何故、キエフにトイレ博物館!?
この今のBlogになる前、旅のHPを持っていたワタクシ。
もうその頃から遊びに来てくれている人はほとんどいないのですが、そのHPには“世界のトイレ”と題した写真コーナーがあった程に、“世界のトイレ”が好きなワタクシ。
そんな“世界のトイレ”好きな旅人が訪れた、ココ、ウクライナのキエフに“トイレ博物館”なるモノがあるらしい…と聞いたからには、ぜひ、訪ねなければ!!とばかりに勇んで行ってきました。
キエフのトイレ博物館。
わざわざウクライナまで行って、トイレの博物館にお金を払ってまで行かなくても…と、自分でも思いますけれどもね。
でも、やっぱり見逃せなくて…ですな。
何と言うか、“B級な旅ココロ”をくすぐるってヤツですかね。
さてトイレ博物館。
地下鉄の駅で言うと、Klovs’ka駅。
独立広場からもそんなに遠くはナイ場所に。
駅を降りて、そこから軽く坂道を上った所にある。
ってか、何気にキエフって坂道が多い街なんですよね…
独立広場が谷間にあるから、余計にそう思うのかも知れないけれど(因みに、独立広場から見ると、実は四方何処に行っても丘がある様な気がします)。
建物はガッツリしっかりとしたモノで、案外、オシャレでびっくりしたのですが、いざ、中に入ってみると、そんなに広くはなさそう。
どうせ他にお客なんていない様な博物館だろうなぁ…なんて思っていたら、ビックリ。
2人組の先客がいました。
しかも、親子。
ってか、どんだけ物好きだよ…と、自分のコトを差し置いて思ってしまったのは、間違いない。
だって、別にキエフってトイレが有名な街って訳じゃないし、トイレメーカーがある訳でもナイのに、何故、この親子はキエフでトイレ博物館に来ているのやら。
博物館のスタッフと話をしているのを聞くと、ウクライナ語かロシア語っぽいので、多分、地元の人っぽいんだけれども…
キエフのトイレ博物館で見られる展示物
さて、最初は真面目なパネル展示。
と言うか、基本的に、パネル展示がメインです。
一応、英語で書かれた説明書きも1部だけあり、スタッフの方が入場と同時に手渡してくれました。
が、この説明書き、パウチされているのですが、6,7枚ぐらいから成っていて、もう順番がめちゃくちゃに。
せめてページ数だけでも打っておけば良かったのに…と思わざるを得ません。
でも、トイレの歴史がワールドワイドに説明されています。
“案外…お堅いのね”
そう思わざるを得ません。
てっきり、もっとテキトーなんだと思っていたから。
もっとサブカルチャーと言うか、B級モノだと思っていたから。
説明書きも、1つ1つ読むのがボクの英語力では面倒極まりなくて、途中でさすがに飽きて来ましたけれどもね。
進んでいくとちょこちょこと昔のトイレや尿瓶みたいなモノの展示が、所狭しと展示されていました。
基本的には、時間軸に沿って展示されていて、パウチされた説明書きは、結構、丁寧。
いや、もういいよって言うぐらいに丁寧でした。
誰がそんなにトイレの歴史や進化に興味を持っているんだろう…と言いたくなるぐらいの丁寧さで、逆に、頭が下がる思いだったり。
そして、最後はTOTOで締めくくられていました。
おおっ!
ウオシュレットじゃないですか、TOTOの~!!
こんな場所で会えるとは思ってもいなかったけれど、寧ろ、展示していないで、もっと日本のトイレの良さを広めてくれ、ココで~!!と、ココロで叫んでみました。
カオス極まりないぞ、トイレ博物館
んで、トイレにまつわる小物の展示が。
もうココは意味不明。
中学生でも最早、こんなコト、しないわ、きっと…
いや、でもこう言うのは、万国共通と言うべきなのか…
クレヨンしんちゃんがいたり、ドラえもんがいたり。
まさかキエフでこのキャラクターに会えるとは思ってもいなかったけれど、著作権と言うか、そもそもコレは何処で売っていたのやら。
少なくとも、日本じゃない様な気がしてならないんですけれどもね。
しんちゃん、真っ裸だし。
そもそも日本でトイレのアニメ(漫画)キャラと言えば、アラレちゃんが1番近い様に思うのですが(偏見ですかね?)、さすがにアラレちゃんは展示されていませんでした。
それにしても…
誰が、何の為に作ったのだろう、この博物館。
そんなに広くナイし、そんなにトイレ実物の展示がある訳じゃないし…と思って、ふと壁を見ると、ギネスの証明書が。
“ギ、ギネス!?”
ワールドレコード持ってるの?と突っ込まざるを得なかったのですが、クレヨンしんちゃんとかドラえもんのトイレ展示などを含めると、確かに“ワールドレコード”を持っていても不思議じゃない。
いや、不思議じゃない…じゃない。
だって、競合相手がほとんどいないからかな。
日本だとTOTOミュージアム。
韓国だと水原にあるらしいし、ヨーロッパだとプラハにトイレ博物館はあるらしいのだけれど、その他にあるのかどうか…と言ったレベルだからな。
ってか、ホントに、どうしてキエフに来てまで、トイレ博物館に来ているのやら。
行く前も帰る時も、全く同じコトを思いながら、キエフのトイレ博物館を後にした“世界のトイレ”好きなワタクシでした。
まぁ…
値段が安めなので(25フリブニャ)、お時間がある人にはネタとしてはおススメですけれども。
何と言っても、“ギネス認定”されていますからっ!!
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