2024年からは約580万人の増加
日本政府観光局(JNTO)が、2025年1年間の訪日外国人旅行者数が、4,268万3,600人で、過去最多だった2024年の3,687万148人から15.8%増となり、過去最多を更新し、4,000万人台を越えたことを発表しました。
前年からは約580万人の増加。
コロナ禍以前で最多だった2019年は3,188万2,049人だったので、1,000万人以上が増えたと言う結果。
| 2016年 | 24.0 |
| 2017年 | 28.7 |
| 2018年 | 31.2 |
| 2019年 | 31.9 |
| 2020年 | 4.1 |
| 2021年 | 0.2 |
| 2022年 | 3.8 |
| 2023年 | 25.1 |
| 2024年 | 36.9 |
| 2025年 | 42.7 |
コロナ禍では壊滅的なインバウンドでしたが、この10年間は基本的には右肩上がりの成長を見せており、2025年もその流れが止まらなかったと言う感じ。
10年間で見ると、倍増に近い数値になっているので、強烈に訪日外国人観光客が増えている状態であると言えそう。
トップは韓国、続いて中国
年間の訪日外国人旅行者数を、国・地域別に見ると、こんな感じ。
| 2025年 | 2024年 | |
| 韓国 | 945万9,600人 | 881万7,765人 |
| 中国 | 909万6,300人 | 698万1,342人 |
| 台湾 | 676万3,400人 | 604万4,316人 |
| 米国 | 330万6,800人 | 272万4,594人 |
| 香港 | 251万7,300人 | 268万3,391人 |
| タイ | 123万3,100人 | 114万8,848人 |
| オーストラリア | 105万8,300人 | 92万196人 |
| フィリピン | 88万5,100人 | 81万8,659人 |
| シンガポール | 72万6,200人 | 69万1,226人 |
| カナダ | 68万8,000人 | 57万9,445人 |
トップは韓国。
前年から7.3%伸ばして首位を堅持。
オーストラリアが年間100万人の大台に乗ってきて、年間の訪日者数が100万人以上を記録している国・地域が7になった。
昨年と比べると、上位では香港だけが前年比でダウン。
カナダが前年比で18.7%増と大きく伸ばしたことでトップ10入りし、代わりに9.2%増に留まったフィリピンを抜いた。
中国は日中間の情勢が緊迫化したこともあり、12月単体で見ると-45.3%の大幅ダウンを記録しているが、年間で見ると30.3%増。
その他で見ると、インドが35.2%増。
メキシコも32.0%増。
さらにドイツ・イタリア・スペインも前年比で30%以上の増加を見せた結果に。
マレーシア・インドネシアからも20%以上の増加を記録しているので、ほぼどのエリアからも増加したと言う結果になった。
インバウンド消費も過去最高額に!
年間のインバウンド消費額も、前年比16.4%増の9兆4,559億円で、過去最高額。
年間の消費額を国籍・地域別にすると、
- 中国…2兆26億円
- 台湾…9,638億円
- 米国…9,139億円
- 韓国…8,767億円
- 香港…5,716億円
となり、上位5ヶ国・地域で全体の約60%を占めると言う結果に(但し、1人あたりの旅行支出で見ると、多いのはドイツで39.4万円・イギリス39万円・オーストラリア39万円の順)。
こうして見ると、訪日者数はトップの韓国の消費が冴えないのは、やはり短期間での訪日が多いのと、リピーターが多いので特に高額なお土産などを購入しないのでしょうね。
オーバーツーリズム対策は急務だが…
ここまで増加すると、随所でオーバーツーリズムが叫ばれるのも、無理はない。
この10年間で倍額に近い訳ですからね。
日中間の政治情勢から、直近で見ると中国からの訪日客が激減しているが、仮に中国からの訪日客が半減したとしても、2026年の年間で見ると、2025年の訪日外国人旅行者数を超える可能性がある訳で、オーバーツーリズムの解消は、ますます急務になって行きそう。
ただ…
この増加数に対応できる案がないのも、現実なのかな…と。
地方自治体などでは宿泊税などを課して、観光に関する対策の財源をねん出する動きもありますが、結果、何にどう使って効果がどれだけあったのかは、しっかりと検証する必要もありそう。
加えて、既存の訪日外国人が集まるエリアではなく、地方にどう誘客を図るか。
基本的には、そこに尽きるのだと思うけれど、地方に誘客をしたらしたで、人手不足も相まって、すぐにそこもキャパオーバーになってしまいますしね…
ただ年間の消費額を見ても、経済的にも今の日本には必要な力。
これから少子高齢化が進み、内需が先細る日本なだけに、やはりこの力は活かして行かざるを得ないのかな…と。








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