キャセイ・香港・エアインディア…などが改定
昨今の中東情勢悪化を機に、原油高が進んでいる状態で、しわ寄せが航空業界にも到達しました。
キャセイパシフィック航空は、一気に倍以上に
まず香港の「キャセイパシフィック航空」が、2026年3月18日以降発券分からの大幅改定を発表。
- 香港→北米・オセアニア・ヨーロッパ・中近東・アフリカ路線
- 569香港ドル→1,164香港ドル
- 香港→南アジア路線
- 264香港ドル→541香港ドル
- 香港→その他の路線
- 142香港ドル→290香港ドル
- 改定対象外
- 日本・中国本土発路線・香港~フィリピン
日本発着路線は、2ヶ月ごとに更新で4月1日以降の発券分で改定予定だが、こちらは発表のタイミングの兼ね合いで、値下げ。
- 日本→台北・香港…8,000円→6,900円
- 日本発の旅程で香港→北米・オセアニア・ヨーロッパ・中近東・アフリカ路線…15,500円→11,500円
- 日本発の旅程で香港→南アジア…7,500円→5,500円
- 日本発の旅程で上記以外…4,000円→3,000円
今回の場合は、たまたま日本発の燃油サーチャージの改定発表が中東情勢が混迷する以前だったので、日本発の旅程分は、値下げになるが、香港発だと北米・欧州で11,607円が23,744円になり、一気に倍以上にはね上げることに。
香港航空は、30%以上の値上げ
同じく香港を拠点にしている「香港航空」も、2026年3月12日以降発券分から燃油サーチャージを、以下のように値上げ。
- 香港~東アジア・東南アジア線…162香港ドル→212香港ドル
- 香港~南アジア…284香港ドル→384香港ドル
- 香港~北米・ヨーロッパ・中近東・アフリカ線…589香港ドル→739香港ドル
香港~日本路線だと、30.8%の値上げ。
ただし、日本発便については、4月1日以降も7,000円(据え置き)で発表済み。
エアインディアは全路線に燃油サーチャージ導入
「エアインディア」は、段階的に燃油サーチャージを拡大・値上げ。
まず2026年3月12日以降の予約分から、現状、燃油サーチャージ未導入の以下の路線にも導入。
- インド国内線…399インドルピー
- インド~西アジア・中東路線…10米ドル
さらに同日から、以下の路線で値上げ。
- インド~東南アジア線…40米ドル→60米ドル
- インド~アフリカ線…60米ドル→90米ドル
2026年3月19日以降の予約分からは、以下の路線で値上げ。
- インド~ヨーロッパ線…100米ドル→125米ドル
- インド~北米・オーストラリア線…150米ドル→200米ドル
インド~日本・韓国・香港路線については、現状、値上げは未発表ですが、長距離路線に至っては、かなりの値上げですし、国内線にも燃油サーチャージが導入されることになるので、影響は小さくはなさそう。
ニュージーランド航空は、運賃設定を値上げ
「ニュージーランド航空」は、燃油サーチャージの徴収を廃止していて、そもそもの航空運賃に組み込んだ料金設定になっているので、運賃そのものを値上げ。
- 国内線エコノミークラス…10NZドル
- 国際線単距離…20NZドル
- 国際線長距離…90NZドル
国際線単距離で約1845円、長距離路線だと約8,305円の値上げと言うことになります。
カンタス・タイ国際航空・スカンジナビア航空も運賃値上げ
さらに同じように燃油サーチャージを別枠で導入していない「カンタス航空」も、航空券価格を引き上げを発表。
「タイ国際航空」は、燃油サーチャージは導入しているが、燃油サーチャージの上限はタイ民間航空局との協議が必要なため、まずは航空券価格の調整を実施し、10~15%程度、値上げ。
「スカンジナビア航空」も、航空券価格の引き上げを実施した模様。
それでも日本発旅程よりも安いのが謎
ここまで原油が高くなり、一向に中東情勢が落ち着く気配がないので、理解ができなくもない。
ただ…
解せない部分もある。
例えば、一気に2倍以上になる「キャセイパシフィック航空」。
香港発旅程の日本便は、142香港ドルが290香港ドルになる。
日本円にすると約5,915円。
日本発旅程の香港便だと現状は、8,000円。
それが4月1日以降は値下げになり、6,900円。
つまり値上げになっても、値下げになる日本発便よりも安い。
「香港航空」も同様で、香港発旅程は値上げされて、約4,324円。
日本発旅程は、変更なしで7,000円。
香港発旅程の燃油サーチャージが値上げになっても、日本発旅程の燃油サーチャージの方が、全然、高いどころか、まだかなりの差額がある。
どれだけ…
日本発旅程の燃油サーチャージが高いのか…と言う話になる。
まぁ、逆に「JAL」の場合、日本発旅程の方が燃油サーチャージは安くなることが一般的なので、一概に…とは言えないですが、それでもこの差額はちょっとありすぎだろ…と言う気がしてしまうし、例えば香港でみると、「JAL」だと7,400円。
やっぱ高いんですよね、他の航空会社と比べても基本的には。
5月末までの発券が必須になりそう
ただ幸いなことに日本発の旅程に関しては、基本的に4月1日発券分からの改定になる。
さらにタイミング的にもギリギリ、今回の改定には間に合ったと言うことで、5月末日までは、比較的、安価な燃油サーチャージが適用されることになる。
恐らく、現状のままで行けば、6月1日改定分では大きく値上げになる公算が高い。
なので、この5月末までに当面の航空券の手配を終えてしまえば、問題ないと言うことになる(燃油サーチャージが設定されていなくて、航空券の価格に含まれている航空会社は、そう言う対策は不可能ですが)。
あと気になるのは、特典航空券。
ここまで値上げされると、特典航空券だと燃油サーチャージが不要な航空会社のおトクさが、より際立つことになります。
ただ…
さすがにここまで原油価格が高騰すると、それもいつまで維持されるのだろう…と言う気にはなりますね。






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