リマの夜の趣き

いよいよ今日が南米大陸最後の夜。
まぁ、明日の夜便なので、実質、明日も丸1日、残ってはいるんだけれどもね。
でも、最後の夜となると、何だか“何かをしなければ…”と言う気持ちにムショーに駆られるから不思議です。

リマ旧市街は危ないのか?

アルマス広場を中心とするリマの旧市街。

昔、旧市街にある日系一世が経営していた宿の“ペンション沖縄”(現在、廃業しているらしい)に泊まった時も、門限は22時だったコトを思うと、そこまで治安が良い訳じゃないと思えるエリア。沖縄のオーナーは特に、旅行者の安全面には気を使っているオヤジだったし。

それから10年。
多少、改善はしたと思うけれども、そこまで劇的に良くなったかと言われたら、そう言う訳じゃないと思う。

確かに、極左の武装組織である“センデロ・ルミノソ”は壊滅した。

最早、今を旅する人にとって、ペルーはそう言う武装組織のいた国と言うイメージはないのかも知れないぐらいにまで、治安とそのイメージは改善したと思う。

でも、旧市街を歩いていると、やたらと警察官の数はかなり多くて、それを“安心”と捉えるのか、逆に、“それだけ危ない”と捉えるのかは、旅人によって判断が分かれる所なんだと思う。

武装組織による組織的な動きは鳴りを潜めてはいるのだろう。
だけれども、個人的な行動によるスリだとか、ひったくりだとかは、確かにまだまだいると捉えるべきなのだろう。

特に旧市街は、建物の影も多いので、そう言う被害は後を絶たないのかも知れない。

でも…

やっぱり旧市街の夜景って、何処か温かくて、イイ感じなんですよねって思うと、夜もちょこちょこと、そしてブラブラと出歩いたりしていました。

まぁ、あてどなくって感じで。

夜のアルマス広場

アルマス広場は、22時でもこんな感じで人が結構。

ベンチだったりカテドラルの階段とかに腰掛けて、ゆったり歓談を楽しむ雰囲気。
家族連れとか、結婚記念の写真を撮る人の姿もチラホラと見受けられたので、そこまで危険さは感じず。

個人的には、ベンチに座って、何処かで買って来たコーヒーでも飲みながら、夜のアルマス広場を眺めたかったのですが、宿から広場までの間にテイクアウト出来るコーヒー屋が無く…
やっぱりこの辺りが、旧市街らしい所って感じだろうか。

ってか、リマほどに旧市街と新市街の差が激しい街も、そう多くはない様に思えて来る。

正直、全然、期待していなかった。

だからだろうか。
より美しく見える。

どの建物も、ほんのりライトが乗っていて、つい色々な場所で立ち止まってしまう。

そして、昼間のリマの旧市街とは、また違った趣きが、楽しくて仕方がナイ。

旧市街の夜景

旧市街の街中へ、アルマス広場から歩いて行ってみたけれど…

もうヨーロッパだな、コレ。

そんな感じ。

いや、ちゃんとヨーロッパなんて行ったコトがないから、あくまでもイメージでしか過ぎないけれども。

ちょっと影がある旧市街の夜。
旅の最後は、やっぱりちょっとこう言う陰陽がある場所が、イイね…なんて、センチメンタルな気分になりながら、自分に言い聞かせてみる。

いよいよ、明日は帰国の途。

南米、やっぱり楽しかった。
迷ったけれども、来て良かった。

そう思った瞬間、これまでに出会った人の笑顔が、走馬灯の様に蘇って、なかなか宿に戻れない夜になってしまいました。

【今日の気分】

Don Omar – Danza Kuduro ft. Lucenzo

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ちょっと古い曲なんですが、多分、かなり好きなアッパーチューン。
発売されてから10年には至っていないけれども、そろそろそれに近くなっているのに、未だにちょこちょこと街中で流れているのを聴いた感じがあるのは、やっぱりレゲトンを代表する歌手なだけあるなぁ…と。

良く聴いてはいるんだけれども、未だにサングラスを外したDon Omarとサングラス付きのDon Omarが一致しなかったり(自分の中のイメージはサングラス付き)。
まぁ、サングラスを普段から掛けている人は、みんな、そうなのかも知れないけれど。



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