アマゾンを船で下る #3 激暇:乗船44~53時間目

ハンモックの正しい眠り方

乗船して44時間目。
出港してから34時間目の朝6時に起床。

6時半には朝食タイムになっていたけれども、まだ持参していたパンがあったので、コーヒーだけ飲むコトに。

コーヒーと、多分、練乳。
甘ったるいコーヒーが、嬉しい。
明日からは食堂にパンを持って行って、コーヒーのお替りをしよう…っと。

10時ぐらいから雨が降って来る。

自然と、ブルーシートが降ろされるコトになって、外が見えない状態になり、それこそ、ホントにするコトがなくなる。

ってか、暇するにしても、暇。
と言うコトで、乗船48時間目の朝10時から、二度寝をしてみる。

6時に目覚めたばかり。
特に何もしていないし、昨日の夜、眠れなかった訳でもナイ。
それでも寝れてしまう不思議さは、ハンモックが為せる技なのか。

ハンモックって、凄いわ…と実感。

ようやくハンモックでの寝方も心得て来た感じがするけれども、まだちょっと頭の位置が分かっていないのか、ちょっと首筋が痛かったりする。
足を伸ばして、ちょっと斜めに眠る様な感じが良いんだけれども、一応、財布だとかケータイだとかの小さなバッグも一緒にハンモックの中に持ち込んでいるので、それが邪魔をしている気がしなくもない。
そして、何より失敗したかもなぁ…と言うのは、その高さ。
付けて貰って言うのもあれだけれども、ちょっと高い。低くしておけば、脇にペットボトルとかを置いて、横になりながら飲めたのに、位置が高すぎてそれが出来ないのは、失敗だった様な気がする。

それにしても、寝返りを打てない分、寝る位置がハンモックで寝る上では大切なんだと思うんだけれど、目的地のポルトベーリョに到着するまでには、ちゃんと習得出来るんだろうか。

 

いや…

習得した所で、きっとこのハンモックは何処かの宿に置いてくるだろうし、日本でハンモックを使う様な広い家の環境にはないから、何一つ、役に立たない技術ではあるけれど。

でも、そんなコトでも考えていないと、ホントに暇なんだよね。

時間の流れが、もうどうでもよい…

昼食は、食堂で。

昨日の夜のメニューのパッサパサの鶏肉が牛肉になっただけのメニュー構成。
もしかして、この繰り返しなのかも。
基本的にパスタと米と豆は変わらずで、メインだけが変わると言うパターン。
魚が出ると嬉しいんだけれども。

昼食後、ボニートの宿でゲットした

宮部 みゆきの『火車』(新潮文庫・刊)に手を出してみる。

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文庫版で500ページを超える大作だから、そこそこ読むのに時間が掛かるだろう…と思っていたのだけれども、15時には半分近くを読み切ってしまった。

小説が面白いから。
それとも、あまりにも時間を弄んでいるから。

どちらがその理由なのかは定かじゃない。
きっとどちらもその理由なんだとは思うけれど、このままだと今日1日で読み切ってしまいそうな勢いだったので、中断してみた。

まだまだ先は、きっと長い。
考えて、暇を遊ばないと(笑)。

それにしてもこの船、ほとんど寄港しない。
降りるもしくは乗る人がいる港だけ寄港するのかも知れないけれど、乗船して53時間目。出港してから43時間目。

いよいよ日付の感覚とかが無くなって来た。
もうこのままボリビアのルレナバケまで行って欲しいぐらいだ…
時間の感覚がなくなって来ると、どうも全てのコトが面倒に思えて来るらしい。

ってか、今、どの辺りを船は航行中なんだろう…

まぁ、元々、旅をしている最中は、時間の感覚が普段よりも大幅に鈍くなっている(当社比で言うなら300%ぐらい)のは確かなのに、それに増して…なんだから、そりゃ、もう、時間って何!?ぐらいな感覚である。

【今日の気分】

Jorge Ben Jor “Pais Tropical”

ジョルジ・ベンの名曲。

さすがに街中で掛かっているコトはなかったけれども、リオとかに行けば、またもうちょっと違うのかも…
でも、ブラジルにいて聴くと、また感じ方がちょっと変わるし、アレンジによって色々な感じ方が出来る曲だと思う。

もう1回、日本、来ないかなぁ…
いや、年齢的に、さすがにもう来れないか…

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