんだっけ?”とすら思えてくるレベル。
そして何よりもここまで高くなってしまうと、ホントに海外旅行に手が出せなくなる感じ。
1人旅ならば、まだそこまで…と思いますが、カップル・ご家族となると、もうサーチャージだけでかなりの金額になりますからね。
当分、日本でのんびりするべきか。
それともようやくの海外に出るべきか…
どちらを選ぶ人が多いのだろう…
まぁ、間違いなく、海外旅行熱に水を差すと言う感じにはなるでしょうね、やっぱり。
せめてもう数段階、下がってくれないとなぁ…
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