Go Toミニ版?地域観光支援で最大7,000円支援!
観光庁は、現在、全国的に休止されている「Go To トラベル」事業が再開になるまでの間、「地域観光事業支援」として同一都道府県内への旅行割引を支援する事業を開始させるコトを発表しています。
予算規模は、約3,000億円。
現時点で明らかになっている情報としては、以下の通り。
対象者|同一都道府県内への旅行を行なう人
対象都道府県|ステージ2相当以下の都道府県
支援内容|
・1人1泊あたり5,000円を上限とした都道府県への補助金交付
・旅行業者などへは割引支援/クーポン券などの付与を実施
・旅行者へは割引価格での販売を実施
期間|2021年4月1日以降
1人1泊あたり5,000円が上限で、商品代金の50%が上限。
日帰り旅行の場合は、1人あたりが5,000円/商品代金の50%が上限になるとのコト。
地域限定で旅行期間中に使用可能なクーポン券などを配布する場合は、1人1泊あたり2,000円を上限に支援が追加されるとのコト。
つまりは、最大7,000円の補助と言うコトでしょうかね。
まぁ、「Go To トラベル」の県内版と言う感じですね。
で、肝心なのは、“居住地と同一都道府県内”と言うコト。
また国からの補助金交付は、都道府県に対してと言う点。
つまりは都道府県でも差異が出て来る可能性があると言う点ですね。
さらに2021年4月1日からのスタートにはなっていますが、“準備が整った都道府県から開始”と言う点も、ちょっとポイントかも知れませんね。
ステージ2が重要な指標
本家の「Go To トラベル」事業は、G.Wまでの再開が困難だと政府から発言がある状態。
で、このミニ版「Go To」は当面、5月31日宿泊分までが有効(6月1日チェックアウト)。
全国版の「Go To トラベル」が仮に再開されるとしても、この後になるのかな?と言う感じがしてしまいますね。
“ステージ2”以下が対象と言うコトですが、改めて、このステージ2と言うのは、こう言う区分。
ステージ数 | 内容 | 概要 |
ステージ1 | 感染ゼロ・散発段階 | 感染者が散発的に発生 |
ステージ2 | 感染漸増段階 | 感染者が徐々に増加 医療提供体制への負荷が蓄積 |
ステージ3 | 感染急増段階 | 感染者数が急増 医療提供体制に支障 |
ステージ4 | 感染爆発段階 | 爆発的な感染拡大が発生 医療提供体制が機能不全 |
現時点で、指標的にステージ2を越えそうなのが、
・宮城県
・山形県
・埼玉県
・千葉県
・東京都
・神奈川県
・大阪府
・兵庫県
・福岡県
と言った府県だと思われます。指標的にビミョーで、予断を許さないのが、
・岐阜県
・愛知県
・京都府
の2県1府でしょうか。
この辺りは、確実に…とは言い切れないですし、山形県などは感染者が急増して、病床使用率が上がっていますが、それ以外の指標的にはステージ2と言う感じもしますが…
今、やるべきなのか?
1人あたり最大で7,000円が割引になる可能性がある、今回の政策。
個人的には、このタイミングで必要か?と言う気はします。
いくら県内版と言っても、これからG.Wを控える中で、旅行に出やすくなる季節であり、それを助長する必要があるのかな?と。
旅行に出る人は、こうした割引がなかったとしても出掛けるでしょうし、わざわざ繁忙期を含む時期にやらなくても…と。
で、それは「Go To トラベル」を再開する際にも各種、言われていた意見ですし、前にもこのブログで書いたりしていましたが。
今回は県内版と言うコトで、確かに縮小はしているけれども、大枠や考え方は何1つ変わっていない。
と言うか、仮に行なうのであれば、“旅に出るコトは、コロナを助長するモノではナイ”としっかりと打ち出しての政策であるべきのようにも思います。
確かに出掛けると言う行為を行なうだけ、コロナリスクは高くなりますが、そこまで過度にコロナリスクが高いとも思えないですしね、しっかりと対策を行なっていれば。
またコロナ禍での旅のスタイルに合わせた政策であるべき様にも。
おひとり様。
少人数。
個食・部屋食。
このコロナ禍でもやれるべきコトはあるハズで、そうした流れを取り込んでいる観光業者限定にしても良いようにも…
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