FIFAワールドカップが始まった聖地
南米とサッカーと言うのは、切っても切れない関係にあるけれども、やっぱり日本人的に目が行くのは、ブラジルとアルゼンチンになるのだと思う。
チリだって、コロンビアだって、エクアドルだって、強豪チームな訳だけれども、この2強のイメージには勝てなくて、南米を旅していても、ブラジルのマラカナンスタジアムとアルゼンチンのボカのラ・ボンボメーラを訪れる旅人は少なくはないと思う。
でも…
実は、ウルグアイだって、負け時劣らずのサッカーの聖地がある。
それが、エスタディオ センテナリオである。
ペニャロールとナシオナルの本拠地でもあるのだが、それよりも何よりも、1930年に、FIFAワールドカップの歴史が始まった場所でもあるコトは、もう少し知られていても良い様な気がする。
何でも、博物館が併設されているみたいなので、行ってみました。
行き方は超簡単。
バスターミナルまでCA1に乗ってセントロから移動して、バスターミナルから徒歩。
見えて来たのは、ゴールスタンド側。
パッと見る限り、そこまで大きさは感じなくて、古さしか感じないのは、日本のスタジアムが新しい場所ばかりだからなのかな?
ぐるっと回って、博物館へ。
入場料は、150ウルグアイペソもしくは5US$。
中に入ってみましたが、調度品などの解説は基本的に、スペイン語。
さすがにさっぱり分りません。
古さがしみ込んで味が出ているスタジアム
マラカナンスタジアムなどと同様、ここも試合開催のない日は、スタンドまで入れたりするのです(マラカナンの場合は、芝生に近い所まで行けたけれど)。
しかも、味のある様な売店レベルの所からひゅるりと行く感じで、ホントに試合を見に来ている様な雰囲気。
ちょうど芝の調整中だったみたいで、そこまでキレイじゃなかったけれども、歴史がしみ込んだこのスタジアムから、ワールドカップが始まったと思うと、ちょっとテンション上がります。
その第1回大会では決勝でアルゼンチンとぶつかり、4-2で地元ウルグアイが勝つ訳ですが、目をつぶると歓声だけはしっかりと聴こえて来そうな気がしてしまう。
2010年の南ア大会で久しぶりにベスト4に入ったぐらいで、最近は、パッとしない感じがあるし、他の南米の国のレベルも上がって来ているけれども、そう言えば、“キャプテン翼”だって、南米の登場人物で描かれるのは、ブラジルとアルゼンチンと、ウルグアイの ビクトリーノだったりする訳で、やっぱり古くからの強豪国なのは、間違いがない。
それにしても、1930年にこれだけのスタジアムを造れたと言うのも凄いなぁ…とは思う。
一応、建国100周年事業だったみたいだけれども、それだけの技術とチカラを持っていたと言うコトでしょうし。
あ、そうそう、コカ・コーラもサッカーボールマークになっていました(場内だけでしたが)。
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