ディズニー、園内でのお願いを更新!
YouTuberなどが標的に?
日本にあるテーマパークの中で、不動の人気を誇る「東京ディズニーリゾート」(以下、TDR)。
ディズニーランド・ディズニーシーなどを誇る一大テーマパークですが、9月になってからWEBサイトにある「東京ディズニーリゾートからのお願い」の内容が更新され、今までになかった「営利活動の禁止(当社が許可した場合を除きます)」と言う一文が追記されました。
今までもTDRの禁止事項の中には、
・商業目的の撮影等
・ハンディサイズのグリップアタッチメントを除き、一脚・三脚・自分撮りスティック等の補助機材の使用
と言うのは、謳われていた訳ですが、改めて、「営利活動の禁止」と言う一文が追加されたと言うコトになります。
具体的にどう言うコトを意味しているのか…と言う部分ですが、世間的には、YouTube対策ではないか?と言う話が上がっている。
確かにYouTubeは広告が付けられ、収益化ができます。
さらにTDRを取り扱ったチャンネルは、人気も高く、収益化しやすいと言う側面もありますからね(その分、ライバルも多いけれど)。
撮影者のマナー違反対策?
昨今、YouTubeやTikTokと言った動画メディアが一般的になりましたが、それに伴って弊害が生まれて来たのも事実。
特に一部の撮影者のマナー・モラルが問われる事態になっているのが現状で、撮影をするコトで他の来場者に迷惑を掛けるコトが見受けられるようになり、TDRの場合だと、シンデレラ城の前で踊っている動画を撮影するために、長く同じ場所をキープするなどの事例が出てきたり、園内で“逃走中”を行なう動画なども生まれたりしていました。
これらの撮影は、その撮影者に興味のない他の来場者からすれば、ただ単に邪魔なだけですが、TDRの場合、これまでも上記の「お願い」の中で、
・他のお客様のご迷惑となる撮影および公衆送信
と言う形で禁止事項として明文化されているので、改めて、このタイミングで禁止事項をプラスした理由としては、弱いようにも思う。
またそもそもだけれども、動画を撮影している→それがそもそも個人向けなのか商用なのかは現地では判断できないでしょう。
YouTubeは収益化が可能ですが、TikTokは広告が貼れる訳でもないので、直接的な収益化はできない訳ですし、どのメディアにアップする可能性があるのかも、現場では分からない訳ですからね(アップした時点で対処はできますが)。
著作権と肖像権
他に考えられる要素としては、著作権ならびに肖像権の問題でしょうか。
特にディズニーは外資系企業ですから、著作権の管理には非常に神経を配っている企業だとも言えるかと。
園内における著作権。
・ショー
・パレード
・ショーなどを行なっているキャラクター
・音楽
それぞれの事例によって異なる部分はあるのでしょうが、この辺りは確実に著作権に引っ掛かってくる話。
なので、YouTubeやTikTokが…と言うよりも、寧ろ、この辺りをしっかりと規制したかったと言うコトなのかな?とも。
また園内で動画を撮ると言うコトは、不特定多数の人が映り込みによる肖像権の侵害とも兼ね合いがあってもおかしくはなさそう(これに関して被害を受けるのはTDR側ではないですが…)。
ただ撮影された人をメインで撮影したり、不特定多数が閲覧できなければ侵害したとも言い難い部分はありますが、そもそも昨今の風潮として、映り込みを嫌う人が増えている訳で、その声に対応したと言う感じも。
規制で縛られる現代
まぁ…
妥当なのかな?と思うべきなのでしょうが、寧ろ、今までよく黙認してきたなぁ…と言えるのかも知れない。
“暗黙の了解”と言うか、撮影者側の良心に任せてスルーして来たと言うか。
“夢の国”なだけに、いろいろと現実的な規制で縛りたくなかったと言うコトなのかも知れませんね。
でも、こうして少しずつ規制が出てくると言うのは、やっぱり息苦しくなる結果にならなければ良いけれど。
スマホのカメラ性能が向上し、誰でも・いつでも・どこでも撮影がしやすくなった。
さらにSNSで、シェアをしやすくなった。
だけれども、それに合わせて行かなければいけない規制もあるって話なのかな。
ってか、他の国も同様に改定されているのかな?
で、ボク個人としてもブログを持っているし、広告を載せている訳だから、TDRのコトは書けなくなっちゃう…と言うコトですね。
でも改めて、ブログを書いて収益を得ている…と言うコトに対して、様々な場所で権利を侵害する可能性もあれば、迷惑を掛けている可能性があると言うコトを肝に銘じていないとなぁ…と。
旅行関連なんて、特に立ち止まる機会も多いですし、映り込みの可能性も高いですからね。
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