エチオピアのバスのウザさ

ダナキル砂漠ツアーを終えて、翌日には、ラリベラに向かって移動スタート。
のんびりしたいなぁ…
やっぱりメケレ滞在、もう1日、伸ばした方が良かったかな…
折角、せわしない日本から離れて、海外まで来ている訳だし…なんてコトも思うんですが、短期旅行者の悲しい性です。
しかも初めて来る国なので、折角ならば、幾つか回りたいなぁ…と言う気持ちもある訳ですから。

エチオピアの移動

ひとくちに、ラリベラへの移動と言っても、それは案外、めんどくさい。

いや、案外ではなくて、結構、めんどくさい。

いや、“ラリベラへの移動”がめんどくさいのではなく、“エチオピアの移動”そのものが、めんどくさいのだ。

幾つかまとめて面倒なポイントを挙げてみる。

  • 夜行バスが法律的に禁止されている
  • 基本、朝の5時出発
  • 道が宜しくない所が残っている
  • エチオピア人の三半規管が弱い
  • なのに、山道
  • 隣の人が南京虫かダニを持っている可能性がある
  • バスがボロい
  • そしてやっぱり遅れる

どの情報を見ても、こんな情報しか、載っていない。

あぁ…

 

終わってる。

ボロいと遅れると道が宜しくないと言うのは他の国でも、良くある話。
良くある話と言うか、多くの国が該当する話。

でも、夜行バスがナイって!?

三半規管が弱いって?

南京虫かダニを持っているって??

もう、意味不可解すぎる程に、意味不可解。
さすがはアフリカの中でもGoing My Wayを突き進む国です。
いや、アフリカの中だけじゃなく、世界的に見ても、かなりGoing My Wayですね。

何と言っても、“エチオピアンタイム”と言う訳の分からない時間軸も残っている国ですし。

元々は、道が悪いし、山道で危ない→夜行バスなし→目的地に着ける様に朝出発と言う流れなんでしょうけれども、実際、そこまで悪いばかりではなく、中国からの資本・援助が入って来ているので、どんどん改善されている。
もちろん、地方に行けば行く程、まだまだ道は悪いのでしょうが、メケレは北東部の中ではかなりの主要都市であり、そこまでの道は、改善された道ばかり。ラリベラだって、国際的な観光地ですから、めっちゃくちゃな道ではない訳です。

なのに、夜行バスもなく、しかも直通バスがナイ。

さらに言えば、運が悪いと、途中で日没になってしまう。

日没になったら、もうバスは走らず、その町で宿泊になる。

もう、運を天に任せるしかないって感じです。

少なくとも、隣に南京虫を持った人が来なければ良いけれど…なんて思いつつ、メケレのバスターミナルに5時前に到着。

ターミナルの前はひとだかり。
辺りは真っ暗闇なので、ちょっと怖い感じすらしますが、昨日までのダナキルツアーで一緒だった人が2組3人ばかりいたので、ちょっと安心感も。

エチオピアのバスの乗り方

5時を少し過ぎた頃に、開門。

ここからは一気にダッシュです。
もう全員がなだれ込むので、負けじと走る訳ですが…

 

 

 

 

おりゃ!!!

走れ、俺!!!!!

 

って…

 

 

どのバスかが、分からない!!!

 

だって、行き先表示が現地語なので、どのバスかが皆目見当もつきません。

昨日、チケットを購入した時に、車の番号を聞いてはいたのですが、メケレのバスターミナルは、そんなに小さくないので、何処にバスが止まっているのかすら分からない。

何とかバスを見付け出した時には、座席は残り僅か。

でも座れたからラッキー。
ってか、この予約って、意味あるのかな…なんて、つい思ってしまう訳ですが、ダナキルメンバーが全員同じバスだったのも笑ってしまいました。

勿論、全員、行き先はラリベラ。

そして、隣には現地の初老のおじさんが着席。

南京虫を持っているかどうかは、勿論、分かりませんが、確かに南京虫が住んでいてもおかしくはないモノを羽織っている感じ(失礼ですね、この言い方。先入観って怖いね)。

南京虫にドキドキしつつ、バスが出発すると同時に、朝が早かったが故に、ウトウトと。

ってか、バスに乗るだけで一仕事終えた感じすらするのは、何故なのだろう。

それがエチオピアのバス。
いきなり劇的に…と言うのは、難しいのだろうけれども、もう少し、何とかならんものなのかなぁ…と、つくづく思ってしまいます。
少なくとも、朝5時出発は、勘弁して貰いたい所ではあります。

AKBの曲に“UZA”と言う曲がありますが、まさに、ウザい。
バスに乗るのが一苦労な国は、確かに他にもあるけれど、トップレベルの地位にいる気がします、エチオピア。

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