ハバナの旧市街ってヤツ

ハバナの旧市街って、良くある旧市街に見える。
いや、旧市街で言うのならば、もっとキレイで、上手に補修された旧市街がいっぱいあると思う。

でも、ハバナの旧市街は、一味違う。

はっきり言って、キレイじゃない。

いや、朽ち果てていそう。
いや、最早、朽ち果てている。

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3階からそこそこ大きな木が生えていたりする建物もあるし、崩れ落ちたままの建物もある。

ってか、朽ち果て方が、もう大胆。
フツー、木なんて生えないだろって。

しかも、それが旧市街の観光客が行く様な場所にもあるから、驚きを隠せない訳だけれども、さらに驚くのは、入口は朽ち果てている様にしか見えないのに、2階には洗濯物が干してあって、未だに現役の建物だったりする所。

建物を丁寧に大事に使っていると言えば、確かにそうなんだけれども、それ以上に、“いや、無理があるだろ”と突っ込みを入れたくなる。

やっぱり物が不足しているのかな…と、つい思ってしまう。

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そう言えば、旧市街地にも幾つか、配給スポットがある。

“何のお店だろう…”

と店を見ると、列が出来ていて、“あぁ、配給所ね…”みたいな。
日本人からすると、最早、考えられないモノなんだけれど、ココではそれが当たり前な訳で、どうしてもその落差が埋められないままでいます。
まぁ、実際に何回か見てしまうと、もう新鮮味はなくて、街中に溶け込んでいるモノの1つになるんだけれど、そこに至るまでには、“このシステムは幸せなんだろうか…”なんて、邪推なコトを考えてしまったり。

 

でも、そんな旧市街。

手入れが為されていない所に人が集まり、狭い道に車が行き交う。
カオスな部分もある半面、観光客向けにディスプレイされたモノが置かれてたり…と、ごちゃごちゃてんこ盛り。

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一歩外れても、陽気なキューバ人が“チーノ?”と声を掛けてくるたびに、“チーノじゃねーよ”と返す自分。

やっぱり人が集まる場所は楽しい半面、ちょっと疲れるなぁ…と言うのが、率直な所かしら。
でも、造られた感のある市街地で、これだけ人の匂いを感じる旧市街地は、好きだなぁ…と。
そして、そこを観光客向けじゃないクラシックカーが走り抜けると、とてつもなく“キューバにいる”と言う実感が湧き出て来る。

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時間と言う流れが幾重にも重なり合った感じで、それが今も脈々と流れている所は、やっぱりハバナって面白いと。

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因みに、この投稿は予定投稿。
執筆時点の現在地は日本ですが、きっとこの記事が投稿される頃には、また次の旅に出ているハズ。

なので、キューバ編は駆け足なんですが、いつになったら生身に追いつくだろう…(笑)。

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