関空8日~国際線再開・復旧スケジュールも!でも、このままでいいの?関西3空港問題

関空国内線就航航空会社の運航対応状況

先日の台風で被害を受けた関空。

7日から冠水しなかったB滑走路と第2ターミナルを使用して国内線で一部、運航を再開しました。

具体的に見ると、国内線に就航している各航空会社の対応は、以下の通り。

■ANA
通常時、国内線34便運航→9日までの全便欠航を決定済み

■JAL
通常時、国内線12便運航→7日は羽田線2便を運航

■スターフライヤー
通常時、10便運航→9日まで全便欠航を決定

■ジェットスタージャパン
通常時、14便運航→7日まで全便欠航を決定(再開未発表)

■ピーチ
通常時、最大62便運航→7日は17便を運航再開
8日から一部国際線運航再開。

[amazonjs asin=”B019GNUT0C” locale=”JP” title=”Anker PowerCore 10000 (10000mAh 最小最軽量 大容量 モバイルバッテリー) iPhone&Android対応 *2018年8月時点 (ブラック)”]

8日から国際線も一部で運航再開!

運航再開初日となった7日は、ピーチが関空発で仙台・新潟・長崎・成田・那覇・鹿児島の各1便ずつと、関空着便で成田・福岡・仙台の各2便ずつと釧路・新潟・長崎・鹿児島・那覇の各1便ずつ。

JALは羽田線を1往復で運航。

8日からの国際線運航再開では、ピーチが、関空発で仁川(2便)・釜山・台北・香港(2便)・上海便を。関空着便で仁川・釜山・台北(2便)・香港便を運航予定とのコト。

因みに、7日の再開初便となったのは、ピーチの新潟線だったが、定員180名に対して、乗客は35名と言う状態だったとのコト。

懸念となっているアクセス手段だが、タンカーが衝突した連絡橋は、対面通行で運航が可能になり、日根野・泉佐野駅前から関空に向けての臨時シャトルバスの運行が行われた。

関空会社が発表しているスケジュールでは、日根野発(始発6:10)が1時間に1本、泉佐野発(始発6:30)は日根野発の経由便を含めて、22:00までの1日44本が用意された。

こちらは航空機利用客と空港関係者のみが利用出来るとされ、第1ターミナル行きと第1ターミナルを経由して第2ターミナルへと向かうダイヤが組まれ、この他に第1ターミナルと第2ターミナルとを結ぶシャトルバスが運行されたとのコト。

因みに、7日は午前8時前に空港行きの臨時シャトルバスに並んだとしても、空港まで1時間程度は掛かったと言う話も上がっていますし、約50人程度が乗れるバスは常時満席が続いたと言うので、今後、利用される方は、やっぱりアクセス面は要注意です。

第2ターミナル内には、合計で8店舗、お店が入っていますが、コンビニなど6店舗が午前10時から営業を再開しているとのコトで、ひとまずは、空港に辿り着ければ、スムーズに事が運ぶのかと。



関空、完全復旧へのスケジュール

今後のスケジュールとしては、

9月8日~:国際線の一部運航再開を関空会社が発表
~9月15日ぐらい:1週間以内に第1ターミナルの再開を関空会社が発表
9月中旬:第1ターミナルのA滑走路の暫定運用再開を国交省が会見で発表
~9月20日前後:連絡橋の復旧時期を確定
10月初頭:アクセス鉄道の再開は約1ヶ月後程度と国交省が会見で発表

完全復旧までの足取りはまだまだ見えてこない中、大阪府は近隣の伊丹空港や神戸空港への国際線の受け入れを求めており、良しい国土交通大臣は、「体制が必要で、地元関係者と調整を進めている」とし、本格的な復旧に向け、政府の総力を挙げて取り組むとしています。

3空港あるのだから、再度、役割を分担してリスクヘッジすべき?

個人的には、この際だからそこまで復旧を急がずに、安全性を高めてから…と言いたい側面はある。

ただ、物流や経済を考えると、そうも行かない部分もあるのが、実際の所だろう。

それでもやっぱり、少なくとも国内線の運航再開を急ぐ意味は、そこまでナイ様にも思える。

と言うのも、関西には伊丹空港も神戸空港もあるからだ。

もちろん、関係各所や地元との合意がなければ、発着枠の拡大と言うのは難しい部分はあるし、そもそもピーチやジェットスター、スターフライヤーは伊丹にも神戸にも就航していないので、実際、関空の復旧を遅らせるとなると、結局、JALとANAしか対応が出来なくなるのも事実。

でも、やっぱり国内線で関空復旧を急ぐ意味合いが何処まであったのだろう…とは。

ただ国際線を伊丹や神戸空港で運航すると言うのも、少し非現実的な話。

CIQがナイと言うのは前提だけれども、その他にも、まず伊丹は発着枠に限りがある(それでも昼間は余裕があるけれど)。

神戸空港に関しては2,500メートルと言う滑走路の長さ自体が、国際線の運用となると問題が生じてくる(近距離のアジア路線なら対応可能だと思うが)。

神戸空港の1日30枠と言う発着枠も、そろそろ再考すべきだと思うし、この際、関西3空港問題を再度、考え直すきっかけにすべきじゃないかとも。

個人的には、再国際化した際の羽田の様な、ソウル(金浦)・台北(松山)・北京・上海(虹橋)ぐらいは伊丹から飛ばしても問題ない様に思うんですけれどもね。

ただ伊丹はリニューアル工事が進んでいる中で、工事が完成すると、利用客の動線がすっきりするのに、また国際線用に何かを作ると言うのもどうなのかな…とは思いますが。

神戸空港に関しては、今の倍ぐらいまで発着枠を増やすコトが出来ないモノなんでしょうかね。

こちらも市街地に近くて便利な空港なだけに、もったいない状態ですし。

ってか、日本で唯一の近接エリアに3つの運用空港がある関西。
折角なので、もっと生かすべきですし、それが利用者にもリスクヘッジにも繋がると思うのですがね。



ただそれでもこの短期間の間に、復旧したと言うのは、やっぱり凄い話なんだと思う。

関係している全ての人の踏ん張りがなければ、この短期間での運航再開はなかっただろうから。

まだまだ完全復旧に向けて動き始めたところ。
でも、単に「復旧しました」で終わらせず、次に繋げて貰いたいとも。

「関空水没」にまつわる記事はコチラもチェック!






Sponsored Link



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください