タイが空爆を実施!
タイの軍報道官が、カンボジアとの国境地帯で、カンボジア軍の砲兵部隊陣地を、2025年12月8日に空爆したことを発表しました。
これは2025年7月に起きた軍事衝突からの流れ。
時系列的には、こんな感じ。
- 2025年5月…国境地帯で軍事衝突発生
- 2025年6月…国境封鎖
- 2025年7月
- タイがカンボジアとの外交関係の格下げを実施
- 国境地帯で軍事衝突発生
- 2025年10月…トランプ米大統領仲介で和平合意
- 2025年11月…タイ側が和平合意履行停止を発表
と言う流れになっており、既に半年近く、関係が悪化した状態になっている。
今回の発表では、カンボジア軍陣地(空爆の対象になった場所)から、タイの軍基地に対する攻撃が行われたとしていて、タイ軍側は、あくまでも軍事施設のみの攻撃であると正当化。
一方のカンボジア国防省報道官側は、プレアビヒア州でタイ軍による攻撃を受けたことを発表しているが、カンボジア軍は反撃はしていないとの主張。
タイ側は、国境地帯のシーサケート県にて12月7日に銃撃戦が発生し、タイ兵士2人が負傷。
地元住民には非難を要請。
翌8日にはウボンラチャタニ県でも衝突が発生し、タイ兵士1人が亡くなったと発表しています。
小康状態もつかの間…
双方から発表されている内容が、やや異なる印象はあるが、折角、ひとまず小康状態になったものが、また元に戻るのか…と言う気もする(それにしても、小康状態の期間が短すぎると言う気がしますが…)。
が、別に今年に入ってからの紛争ではなく、元々、長年の両国間の懸案事項でもあるから、一筋縄ではいかない。
国民感情を考えると、どちらかが簡単には譲歩できる話でもない。
ただ…
トランプ大統領を担ぎ出して(担ぎ出したと言うより意気揚々と出て来たと言う方が正しいのかも知れないが)、和平合意まで達したのに、元の木阿弥。
それは許されるのか?と言う気も。
ただ国力の差は、確実にある。
軍事力の差は、もっとある。
それをカンボジア側がどう捉えるか。
まぁ、ロシア・ウクライナ情勢だけを見ても、既存の国力・軍事力だけでは測れないのが、今の時代でもあるけれど。
影響はどちらが大きいのだろう?
ただ…
これでまた当分、国境は開かないと言うことになりそう。
カンボジア側ではかなりタイ製品・タイから進出している企業のボイコットが行なわれているが、観光産業的には、どうなんだろう…?
タイ側は、そもそも東北部に訪れる観光客は、そう多くない。
また周遊と言う意味で見ても、まずタイが玄関。
そしてマレーシア・ラオスに抜けられるので、影響は限定的のように思える。
カンボジア側も、アンコールワットのあるシェムリアップからプレアビヒアは、やや距離がある。
ただ周遊と言う意味では、玄関口と言うには、空路が乏しい。
ベトナム・ラオスには抜けられるが、そもそもラオスに抜ける人は多くなく、そう考えると、タイからの陸路が途絶えたのは、やや影響が大きそうにも思えるが、どれぐらいの影響が出ているのだろう。
観光。
旅。
平和あってこそ。
領土問題なので、簡単に解決する話じゃない。
そしてどちらかが何かを得たら、片方は失うと言う話でもある。
解決の糸口があるのかどうか…








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