ネットマイル・すぐたまが1円で身売り!

たった1円で買収されるネットマイル

ボクの中でマイルって、あくまでも“海外”向けで利用すると言うのがメインで、あまり国内での利用を考えていないのですが(でも実際は、国内線の方が航空券の単価が高いので、お得なんだとは思うけれど)、そのお陰で最近、日常生活でもマイル熱が下がっている感じがチラホラ。

いや、ボクの場合、そこまでバーンッと一気に貯められる訳じゃなく、あくまでもコツコツと貯めているだけなので、大差はないんですけれどもね。

そんな状態ですが、マイルに繋がるポイントサイトも同様に、熱が下がっていたり。

で、そのポイントサイトを運営している「INMホールディングス」が、「ウィルズ」を買収するコトを、少し前に発表していました。

「INMホールディングス」が、子会社のネットマイルとビットマイルを2020年10月1日付で吸収・合併し、その後、「ウィルズ」が株式を取得するとのコト。

で、買収価格が1円。

 

1円です。

そもそも「INMホールディングス」が運営しているサイトは、「ネットマイル」や「すぐたま」。

経営不振が噂されており、特に2019年12月頃はひどかった。

交換先であるドットマネーは在庫切れ。

Gポイントも在庫切れ。
プリンスポイントも交換先削除。
kyashも交換先削除。

プリンスポイントとkyashはリンクが削除されていただけで、直リンクをたどれば、交換が可能でしたが、LINEポイント・nanacoポイントなどの他の主要ポイントへの交換も在庫切れ状態が続き、一気に経営不振による交換制限の噂が広まりました。

一応、後日に交換先は再開され、公式に経営不振を否定(当たり前だけれど)しましたが、やっぱり再開後も在庫は不安定な状況が時々、見られていました。

ポイントサイトと言うのは、過去にも倒産事例がありますが、仮に倒産してしまうとユーザー側にできるコトはナイに等しいのが、現状。

別に預託金を積んでいる訳でもないですしね。

なので、あくまでも経営状態の良いポイントサイトを選ぶと言うのは、鉄則だったりする訳で、この一斉の在庫切れと言うのは、致命的だった感じ。

相乗効果はあるのか?

「ネットマイル」は業界でも古参でしたし、プリンスポイントへの交換ルートがあるコトでも知られていたのですが、昔はブログを書いてネットマイルが貰えると言った時代もあったりして、利用していたのですが、こうした経営不振の噂が出た瞬間、引き出しましたよね、やっぱり。

で、実際にはどうだったのかと言えば、2020年3月期の「INMホールディングス」の業績は、こんな感じ。

売上高…8,900万円
営業利益…900万円
最終利益…800万円

2018年3月期は4,200万円の最終損失で、2019年3月期は300万円の最終利益。

なので、少しずつではありますが、回復基調だったのは間違いないのですが、業績は低迷していたと言うのも、事実でしょうね。

この利益では何かがあった場合、吹っ飛ぶ感じですから。

買収金額が1円と言うところを見ても、やっぱり低迷していると判断されたのでしょう。

で、買収先の「ウィルズ」。

“プレミアム優待倶楽部”が主力事業で、機関投資家マーケティングプラットフォームの“IR-navi”なども持っている会社。

設立は2004年10月で、東証マザーズ上場を果たしている企業。

どうしてこの会社が、「ネットマイル」「すぐたま」を買収したのか。

「ウィルズ」が行っている“プレミアム優待倶楽部PORTAL”は他社の株主優待ポイントを“WILLsCoin”で合算できるサービスがあり、この辺りでの連携が期待できるのでしょうね。

そのために、「ネットマイル」が持つ会員規模と言うのが、狙いなのでしょう。

ま、ポイ活にかなり力を入れている層って、実は案外、所得水準、高いですから、潜在的な個人投資家層でもありますからね。

それに向かって1円で買収できると言うのは、お得感はありますよね、きっと。

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で、実際に、どう変わって行くのかは定かではないけれど、ひとまず今までよりは経営的に安定する可能性があるのは、悪い話じゃないよね、きっと…

プリンスポイントへの交換以外に、どれだけの独自性を設けられるか。
知名度はあるサイトなだけに、ここらでちゃんとテコ入れして立て直して貰いたい気はするんだけれど、個人的には、「ネットマイル」と「すぐたま」に分かれた構成を、まず何とかして貰いたい気はします。

別にめちゃくちゃ不便ではないけれどね。

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