“ドンッ!!ドンッ!!!!!”
宿の扉を激しく叩く音がする。
ツアーの集合がフナ広場に7時。
確かそう言っていた。
んで、現在時刻がその7時。
きっとどう考えても、これから参加するツアー関係のノック。
でも…
内鍵が掛けられていて、鍵がなく、管理人が寝ていて外に出られない。
いよいよメルズーガーへのツアースタート
そんな状態から始まったツアー。
ミニバスの定員ちょうどの総勢15P。
日本人4人
香港人1人(居住は香港じゃないけれど)
フランス人、アルゼンチン人、ポーランド人…
色んな国の旅人が集まった感じ。
久しぶりに早起きをしたせいか眠すぎる程に眠くて、ミニバスが動き出す前に眠ってしまい、ガイド兼ドライバーの自己紹介の時だけ起きていたんだけれども、最早、名前すら覚えていないけれど(この自己紹介も、英語・フランス語・スペイン語・アラビア語・日本語…と各国のコトバで紹介があってびっくり)、とにかくツアーのミニバスは走り出した。
ミニバスは快調にアトラス山脈越えへ。
つづら折りに次ぐつづら折りの道に辟易するけれども、やっぱりいつも通り、移動中のバスは寝てしまう人。 折角、窓側の席をキープしているのに、もったいなさすぎるとは思いますけれども、睡魔には勝てない自分がいます。
でも、ちゃんと眺めの良い所で停車したりなんかもしてくれるので、バスより楽だし、楽しめるかも。
それにしても、やっぱり山脈を越えると、一気に風景が変わって行く。
いや、変わったと言うか、“戻った”と言う感覚に近い。
緑がなくなり、赤褐色の大地へ…と。
世界遺産のアイト・ベン・ハッドゥへ!
んで、最初の観光スポットになるアイト・ベン・ハッドゥの町に到着。
町と言ってもそこまで開けた感じはなく。
ってか、“アイト・ベン・ハッドゥ”って、何度言ってもちゃんと覚えられない自分がいます(笑)。
もう現地にまで来ているのに…
そして、ここで昼食と観光。
が、こうしたツアーで立ち寄るレストラン、高っ!!
当たり前ですけれどもね。
と言うコトで、そんなお店で食べられる訳もなく、早速、ツアーとは別行動をして、15DHでオムレツサンドを作ってくれるお店を何とか発見。
このツアー、朝と夜は付いているのですが、昼間は各自で別払いなので、明日も同じ様に昼食難民になるコトが確定しました(なので、マラケシュから同様のツアーに参加する人は、昼食を持参しておいた方が良いかも)!
さて、肝心のアイト・ベン・ハッドゥ。
そこまで歴史が深い訳でもナイはずなのに、世界遺産。
そして、“アラビアのロレンス”や“ハムナプトラ2”のロケ地として知られたクサール(要塞化された村)。
小川のほとりの丘の斜面に沿って建てられているからか、何か立体的。
まぁ、小川と言っても、枯れた川になっちゃってましたけれど。
でも、斜面に建てられているからなのか、小さな村なのに、勇壮な感じに見せてくれる。
でも…
何よりもその丘の頂上からの眺めが、何か良かった。
暑いんだけれども、眼下には小川とそれに連なる緑があって、そしてアイト・ベン・ハッドゥの要塞。
保存の状態も悪くなさそうに見えて、崩れ落ちた建物もほとんどなかったし。
ただ…
なんでクサールの中に、冷たい飲み物を売っているお店が1軒もないのだろう…
お土産物屋はあるのに、カフェがない。
そして、売店がない。
絶対、クサールの中で冷たい飲み物を売る店があれば、売れるのに~なんて、ちょっとゲスなコトを考えてしまいました。
お陰で、汗じんわり。
そして遺跡から出た瞬間に、冷たい水を求めてしまう自分が…
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